2017年下半期のサイクリングを支えてくれたお気に入りアイテム7選

2017下期ベストプロダクト

機材を買うときに重要な指標は、“どれだけ新たな体験ができるか”という点。
その機材を所有することで、ロードサイクリング自体の体験がどの程度違ってくるかという変化の度合いが投資判断の目安になります。だからひとつひとつモノを選ぶときは、それを所有した後の自分を具体的に想像できるまで下調べをした上で判断を下します。

2017年ももうすぐ終わり。上半期のお気に入りアイテム集に続き、下半期で個人的に購入したものの中から、投資判断に間違いがなかった選りすぐりのお気に入りアイテム7つを紹介します。

Tacx – NEO smart

Tacx Smart Neo

最も静音性の高いダイレクトドライブ式スマートトレーナー。
スマートトレーナーはコースやトレーニング内容に応じて負荷が自動的に変わるので、通常のローラー台よりも実際のコースを走っている感覚に近くなって、Zwiftを使った室内トレーニングがかなり楽しいものに変わります。

Tacx NEO Smartは振動も騒音もとても少なく、集合住宅に住むサイクリストには文句なしにおすすめ。足を折りたたむとかなりコンパクトになるのもこれを選択したポイントです。
終わったあとすぐにお風呂に入るのが至福。

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Zwiftができるローラー台を探している方はこちら

Astute – Skylite VT

Astvte サドル

サドル沼というほど頻繁に替えているわけではありませんが、僕もやはり自分のお尻が好む形にたどり着くのに時間がかかっています(今回は3つ目)。
従来San Marcoのラウンドタイプのものを使っていましたが、ハイケイデンスで長時間回していると足の痺れを感じるのが悩みでした。そこで(手前味噌的ですが)サドルの選び方ガイドに則って、フラット・穴あきタイプに交換。

フラットタイプは前後移動がしやすく、特定の部位を圧迫することがなくなるため、従来よりも長時間ライドで違和感が出ることがほとんどなくなりました。
またAstuteは今っぽい洗練されたデザインなので、エアロフレームにとてもマッチします。

サドルだけは自分が使っているものを誰にでもおすすめするということは出来ませんが、ラウンドタイプで悩みを抱えているサイクリストは試してみる価値はあると思います。

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xplova –  Bike Tie スマホホルダー

xplova biketie

安定性の高いスマホホルダーで、エアロハンドルにもちゃんと付くのがポイントです。ライド中にはぐれた仲間との連絡やグルメライドのルートガイドなどに使い、バックポケットから都度取り出すよりも、手元ですぐ操作できるので格段に便利。
値段もそれほど高くないので、もっと早く導入すれば良かったと後悔したもののひとつです。

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KSCAT – 骨伝導ヘッドホン

骨伝導ヘッドホン

ときどきソロでどうしようもなく遠出をしたくなることがあり(たぶん社会に疲れているのだ)、そのときに淡々とした平坦を盛り上げるために使うようになったヘッドホン。もちろん骨伝導なので外部の音もちゃんと聞こえます。音質はまあまあ。

BikeTieに取り付けたスマホから気分に応じて曲を変えられるので、テンション上げたい→ロックやポップ、疲れてきた→ピアノ曲、アブッ!アブッ!→弱ペダサントラなど、ロングソロライドの濃淡を聴覚から彩ることが可能。

でも峠を登りきったあとは、自然の音に耳を澄まして心を癒やすのです。

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MAAP – Chaos All Weather Jacket

MAAP Chaos All Weather Jersey

全天候型ジャケットは昨年のモデルですが、ずっと公式ラインナップに残っているので人気ウェアのようです。ずっと気になっていて、1年越しにblackfridayを機に購入。シックなデザインがやっぱり超格好良いです。

素材はかなり薄手で最初大丈夫かと思いますが、走ってみると風を通さないのでライド中とても暖かく、さらに動きやすさが一級。一般的にジャケットはごわつきやすいですが、これはとてもスマート。コールドギアのような長袖インナーとこのジャケットだけで平地0℃近くまで対応しています。

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Arundel – Mandibleボトルケージ

Adundel ボトルケージ

ずっと後回しにしていた機材アップグレードがボトルケージのカーボン化。使い心地とデザインが両立するものになかなか出会えなくて、ずっとプラ製のものを使っていましたが、色々なメーカーを比較してアランデルに決めました。主張の抑えめな形と艶やかなブラックが美しいのです。

ボトルケージはホールド力が強すぎると取り出しにくくボトルのプリントも剥がれてしまいますが、その点アランデルは適切なホールド力で大満足。2個付けで使用しています。

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FUJIFILM – X70

Fujifilm X70

「ライドで持ち運べるカメラのサイズには限界がある。でもスマホ以上に良い画を撮りたい。」──そう思ったとき、多くのサイクリストが見出す答えが、“ハイエンドコンデジ”です。よく候補に挙がるのは、多機能なSONY「RX100M3」や単焦点のRICOH「GRⅡ」などありますが、それらと比較して最終的に僕が選んだのはフジフィルムの「X70」。

アナログなデザインと操作感、APS-Cセンサーによる明るく柔らかい色味の写真、ボケを表現しやすい単焦点、そしてバックポケットに入るサイズ感など、求めているものがひとつに収まった至高のスナップシューター。撮ったその場でスマホ転送できるので、仲間にもすぐシェアできます。

昨年モデルですでに廃盤ですが、人気なので中古でもほとんど値が下がりません。

※この記事のほかのアイテムの写真はX70を使用。

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ロードバイクと直接関係はありませんが、最後のX70は本当に良いカメラです。iPhoneのカメラではできない柔らかさ・明るさ・ボケの表現ができ、コートのポケットに入れて普段使いもできるので、ちょっとした散歩で目に写ったままを瞬時に切り取るのにも最適。一眼を持ち運ぶよりも撮る頻度が上がります(軽いは正義)。サイクリングだけでなく、家族や友人と過ごす時間を豊かな表現で残すことができるようになりました。

来年も今までにない世界が開くことを求めて、周囲のアイテムをできる範囲でアップデートしていきたいと思います。

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