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ロードバイクを本気で楽しむ人のためのブログ

【ロードバイク】最初にホイールを変えるときの選び方と定番ホイール6+1選

 

ロードバイクホイールの選び方サイクルウェアやビンディングペダルなどひと通りアイテムを揃えてロードバイクに乗り慣れてくると、今度はホイールを変えたくなるタイミングがやってきます。

ホイールは自転車を転がす軸となるパーツなので一番乗り味の違いや軽量化の効果が実感できる部分。とはいえ、価格は数万円で買えるものから自転車本体より高いものまで幅広い選択肢があるので、どこから選べばいいか悩むところ。

そこで、最初に替えるときはどのような基準でホイールを選べば良いかをお伝えします。

 

少し良いホイールを手に入れようと思うと、クロスバイクが1台買えるくらいの価格帯がスタートラインになります。
ロードバイクに乗らない一般人からすれば理解不能な金銭感覚ですが、ホイールが欲しくなるとそれを自分の中で受け入れてしまうときがやってきます。まずはそれをご理解ください(本記事はそんな「ホイール病」にかかってしまった人たちへの処方箋です)。

ホイールのグレードと価格帯

ホイールのグレード最初に替えるホイールとして定番のアルミクリンチャー*のホイールは、価格帯でグレード分けができます。

  • ・エントリークラス:¥20,000〜¥30,000
    ・ミドルクラス:¥40,000〜¥70,000
    ・ハイエンドクラス:¥90,000〜150,000

この中で走行感の違いがしっかり実感できるグレードはミドルクラス以上。そのためミドルクラスをまず最初の候補に入れる人が多いと思います。
ただ、あえて最初はちょっと無理してでもハイエンドクラスの価格帯まで候補を伸ばすと、選択できるホイールの数も幅広くなるため、ホイール探しがとても楽しくなります。

*アルミクリンチャーとは

ホイールのリムがアルミ素材で、クリンチャータイヤを装着できるタイプのホイール。
・ホイールの素材はアルミとカーボンがあり、カーボンは高価で取り扱いに気を使うため、普段からガシガシと使い倒すにはアルミホイールが向いている。
・アルミホイールに装着できるタイヤには主にチューブレスとクリンチャーの2種類があり、チューブレスは転がり性能はとても良いが、価格が高くパンク時などのランニングコストもかかる。 逆にクリンチャーは転がり性能は若干落ちるが、メンテナンス性が高い。
・チューブレスタイヤも使ってみたい場合は、ホイールによって両方とも使える2WAYモデルもあるので選択肢にいれておくと良いかと。

最初にハイエンドクラスを選ぶ理由

ものすごく違いが実感できる

ホイールを変えただけなのに巡航速度や初速がかなり速くなるのでびっくりするはず。

その変化が上位グレードの方がより大きいので、かけたコストに対する満足感が高いのがハイエンドを薦める最も大きな理由です。 乗っていて気持ちいいので、今までよりも更にロードバイクを好きになれます。

ミドルクラスだと、乗り手の感覚次第ですが「なんとなく変わったな」という実感しかわかない場合もあるので、少しもったいない買い物になるかもしれません。

トータルコストが安くなる

ハイエンドホイールは確かに初期コストが高くつきますが、ミドルクラスを買った場合、1年くらいするともっと速くなるために上位モデルが欲しくなるケースが多々あります。 そこで新しいホイールを買ってしまうとトータルコストは高くついてしまう。

「ホイールを替えればもっと速くなれるかも」と思いながら走るよりも、最初から、これ以上機材アップグレードできないという状態にしておいた方が走りに集中できます。

リセール価値が高い

ハイエンドクラスは欲しい人が多いので、もし乗ってみた感覚が自分に合わないと思ったら良い値段で売却することができます。

中古ショップでも良いですが、メルカリやヤフオクなどを使ったり、仲間内で売買し合ったりと、ロードバイク乗り同士が直接やりとりした方がリセール価格は大きくなります。 そのお金を元にべつのホイールを試すこともできるので、失敗してもそれほど大きな痛手になりません。

このような理由からハイエンドホイールをおすすめしていますが、ミドルクラスのホイールから入るのももちろん良い選択だと思います。
ミドルクラスを乗りこなした後に、さらにグレードの高いホイールを選んだとしたら、エントリークラス→ミドルクラス→ハイエンドクラスと体験していくことになり、細かな機材に対する違いがわかるようになってロードバイクに対する感性が養われることになります。

2つ持っていれば練習用と決戦用といったシーンによる使い分けができるのも良いところ。 どちらがベストかは、財布事情や自宅の保管場所に応じて検討してください。

 

2. ハイエンドクラスの定番ホイール3選

ハイエンドホイール

街中を走っているロードバイクのホイールは、以下のメーカーのものをよく見かけます。

・Shimano – シマノ
・Fulcrum – フルクラム
・Campagnolo -カンパニョーロ

この3メーカーはショップでの取り扱いが多く、ブログや雑誌のインプレ記事も見つけやすいため、自分に合ったホイールがどれなのかイメージしやすいのが良いところ。周りで使っている人も多いので、借りて乗り心地を試すこともできます。
そこで、各メーカーの中で選んでおけば間違いのない定番モデルを紹介します。

まずはハイエンドクラスから以下の3つを。

①【Shimano】WH9100-C24 デュラエース

wh9100-c24

3メーカーの中では最も軽量なホイール。そのため特に登りで強さを発揮します。
その反面剛性は最も低く、ダンシングなど踏み込むときにたわみを感じることがあります。こういったホイールは、体重の軽いサイクリストが高いケイデンスで一定速度を維持する場合などに向いています。
見た目が一番シンプルで、良くも悪くも個性を表に出さない奥ゆかしいホイールという印象です。
9000系から9100系になった2017モデルは、より加速性能を追求し剛性がアップされました(そのためリムは15Cのままですが、約50g重くなっています)。

  • 重量 1453g(リム内幅: 15C)
    リムハイト フロント21mm リア24mm
    定価 約¥145,000(税抜)

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②【Fulcrum】Racing Zero レーシングゼロ

racing zero僕も保有しているホイールで、すごく硬いことで有名。乗り手のペダリングをレーゼロ向けに変えてしまうアクの強さがあると最初は感じます。
同時にその剛性の高さは、トレーニングからレースまでオールラウンドに対応できる懐の広さにもつながっています。取り扱いもしやすいので、スピードを求めるサイクリストにとっては選んで間違いのない、アルミハイエンドの中で最も定番のホイールです。

2017モデルからはワイドリム化(15C→17C)され25cタイヤに対応。グラフィックも少しリファインされました。重量が増えた代わりに、安定性や転がり抵抗の低さという面で改善がなされています。
インプレ記事も書いているので参考にしてください。
【関連記事】レーシングゼロ インプレッション

  • 重量 1518g(リム内幅: 17C)
    リムハイト フロント25mm リア30mm
    定価 約¥130,000(税抜)

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③【Campagnolo】Shamal Ultra MegaG3 シャマルウルトラ メガG3

shamal ultraデュラが柔らかさ、ゼロが剛性を売りにしているのに対し、シャマルはその中間で万能に走りをこなすホイールです。
カンパニョーロの独特のデザイン美学はホイールにも表れていて、太いエアロスポークとG3組みがとてもかっこ良い。それが回転性の高さやどんなシチュエーションにも対応できる万能性へと結実している、最高級のアルミホイールです。
シャマルもレーゼロと同様2017モデルはワイドリム化し、グラフィックが変更されています。

  • 重量 1495g(リム内幅: 17C)
    リムハイト フロント26mm リア30mm
    定価 約¥159,000(税抜)

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3. ミドルクラスの定番ホイール3選

アルミクリンチャーホイール ミドルクラスミドルクラスとハイエンドでは重量が100g以上異なるほか、ハブの回転の滑らかさやスポークやリムの剛性バランスを落とすことなどでコストダウンが図られています。

ただしミドルクラスでも、完成車付属ホイールと比べると違いは明確です。付属ホイールが2000g前後であるのに対し、ミドルクラスは1600g前後なので、400g以上の軽量化によりゼロ加速や坂で違いを実感できます。ハブも回りやすくなっているので巡航も楽になります。

メーカーごとの違いはハイエンドほど大きくは実感しづらいと思いますが、剛性感などのフィーリングはハイエンドモデルを受け継いでいます。

④【Shimano】WH-6800 アルテグラ

wh6800アルテグラグレードのモデルです。ネットで安く入手できることが多いので、手軽にホイールを替えたいときの定番。劇的な変化というほどの体感は得られにくいですが、それでも完成車の重いホイールから低コストで脱却して、少しでも楽にゼロ発進・巡航したいときにおすすめ。

  • 重量 1640g(リム内幅: 15C)
    リムハイト フロント23mm リア23mm
    定価 約¥48,000(税抜)

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⑤【Fulcrum】Racing3 レーシング3

racing3⑥のZONDAとリム幅以外のスペック上はほぼ同じですが(レーシング3の方が少し固め)、定価が1万ほど高いことがネック。ただ白を基調にしたデザインのホイールはあまりないので、フレームデザインとの相性でZONDAよりレーシング3の方が合うようであればこちらでもいいと思います。ネットで買う場合はほぼ価格差がないときもありますし。2016モデルと2017モデルでのスペック変更はありません。

  • 重量 1555g(リム内幅: 15C)
    リムハイト フロント25mm リア30mm
    定価 約¥74,000(税抜)

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⑥【Campagnolo】ZONDA ゾンダ

zonda最初に替えるホイールとしては超定番のZONDAです。迷ったらZONDAにしておけば間違いはない。それほど価格に対して剛性・回転性能・重量のバランスがとれた良いモデルです。2017モデルからは25cタイヤ向けにワイドリム化(15C→17C)され、デザインも一新されました。

  • 重量 1596g(リム内幅: 17C)
    リムハイト フロント26mm リア30mm
    定価 約¥65,000(税抜)

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<おまけ>ミドルクラスのダークホース

【Vittoria】Elusion イリュージョン

elusionタイヤで有名なヴィットリアが2015年よりホイールメーカーに参入。非常にコスパの良いラインナップが揃っています。

イリュージョンはカンパやフルクラムと同じリア2:1のエアロスポークを採用し、高い剛性を持つホイール。ミドルクラスの価格帯ですが、固くてレーシングゼロのような加速感を楽しめる逸品です。この価格帯なのにホイールバッグもつく豪華仕様。

取り扱っているディーラーは限られており、乗っているサイクリストもほとんどいないので、興味があればショップスタッフに聞いてみてください(メーカーサイト🔗)。ECサイトではBikeinnでの取り扱いが確認できていましたが、残念ながら販売終了してしまいました。

  • 重量 1591g
    リムハイト フロント26mm リア28mm
    定価 ¥68,900(税抜)

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Bikeinn価格
Vittoria Elusion Performance 700c
(取扱終了)

* * *

ホイールは試乗できる機会が少ないので、インプレ記事やショップ店員・仲間の意見などを参考にして、予算と見た目の好みに合わせて選択してくださいね。自分好みの良いホイールと巡り会えることを願っています。

もしいくつかの選択肢で迷ったら、フレームと同じで自分の好きなデザインを選ぶのが一番だと思います。
僕はシャマルとイリュージョンとレーシングゼロで悩んで、おそらく万能なシャマルが一番自分の乗り方には合っていたであろうにも関わらず、最終的にデザインでレーゼロに決めてしまいましたが、乗るとテンションがとても上がるのでレーゼロを選んで正解でした。