【レビュー】WEOUTDOOR – かつてないほど洗練された、NEWZEBRAジャージ。

超クールなジャージ登場。

バルセロナで誕生したブランド“WEOUTDOOR – ウィアウトドア”から、2018年夏、新たに『GREY’s』と呼ばれるコレクションがリリースされました。
このシリーズは、その名の通り「ものごとは白黒ではっきりさせるべきものではなく、いつも両極の間にある範囲=グレーゾーンで構成される」というコンセプトが元になっていて、すべてホワイトとブラックの2色を用いてデザインを展開。

このコンセプトにすごく共感を覚え、今回ラインナップの中からゼブラ柄のジャージを入手したので、詳しくレビューしていきます。

NEWZEBRA

#NEWZEBRA | GREY’s serie – €110,00

ゼブラ柄はどんなファッションシーンにも用いられるわかりやすいモチーフですが、私服で取り入れるのはなかなか難易度が高い柄。
でもサイクルウェアになると、まったく違和感のない仕上がりに。
派手なものに見慣れているというのもありますが、ゼブラ柄の目が絶妙な細かさのため、子どもっぽさや品のない雰囲気にはならず、スマートな印象を与えるようになっています。

着用イメージ

 

サイズ:XS(身長177cm/胸囲86cm)

シルエットが格好良すぎます
タイトなレースフィットが効果的なのは言うまでもなく、袖がほかのブランドよりも長く、肘の手前くらいまで覆うほど。これは手を長く見せる効果があります。
また裾が短めなので脚長効果も付与され、このジャージを着るだけで全身で見たときにスタイルが良く見えるように。

ゼブラ柄を見ると、かつて2000年代に活躍したチポリーニが着ていた全身ゼブラジャージを連想する方もいるかもしれませんが、当時のものと比較すると、よりモダンで洗練されたデザインとシルエットになっています。

ディティール

首元は低く丸い襟。
昨今のジャージはこの形がスタンダードになっていて、ジッパーを下げなくても快適に過ごせるので、清潔感のあるクリーンな印象を与えることができます。
そして空力が良くなるという走行上のメリットも。少しのエアロ効果でも、長距離を走るときは看過できないものです。

僕が持っている半袖ジャージの中で、最も長い袖。
長めの袖はすでにトレンドですが、それよりも1〜2cmほど長くつくられています。その短い差で、これほど見え方が変わることがスゴく新鮮。
袖口は細めで、着用するとき少し引っかかりますが、着たときは丁度よい感じに。

それは袖口の裏側にグリッパーをつけず、二つ折り処理によって自然に腕周りをホールドしているから。袖の長さを考慮した最適な設計だと思います。

ジャージの推奨使用気温は40℃まで。
夏の暑いコンディションに最適になるように選択された生地は、部位によって素材を変えています。

フロントとサイドの生地は細かい穴の空いたもの(写真1枚目)で、通気性を考慮。
背面の生地に穴はありませんが(写真2枚目)、薄くて伸縮性が高く、体のラインにピッタリと付いてきます。

タイトですが、柔らかく軽い感じで体にフィットしてくるので、厳しい気候の中でもウェアによるストレスは気にする必要がないハイレベルなつくり

ジッパーは大きめのYKK製を採用していて、取り扱いやすく壊れにくい。脱ぎ着するときジッパーによるストレスがないのは大事なこと。

バックポケットの幅は狭めですが、高さがあるため一般的なジャージと同じくらいの収容力があります。ただ裾が短い最近のジャージと同じように、わりと高い位置にポケット口があるので、走行中のアクセスはそれほど良くありません。

シルエットの近いEndlessジャージのレビューでもその点は書きましたが、バックポケットの位置はスタイルと機能性とのトレードオフであり(Endlessの方も「どの位置が最適か試行錯誤した」と言っています)、このジャージは走行中のスタイルに重点を置いたデザインということ。
僕自身はこのつくりに大賛成。

裾は適度なグリッパーがついています。
WEOUTDOORの方が最終的に工場に出向いて品質チェックをした上でリリースしているので、つくりもしっかりした感じ。

コーディネート

ジャージの主張がすごく強いので、ほかのアイテムは柄がぶつからないことを意識して、シンプルなものをセレクト。

その中であえて「外しアイテム」として取り入れたものが、同じWEOUTDOORのパープルカラーソックス
ゼブラ柄とのバランスがとても良く、野性的なゼブラ柄と洗練されたパープルがうまく調和している感じに。

ソックスは手軽に印象を変えることができるので、同じジャージでも色々な組み合わせを試して遊んでいます。

白か黒かではなく

「はっきり白黒つける」というやり方は場合によって必要なことですが、日常の中でいつもどちらかを選択し続けることは、なにか息苦しさを伴うことがあります。
走る上でも、常に速くありたい、誰かに勝ちたいと思うような走りは、ときに他者に対して攻撃的なスタイルになり得ます。

でもそうではなく、自分の中でいつも自由な素地を残しておくこと、いくつかの選択できる柔軟なスタイルを持っておくことが、楽に前に進むためのコツだと僕自身いつも意識しています。

そして今は、そういう自分のライドスタイルの表層化のためにサイクルウェアのデザインを選ぶような時代
GREY’sのコンセプトは僕自身の考え方に宿命的にフィットするので、そのスタイルに身を置くことはとても心地よいと感じます。

WEOUTDOORのかつてないほど洗練された本シリーズは、同じような考え方を抱く方に、ぜひ着てほしいと思います。

Highs

・超スマートなシルエット
・軽く、通気性に優れる
・扱いやすいジッパー

Lows

・バックポケットにアクセスしづらい

WEOUTDOORのウェアを見る

WEOUTDOOR GREYS

WEOUTDOOR公式サイト