Text by Tats(@tats_lovecyclist)
リアライトの選択肢は豊富ですが、積極的な夜間走行をしない僕が最も求めるものは、明るさとデザインの2つ。さらに何か付加価値があれば理想的。
実際のところ(ブルベなどをしない限り)リアライトにこだわりを持つサイクリスト自体は多くないと思いますが、何のこだわりがなかったとしても、使ってみると想像以上に満足できるプロダクトはあります。
今回はそんなリアライト「KNOG+」のレビュー。
KNOG+(ノグプラス)
KNOG+ リアライト(税抜¥2,250)
KNOG+は2,000円台で買える手頃なリアライト。
どんなバイクにも馴染むシンプルな外観と、5種類の点灯モードでライトに必要な機能を最低限備えています。そして12gと超軽量。
こういう装飾のない縦長デザインが良い
デイライトとしても使える明るさ&持続時間
ライトを選ぶときに最も重要なのは明るさで、誰もが購入時に比較検討するところだと思います。
KNOG+は20ルーメンと一般的な光量ですが、本体全体が光るため、夜だけでなく昼間でも充分な明るさがあります。実際にほかのサイクリストが使っているのを後ろから見ても、視認性が高いと感じます。
気になるバッテリーは、一番使用頻度の高い「ストロボモード(Strobe)」であれば8時間以上持続するので、早朝や日没にかかるライドでも問題なし。
持続時間
Steady | Strobe | Pulse | Fancy Flash | Eco Flash |
2h | 8.5h | 4.5h | 10h | 40h |
メーカー表示の持続時間は、実際に使用したときもほとんど差はない
フィット感
シートポストにはシリコンバンドで取り付けます。ぐるっと引っ掛けるだけで充分バイクに馴染むフィット感。
22〜32mmのパイプ径に対応していて、エアロシートポストでもOK。
マグネット脱着の威力
本体とブラケットはマグネットでカチッと取り付ける構造。
これがすごく便利で、充電までのプロセスが一瞬。オスのUSB-Aプラグなので、本体をiPhone充電器のアダプタなどに指すだけ。4時間でフル充電されます。
ライド後はサイコン・スマートフォン・カメラなど充電するものに溢れているので、こうやって手間を少しでも簡略化できる構造はすごくうれしい。
マグネット磁力も強いので、ライド中に段差などの衝撃が加わっても外れたことはなし。
Amazonレビューで走行中に取れたという評価もありますが、僕の周りの利用者でもそういう声を聞くことはありません。
クリップオンの柔軟性
本体側はクリップ状になっているのでウェアやバッグなどに取り付けることも可能。
だからサイクリングだけでなく、ランニングやキャンプなどほかのアウトドアシーンでも活きてきます。
取り回しがスマートなリアライト
決して奇をてらったり、優れた機能が備わったようなものではありませんが、取り回しがスマートで「何か使いやすい」と思わせてくれるKNOG+。さすがオーストラリアのデザイン集団がつくるプロダクトだと感じました。
そしてこれが2,000円台というのが素晴らしい(他社と比べても充電式でこの価格はかなりお得)。
「あまり高すぎず、明るくて使いやすいリアライトがほしい」というサイクリストの方は、ぜひ『KNOG+』でスマートなスタイルをひとつプラスしてほしいと思います。
スペック
サイズ | 14x66x18mm |
重量 | 12g |
明るさ | 20ルーメン |
防水 | IP67規格 |
取付パイプ径 | 22~32mm |
Highs
- ・とても明るく軽い
・シートポストに綺麗にフィットする
・充電する行為がスマート(←すごく重要)
・クリップでも留められる
Lows
- ・バッテリー残量がわからない
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