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Cycling & Fashion Journal for Road Cyclists

ロードバイク購入前に必要な4つの「超」基礎知識

ロードバイクに興味が湧いて、どんなものがあるか見てみようと大型ショップに行くと、色んなメーカーの様々な車種が置いてあります。値段も10万円台のものから50万以上もするものまでとても価格幅が広く、一体何が違うのか、値段の違いがどこまで走りに影響しているか最初はわかりづらいのが悩ましいところ。

そこでショップに行く前の手引きとして、購入前に読んでおけばお店でのロードバイク選びに役立つ情報を4つの観点から網羅していきます。ぜひこの記事を読んでからショップに行ってみてください。

 

1. 完成車とフレームセットの違いを知る

ロードバイクを買うとき、パーツが全部揃ったものを買うか、自分でパーツを選んで組み立てるかの2通り選択肢があります。
完成車とフレームセット

完成車とは

フレーム・ホイール・コンポーネント・サドルなど、走行に必要なパーツが一通り揃った状態で、完成車を買えばそのまま走ることができます(ペダルだけは別売)。セット売りなのでコスパが高く初めてのロードバイクにはおすすめです。

フレームセットとは

フレームとフロントフォークが一緒になったものをフレームセットと言い、ホイール・サドル・タイヤ・コンポーネントなど、必要な残りのパーツは全部自分で選んでショップで組み立ててもらうもの(あるいは自分で組む)。パーツやメンテンナンスに関する深い知識が必要なので、ある程度乗り込んで2台目が欲しくなってからの方がおすすめです。

最初は予算も限られてくるので、完成車を探すのが基本です。あとからパーツのグレードアップもできるので、まずは完成車の状態でロードバイクに慣れていきましょう。

 

2. フレームの素材を知る

ロードバイクの素材は大きくアルミ・カーボン・クロモリの3つに分けられます。
ロードバイクの素材違い

アルミ

アルミのバイクは乗り心地が比較的硬いが、強度があり反応が素直なので初心者でも取り扱いやすい。少し重いのが難点だが、安価なのでエントリー向けのロードバイクに使われている。

カーボン

カーボンは炭素繊維から成る強度のある高級素材。アルミより軽量で振動吸収性が高い上、自由に成型できるため剛性の高いモデルや柔らかいモデルなどさまざまな用途に使われる。フロントフォークだけカーボン製にしているモデルも多い。基本頑丈だが、一点にかかる衝撃には弱いため、取り扱いには注意が必要。

クロモリ

鉄をベースにした合金で、アルミより重いがしなやかで乗り心地が良い。耐久性の高さや寿命の長さがメリット。フレームが細く見た目がクラシカルなので、街乗りでファッションとして乗っている人が多い。中目黒系。

本気で乗りこなしたいなら予算に応じてアルミかカーボン、ファッションとしてクラシカルな外観を求めるならクロモリという傾向がありますが、身も蓋もない言い方をすれば最終的には見た目の好みで判断するのが1番だったりします。

 

3. コンポーネントを知る

コンポーネントとは?

コンポーネントは、ロードバイクの駆動や制御に関わる部品一式を表す言葉。簡単に言えば、ブレーキまわりや変速機まわりの部品をまとめてコンポーネント(略してコンポ)と言います。

コンポは性能レベルによってグレード分けされているので、ロードバイクを選ぶときはコンポのグレードを知っておくと、自分が気に入ったバイクのコンポがどのレベルのものなのかがわかります。

主なコンポーネントメーカー

Shimano(シマノ)

シマノコンポネントシマノのコンポは世界シェアの8割以上を占めており、日本製というブランド力のもと品質・価格のバランスが良い部品群です。そのため最初はほとんどの人がシマノ製のコンポが装備された完成車を購入します。

Campagnolo(カンパニョーロ)

カンパニョーロコンポネントカンパはイタリアの老舗メーカーで、現在では世界シェアは低いものの、日本においてはその造形美やブランド力から一定層のファンが付いています。ただしシマノと比較すると高価なので最初から選ぶ人はお金に余裕のあるごくわずか。

Shimanoのコンポ一覧

カンパニョーロは一旦置いておいて、とりあえずはシマノ製のコンポを覚えておけば、完成車を選ぶときにグレードがわかって楽しくなります。後輪のギア枚数がグレードの目安。

ギア枚数 コンポーネント名 イメージ
11 Dura-Ace(デュラエース) プロ/趣味の頂点
Ultegra(アルテグラ) セミプロ
105(イチマルゴ) 本気の入り口
10 Tiagra(ティアグラ) ポタリング
9 Sora(ソラ) 街乗り
8 Claris(クラリス) クロスバイク
  • ・上位グレードであるほど、変速性能・ブレーキ性能・耐久性が向上し、重量も軽量化されます。
  • ・予算が許せば105以上がおすすめ。ギアが11枚になるので、状況に合わせた細かい変速ができます。
  • ・デュラエースとアルテグラにはDi2(Digital Integrated Intelligence)という電動で変速できるコンポーネントもあります。電動コンポの変速はスムーズで気持ちいいですが、高級品なのでいずれのお楽しみにとっておきましょう。

 

4. 価格による違いを把握する

ここまで頭に入ったら、あとは欲しいコンポのグレードや予算に合ったロードバイクを探すだけです。

完成車はどのメーカーでも価格帯ごとに素材やグレードがある程度決まってくるので、以下の表を元に自分に適した価格帯を見つけてください。

▼素材・コンポーネント別の価格帯

価格帯 アルミロード カーボンロード
〜¥100,000 Claris
¥100,000〜¥150,000 Sora/Tiagra
¥150,000〜¥200,000 105 Sora/Tiagra
¥200,000〜¥250,000 Ultegra Tiagra/105
¥250,000〜¥300,000   105/Ultegra

たとえば、アルミで105のロードバイクが欲しいと思ったら、15万以上が予算の目安になります。

また完成車のほかに、ペダルやヘルメットなどの付属品が別途必要になってきます。そのため初期コストは完成車価格+3〜5万円程度になると考えてください。

参考記事:ロードバイク購入時の必須アイテム10選

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最低限これだけ知っておけば、お店で見るロードバイクが自分の判断で比較できるようになります。はじめてのロードバイク探し、楽しんでくださいね。

↓ロードバイクが初めての方は、こちらでそのほかの基礎知識も体系的にチェックできます。ロードバイク初心者教室