
Melee V2(フレームセット¥748,000)
ENVEが『Melee v2(メレ)』をローンチした。初代Meleeとは全く異なる性格を持つ一台であり、アドベンチャー要素の強いアメリカンなロードライドを志向した前作から、純粋なヨーロピアンロードレース向けへと大きく方向転換したモデル。
初代『Melee v1』は、35mmタイヤ対応のクリアランスと比較的高いスタックを備え、Alexey Vermeulenが38mmタイヤを押し込んで準グラベルレースで勝利を挙げるなど、Pinarello Dogma Xエンデュランスバイクに近いキャラクターだった。ユタ州のENVEチームらしく、舗装路もスムースなシングルトラックもこなしていた。
対して『Melee v2』はSpecialized Tarmacと真っ向勝負する設計となる。スタックを下げ、タイヤクリアランスは33mmに絞り、フレーム重量は791g。Sram Redで組んだ場合に6.8kgとなり、ワールドツアーレースを見据えた仕上がり。

Melee v2は6色展開
Meleeが方向転換した理由は、Melee V1の後にリリースされたFrayの存在だ。Frayはエンデュランスロードであり、ジオメトリやシルエットはMelee V1と重複するところが多々あった。Frayがラインナップに加わったことで、EnveはMelee V2をより本格的なレースバイクにモデルチェンジすることができたという。
風洞試験ではTarmac SL8より高速との結果が出ているが、SL9との直接比較データは未公開だ。ENVEは「Real-World Fast」プロトコルに基づき、実際のライダーが乗車した状態、かつ完成車をシステムとしてテストする実走ベースの検証を重視している。
Colnago Y1RSやFactor Oneのようにエアロのために重量を犠牲にする方向ではなく、Tarmac同様に軽量性とエアロのバランスを追求したv2。ENVEは「v1比で17w改善した」を掲げるが、v1自体のエアロ最適化に振ったモデルではなかったので、この改善のハードルは低いと思われる。

実物を見てもよりレーシーになったことがわかるが、美的感覚は失われていない
ジオメトリや細かな仕様は以下製品ページに記載。















