2026年のグラベルバイク技術トレンド4選

最新グラベルバイクでさえすぐに流行遅れになることも

2026年のグラベルシーズンが終わり、主要レースを追い続けたVeloのライター、ローガン・ジョーンズ=ウィルキンスが、1年を振り返って4つの変化を総括している。「今グラベルバイクを選ぶなら?」という観点で非常に参考になるので概要をまとめる。

①タイヤ幅は50〜55mmが標準

タイヤ幅の拡大がさらに加速。「タイヤが細い方が速い」という長年の思い込みは完全に崩れており、50〜55mmが事実上の標準になりつつある。2026年のレースシーンで45mmを使い続けたライダーは数名に留まる。
なめらかな舗装区間があっても、ダートが含まれるルートであれば50mm以上が有利という見方が定着した。

②サスペンションの流行は失速

2025年に盛り上がったグラベルサスペンションは、すでに2026年ではほとんど見られなくなった。タイヤ性能向上と軽量化目的でサスペンションは不要になり、Traka、Unboundではほぼ全員がリジッドフォーク+ビッグタイヤを選択。
サスペンション機構は今後、「XCマウンテンとレースグラベルの橋渡し」というニッチな役割に留まりそう。

③ジオメトリはまだ正解がない

タイヤがどんどん太くなっているなか、ジオメトリ設計はブランドによって二極化している。安定性と長いホイールベースを重視する方向と、ロードバイク的な反応性を維持しようとする方向が並立しているのが現状。
どちらが正解かはまだ決着がついておらず、今バイクを選んだとき、長期的には「ハズレを引く可能性」がある時代とも言える。

④32インチは来年が本番

最大のトピックは32インチホイールで、Scottの32インチAddict Gravelプロトタイプにカム・ジョーンズが乗ったことが大きな注目を集めた。32インチホイールは、従来のロード・グラベルの標準サイズ700c(≒27.5インチ)と比べると約60mm大径で、MTBの29インチより大きい。ホイールが大きい分、段差や荒れた路面での転がりが向上すると言われている。
内部情報によると、すでにTrek・Scott・Specializedなど多くのブランドが2027年に32インチグラベルバイクの発表を計画しているという。来年以降、グラベルバイクの仕様が一変することになりそう。

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50mm以上のクリアランス、32インチホイールのように「足回りで調整する」というのが今のグラベルバイクのトレンドだ。ここ1-2年でリリースされたグラベルバイクの中にはすでにこのトレンドから外れてしまっているモデルもある。そう考えると、グラベルバイク選びはよりこうした将来的なトレンドを加味して選ぶ必要がありそう。

*参考: How Gravel Tech Changed in 2026(Velo)