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ライド用財布に求める要件は人によって異なるが、防水性は誰にとってもマスト。Peloton de Parisのサイクリングウォレットは防水で大容量だし、色も良くて、使ってみたくなる要素に溢れている。
text / Tats(@tats_lovecyclist)
*本レビューの財布はPeloton de Paris提供のものです。
スペック
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Waterproof Cycling Wallet(¥5,500)
サイズは17cm×9cm×2cmで50g。通常のiPhone(Maxを除く)がすっぽり入り、バックポケット幅ぎりぎりのサイズ感。

外側は防水コーディングが施されたポリエステルで、止水ジッパーなので湿気を遮断する

内側は仕切りがあって、小銭やカード用のポケットがある
導入の目的
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ライド用財布探しの旅は終わらない
なるべくライドの持ち物は減らしたくて、普段財布は小さめのものを使っている。ただ、個人的に年中撮影機材を持ち運ぶ上に、夏はボトル2本、冬の防寒具など、命に関わるものは外せない時期がある。そんなとき、財布も容量があった方が便利なときがある。特にパンク修理キットのようにかさばるものを適切に収納したい。
これまで大きめの財布で使いたくなるデザインのものは多くなかったが、Peloton de Parisのものは色もサイズ感も良さげだった。
Pros/Cons
Pros
電動ポンプ+TPUチューブに最適:パンク修理キットとして定番化している電動ポンプとTPUチューブ。この2つがちょうどいい感じにすっぽり入る。グラベルライドやロングライドにはこれらを必ず持っていきたいので、財布に収まるとほかのフロントバッグやボトルケージに余裕ができる。財布は真ん中のバックポケットに入れれば厚みも目立たない。
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電動ポンプ+チューブでも余裕がある
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厚みの出るものは真ん中のバックポケットに入れる
色が可愛い:身につけるものは気に入ったデザインでないと使う気にならないもの。ライトグレーは好きな色のひとつで(今の車や前の自転車もライトグレー系)、柔らかく上品な印象を与える。
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今シーズン新色のパープルが追加されて3色展開。どの色も良い
防水性能:防水コーティングされた生地と止水ジッパーで、汗をかいても内側に湿気がいかない。普段使っているCYCPLUS電動ポンプは水に強くないので防水性はマスト。また中の紙幣が湿ることがないのも良い。
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ちゃんと水をはじく
開閉しやすい:リング型の取っ手なので掴みやすい。細かいけれどこういうの大事。
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指が入る丸型リング
Cons
ラグジュアリー感はない:外側の素材はポリエステル。価格的にも妥当ではあるが、最近アウトドア系アイテムに使われるようになった新素材「X-PAC」や「ダイニーマ」のような高級感はない。
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新素材が使われた製品と比べると価格相応に見える
結論
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とりあえず何でも入る万能感
整理整頓がうまくいく。全天候に対応できる。色が可愛くて使っていて楽しい。
耐久性は未知数だが、数回の使用でヘタレはなく、またライド用財布は1〜2年くらいで買い替えるのでその期間はまったく問題なさそう。
この季節のギフトにもちょうど良い価格帯。
Peloton de Paris防水ウォレット(TOKYO WHEELS)
著者情報
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Tats Shimizu(@tats_lovecyclist) 編集長&フォトグラファー。スポーツバイク歴11年。ロードバイクを中心としたスポーツバイク業界を、マーケティング視点を絡めながら紐解くことを好む。同時に海外ブランドと幅広い交友関係を持ち、メディアを通じてさまざまなスタイルの提案を行っている。メインバイクはStandert(ロード)とFactor(グラベル)。 |