Text by Tats(@tats_lovecyclist)
これからサイクリストにとっては長く厳しい冬がやってきます。
それを考えると少しさびしい気持ちになるかもしれませんが、個人的に冬の好きなところは、暖かいものに身を包んでほっこりできることだったりします。
私服でマフラーを巻いたり、ロングコートにくるまれたりして感じられるぬくもりは、人肌に触れるように気持ちが良いもの。一方でライドのときは基本薄着ですが、機能的なウェアによって冷気を浴びながらも体が火照りを感じる瞬間は、自分の体が生気を帯びていることを実感します。
そんなぬくもりと冬ライドの喜びをより感じさせてくれるウェアが、ベルギーから届きました。
*本記事でレビューするウェアはPeloton de Paris提供のものです。
Burgundy Hiver Domestique LSジャージ
Burgundy Hiver Domestique LS Jersey(€125.00)
色合いがとても良いジャージ。
今年のファッションシーンは春夏に引き続きペールトーンが流行していますが、その流れを受けながらワインレッドを組み合わせています。サイクリストのセンスを底上げしてくれるような大人っぽい配色が素敵。
ある程度歳を重ねたサイクリストが多い日本だからこそ、こういった配色は国内にもぴったりだと感じます。
長袖ジャージの中では比較的厚みのある生地。
冬用の長袖インナーを着て5〜10℃あたりが最適な範囲で、それ以下の気温になったら、ジレやジャケットを足して対応します。
シルエットはタイト過ぎないけれど、シュッとしたサイクリストのスタイルを損なわないナチュラルなスリムフィット。
生地の厚みと相まって、暖かいものに包まれるちょうど良い安心感があります。
袖の長さもちょうどぴったり。ヨーロッパ系ブランドの中には(体型の違いから)日本人にとってはちょっと長過ぎるものもある中でこれは安心感のある長さ。
“Winter miles summer smiles ”── 冬に距離を稼げば夏は笑顔になれる。
パフォーマンスを落とさないように外に出たくなるようなコピーが、袖のラウンデルデザインに落とし込まれています。
バックポケットは3+1
暖かく包まれる、超優秀なアクセサリ
震えるような寒さの朝に、ジャージと組み合わせて着たい防寒アイテム3点。
キャップ
Hiver Winter Cycling Cap(€36.00)
すごく柔らかく、頭全体を包み込んでくれるウィンターキャップ。
僕は冷気にさらされるとすぐに耳が痛くなるため、頭部を深くカバーできるキャップは欠かせません。
フリーズ地でよく伸びるので、どんな頭の形状にもぴったり。0℃以下の真冬でも完璧な防寒性能を発揮してくれます。
ネックウォーマー
Hiver Burgundy Neck Warmer(€17.95)
首元をガードしたり、鼻まで覆ったり、状況に応じて使い分けられるのがネックウォーマーの良いところ。
このウォーマーは高さがあり、起毛素材ですごく暖かい。ジャージと合わせて良い感じにコーディネートできます。
グローブ
Hiver Winter Gloves(€36.00)
厚みのある防風グローブはかなり暖かく、3℃くらいまで対応可。それ以下の気温はインナーグローブと併用して。
また人差し指はタッチスクリーン対応で、これが結構反応が良い。(メッセージを打つのは苦労しますが)簡単なタップ&スワイプ操作は難なく行えるほど優秀です。
ナチュラルに着こなして。
僕がPeloton de Parisを好きだと感じるのは、プロダクトから温かみを感じることができるところ。
オーナーと実際に会って人柄を感じたことが影響しているかもしれませんが、それ以前から良い意味でナチュラルで飾りすぎないプロダクトのデザインやクオリティは、着たときにいつもの場所に戻ってきたときのようにほっとさせてくれました。
AW2019のウェアもそれは変わりません。
つくり手の温かみを感じながら走ることができるウェア。寒い冬は、ただ機能性によってだけでなく、ハートの部分からも暖かくなって走り出せることがとてもうれしいと感じます。
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