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【電動/機械式どちらを選ぶべきか?】コンポーネント比較購入ガイド2

 

電動か機械式かコンポメーカーの比較を行った前記事から引き続きコンポネント換装のための情報整理です。
今回は機械式コンポと電動コンポのメリット/デメリット比較を複数の観点から行います。
※電動コンポはDura-Ace Di2を試走の上での比較です。各コンポの重量や価格などは前記事を参照ください。

 

電動と機械式の比較

1. 変速性能

変速性能電動コンポの変速で大きく変わるのは2点あります。

1. クリックのストローク幅が少ない
2. フロント/リアともに変速がしっかり決まる

ストローク幅が少ない=指先に少し力を込めるだけでカチッとギアが切り替わるので、非常に変速が楽になります。機械式はワイヤーを引っ張っている感覚がありますが、電動は完全にスイッチを押している感覚です。
特にフロント変速がクリックだけでできるようになるので、フロントギアの使い分けが機械式と比べて頻繁にできるようになると思います。

こういった特性から、クリテリウムレースのようにコース内で速度域が頻繁に変わるような場合は、電動だとストレスなくできるだろうと試走してみて実感できました。今泉くんはギアを細かく変速してペース配分を最適化できるように電動コンポを取り入れましたが、まさにそういった使い方が楽にできるようになります。

電動を試したあとに機械式を触ると、ストローク幅が大きかったり指先に力を入れる必要がある点にストレスを感じます。

電動の変速は別次元

 

2. 重量

重量電動はパワーユニットなど電力系統のパーツが必要になるため、同一グレードで比較すると機械式より100g前後重くなります
そのため、クライマーのように1g単位で車体の軽量化を目指している場合は機械式のほうが分があります。

軽量化が優先の場合は機械式

 

3. 価格

価格電動コンポの一番のデメリットはその値段の高さです。上位グレードだと機械式よりも10万円以上跳ね上がるので、変速性能の高さだけでその価格差に投資する必要があるかどうかは判断に迷うところです。

ただ一番安いUltegraのDi2はほかの上位グレードの機械式コンポよりも安く入手できることもあって、電動は以前と比べて現実的な選択肢になっています(変速性能はDura-Ace Di2より落ちるがアマチュアレベルではまったく問題ない範囲)。

価格は機械式優位だが、Ultegra Di2ならお求めやすい

 

4. メンテナンス性

メンテナンス性機械式の場合はワイヤーで変速をするため、ワイヤーが伸びてきた場合は変速調整を行ったりワイヤー交換が必要になってきます。
逆に電動は一度セッティングをしてしまえば、落車などでクラッシュしない限り同じ変速コンディションで走る続けることができます。防水にもなっているので、電力系統部分のパーツが雨に濡れることを心配する必要もありません。

電動のバッテリー充電が面倒に感じますが、1度充電すれば1000〜2000km走行できるので、週末サイクリストは2ヶ月に1回程度で済むということがわかります。

電動はメンテナンスがかなり楽

 

どちらがベストな選択なのか?

電動/機械式のメリットをまとめると以下のようになります。

電動のメリット

・正確で疲れない変速
・メンテナンスフリー

機械式のメリット

・重量が軽い
・価格が安い

これを踏まえて最終的にはどちらを選ぶかは乗り方に応じた判断になりますが、機械式を充分に使い続けてその変速性能に限界を感じていたり、新しい次元の走りに向かいたい場合は、電動は良い選択になります。
特に強度の高いレースに参加する場合は、ストレスフリーな変速が細かくできることでリザルトにも影響してくるだろうと思います。

ただヒルクライムにおいてはそれほどギア変速の正確性は重要にならないため、重量の点も考慮してクライマーは機械式の方が適しているとも言えます。僕自身も最初は電動に替えようとしましたが、自分の脚質を考えて、引き続き機械式をアセンブルすることに決めました。

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