LOVE CYCLIST

Cycling & Fashion Journal for Road Cyclists

完全栄養食「BASE PASTA」はサイクリストの食事を変えるかもしれない

 

BASE PASTAサイクリストにとってトレーニングと同じくらい重要なのが食事。体づくりの基本となる栄養素は、サプリやプロテインではなく普段の食事から摂取することが最も効果的だと言われています*。
しかし毎回必要な栄養素を計算しながら、調理したり外食でメニューを選んだりするのは、忙しいウィークエンドサイクリストにとっては非常に手間のかかることだと思います。

そこで、バランスよく栄養素を摂取する選択肢のひとつとして、人が生きる上で必要な栄養素がすべて入った「完全栄養食」というものがあります。理論上はこれだけ食べていればほかの食事を摂る必要がないと言われているものですが、従来は流動食のような味気のないものが主流でした。

そんな中、今年2月に世界で初めてパスタタイプの完全栄養食「BASE PASTA(ベースパスタ)」が日本で発売されました。
発売後しばらく在庫切れの状態が続いたほど人気のパスタで、個人的にも何度かリピート購入しています。そこで、栄養バランスを考えトレーニング効率を最大化したいサイクリストのために、BASE PASTAがどのようなものかレポートしたいと思います。

*ロードバイクトレーニングの科学 洋泉社ムック(2016)

 

1. BASE PASTAとは

BASE PASTAは、もともとはクラウドファンディングMakuakeで資金集めをして商品化した製品で、ベースフード株式会社が販売しています。

主な特徴

BASE PASTAには、厚生労働省が定めた基準に従い、1食に必要な31種の栄養素が全て含まれています。
http://basefood.co.jp/

小麦全粒粉・チアシード・ビール酵母などの食材が練り込まれた生パスタ
・1食に必要な31種の栄養素を全て含む
・同じ量のパスタと比較して糖質50%OFF
・茹で時間わずか2分

BASE PASTA表面生パスタが真空パックに入っています。1パック145gとボリュームは充分。

BASE PASTA裏面

素材は全粒粉がベースになったオーガニックな原料に各栄養素が練り込まれています。
そして栄養成分表示を見るだけですごい満足感(子どものころコーンフレークのパッケージに書いてある同じような栄養表示を見て「これだけ食べてれば生きてけるやん」と思っていた)。

 

2. BASE PASTAの調理方法

BASE PASTAを調理するときはあまり深く考える必要はなく、普通のパスタと同様に茹でて味付けするだけ
茹で時間が短いのがとてもよく、サイクリングから帰ってきて疲れていても、5〜10分で全栄養が補給できる食事を作ることができます。

BASE PASTA茹で中茹で汁を見るとかなり色が付いています。栄養素は茹でて溶け出ても必要な量が残るように含まれているとのこと。
※関係ありませんが写真のサンクラフト製パスタトングがめちゃめちゃ使いやすいです。安いしパスタ料理をよく作る人におすすめ。

BASE PASTAにおすすめの味付け方法

パスタのベーシックな味付けはオイル系・トマト系・クリーム系とありますが、BASE PASTA自体は少し苦味があるので、クリーム系は甘みと苦味がぶつかってあまり良い味付けになりませんでした。
そのかわり、オイル系とトマト系との相性はとても良いです。

調理例① パスタ・ビアンカ

BASE PASTA調理例1

  • ・BASE PASTA … 1袋
    ・塩、オリーブオイル … 適量
    ・お好みでミニトマト、レタスなど

オリーブオイルと塩をかけるだけの超時短完全栄養食。味が単調になってしまうので、少し野菜などの具材があった方が良いです。

調理例② ボロネーゼ

BASE PASTA調理例2

・BASE PASTA … 1袋
・ミートソース … 1食分

ミートソースをかけるだけの超時短完全栄養食。パスタの苦味をミートソースがうまく調和してくれるのでとても美味しい。個人的にはトマト系ソースとの相性が一番良いと思います。

 

3. BASE PASTAは美味しいか?

味については、まずBASE PASTAは普通のパスタではないということを念頭に入れ、その上で味付けを考えればとても美味しくいただくことができます。
完全栄養食とはいえ、食事であるからには美味しいと思えないと続けることは難しいので、調理する上で知っておくべきと感じた部分をお伝えします。

苦味のあるパスタ

蕎麦のような苦味があります。オーガニック系の飲食店にある全粒粉パスタに近いと感じました。

ぷちぷちした食感

チアシードが入っているので噛むとぷちぷちした食感がします。

味付けは自由

塩分がほぼ入っていないため、塩分摂取量をそれほど気にする必要はなく、味付けは自由にできます。

麺が太いのでペンネ用のソースが合う

ペンネ用の濃いめのソースが合います。ただし、クリームソースは甘いので、麺の苦味とぶつかり合ってあまり調和しないと思いました。

腹持ちがスゴくいい

カロリーが少ないのに腹持ちが良く、しばらく何も食べる気がおきなくなります。おそらくタンパク質と食物繊維が豊富なので消化に時間がかかるからだと思います。そのためダイエット食としても使えそう。

 

BASE PASTAを購入する

ベースフード 完全栄養パスタ BASE PASTA 145g(Amazon)

価格は1袋¥650。5袋セットで買えば1袋あたり¥546になる割引が適用されます。

これに市販のソースなどをからめると、1食でだいたい¥650〜¥700くらいと、自炊するにしては1食あたりの単価が高く感じますが、

・いちいちレシピを考えなくて良い
・5〜10分で調理が完了する
・しかもすべての栄養素が補完される

という点を考えると、外食するよりははるかに時間とお金の節約になります。栄養価も高いので、この価格は適正と考えることができます。

また、BASE FOODサイトで定期購入した場合は、購入数に応じて割引率が高くなるので(最大で1食あたり¥470)、試してみて気に入ったらこちらから直接購入する方がお得になります。

* * *

Appendix: サイクリストにとってのパスタ

参考に、パスタとサイクリストの関係について。パスタは多くのプロレーサーがレース前後に大量に摂取する食事のひとつです。各種トレーニング関連書籍にもパスタについていくつか言及されています。

サイクリストの定番は、やはりパスタです。長距離の練習やレースの前はパスタを大量に食べます

– 栗村修(2012). 栗村修のかなり本気のロードバイクトレーニング 162 洋泉社

典型的な1日の食事は、朝食にシリアル、トースト、オレンジジュース、小腹がすいたらベーグルを1個食べ、ランチはベイクド・ポテトと付け合せの野菜、おやつにスポーツバーかプレッチェルを数個、夕食にパスタとパンといったところでしょう。

– ジョー・フリール(2013). サイクリスト・トレーニング・バイブル 351 OVER LANDER

選手たちはステージが終わるとすぐに炭水化物を補給する。ゴールして30分以内にベークドポテトかボイルしたポテト、パスタ、ライス、またはミュースリー(原文ママ)などのシリアルを摂る。

– ランス・アームストロング/クリス・カーマイケル(2002). ミラクルトレーニング 150 未知谷

パスタはサイクリストと切り離せない存在。BASE PASTAは普通のパスタに各栄養素を上乗せした上位互換タイプとしてこれからの食事を変えていくきっかけになるかもしれません。

ベースフード 完全栄養パスタ BASE PASTA 145g