スペシャライズド『Vado』と都市生活:トライアスリート&経営者のe-Bike活用術

僕たちロードサイクリストのように自分の脚で進むことを是とする者にとって、e-Bikeは興味が及ばない乗り物のように感じることもありますが、自然とe-Bikeをライフスタイルに取り入れて、競技バイクと併用するサイクリストもいます。

今回紹介するのは、エナジードリンクメーカーの代表であり、年に数回レースに参加する生粋のトライアスリートであるマリオさんのe-Bike『Vado(ヴァド)』活用法。多忙なライフスタイルにe-Bikeがどう活きていくのか見ていきます。

マリオ・スタイン
レッドブル・ジャパン代表。1991年にマイアミ大学を卒業。ジレットカンパニー、プロクター・アンド・ギャンブル等で国際的なFMCGマーケティングを経験後、キャノンデール・ジャパン代表、J & J コンシューマーカンパニー代表、ドクターシーラボ代表を経て現職に就任。 日本でのビジネスと文化的規範に精通した多文化的背景を持つ。

Text & Photo/Tats [PR]

1. 経営者のライフスタイル

柔らかな表情とクリーンなオフィスカジュアルの着こなしから、初対面でも親しみやすさを感じるマリオさん。それでもジャケットの下から盛り上がる胸板には、彼がトレーニングを欠かさないアスリートであることを容易に想起させる力強さがある。
彼はVadoを主に通勤に活用しているそうで、いつもの通勤ルートに同行させてもらいながら、どのように競技と経営を両立するライフスタイルを送っていて、その中でe-Bikeがどのように活きているのか話を聞いてみた。

── 経営者としてスケジュールの詰まった日々を送っていると思いますが、1日のうち仕事とトレーニングをどのように両立させていますか?

平日の日中はやることが色々あって、朝から夜まで通しでMTGをしたり、ショップを見に行ったり、ブランドが開催するイベントに行ったりしています。また夜にはナイトクラブやレストランで会食もあったりして、あまり自分のための時間というのは多くありません。

でもトライアスロンのトレーニングは欠かしたくないので、トレーニングは早朝にやるようにしています。スイム、バイク、ランを毎日交代でやるようなかたちで。
朝トレーニングすると、1日をうまく過ごすことができるし、メンタルも集中力が上がることを実感しているので、朝運動→昼働く→夜しっかり休む、というサイクルがちょうど良いんです。夜空いたときにまでトレーニングしてしまうと、翌朝の運動がうまくいかない。

── 朝トレーニングを習慣化しているんですね。休日の時間の使い方はいかがですか。

家族がいるので、ファミリータイムを一番大切にしていますが、日曜日は少し長めの時間をとってトレーニングに充てています。休日も夜にゆっくり過ごすことができれば、それでOKです。

── バランスを大切にされていることがお話から伺えます。

着用しているウェアは、レッドブルのDNAを受け継ぐブランド「アルファタウリ」。スポーツ使用を想定して、防水やパッカブルなど機能満載。
ジャケット/OBOSS V5.Y7.01(¥80,000)、インナー/FENAP V1.Y7.01(¥42,500)、パンツ/POCAS V1.Y7.01(¥29,000)

 

2. 我々は遊ばなければいけない

── 社員からはどのような人物だと評されていますか。

みなさんからはどう思われているんでしょう(笑)。
周りの評価はわかりませんが、私の仕事は、会社がどういう方向性に向かうのか、みなさんの仕事が成功につながるにはどうすれば良いかを表現することです。だから大切にしているのは、会社が働きやすくて将来性があると思ってもらう文化や空気をみなさんとの間につくること。
いいアイデアが生まれるためにはお互いのことを知らなければいけないし、仕事に来ると楽しいと思えて、コミュニケーションが取りやすい環境をつくることがとても大切です。

我々はライフスタイルブランドです。ライフスタイルを提供しているので、仕事をしなければならないし、遊ばなければいけない。

── 遊ばなければならない…!会社ではどんな遊びをしていますか。

たとえば3月に幕張メッセで「Red Bull Jukebox」というイベントを開催し、アーティストの優里を招待してコンサートをやりましたが、このイベントには全社員を全国から誘いました。交通費は会社持ちにして、150名参加してもらっています。

── めちゃめちゃうれしい取り組みですね…!

ほかにも我々は「Wings for Life」という脊髄損傷の治療法の発見を支援するチャリティーランイベントのサポートをやっていて、そのイベントに向けて全国の社員が同時に毎週水曜日17:30から走るような取り組みもやっています。これはトレーニング目的というよりは、部署と部署のつながりが一番の目的です。

前職で自転車メーカーにいたときは、社員と鈴鹿エンデューロレースに出たことがあって、このときも仕事ではなく遊び。そこで残った在庫を売ったり、売上を経費にまわしたりと、これまでの常識に囚われないことをしました。周りから「変だ」と言われたけれど、「遊びだから」と答えていました(笑)。

── マリオさんと一緒に働きたくなります(笑)。

レッドブルカラーに合わせてシューレースも左右色違い。ファッションにも遊びが見られる

 

3. 自転車に囲まれて

── もう少し自転車にフォーカスした内容を聞かせてください。今持っている自転車は。

ええと…TTバイクのSHIVのほかに、ほかにロードが3台あります。それぞれチタン製、アルミ製、カーボン製で、カーボンロードは軽井沢の別荘に置いて現地でのトレーニングに使っていますね。あとはちょっとした移動用にクロスバイクもあります。それとこのVado。

── どれくらいの頻度でトライアスロンのレースに参加していますか

多いときは年7回入れています。イベントに登録しないとトレーニングのモチベーションが維持できないので、そうやって自分自身にプレッシャーをかけています。ちょうど一昨日も石垣島トライアスロンに参加してきました。

── 忙しいのにめちゃめちゃパワフルですね。自転車のトレーニングはどのように行っていますか。

平日のトレーニングはインドアだけで、KICKRに載せて30〜60分のトレーニングを行います。メニューは登録している内容に沿って行っていて、インターバルがメインです。
週末はSHIVに乗って大井ふ頭の周回コースを行くことが多いですね。ロードバイクに乗って多摩川に行くこともありますが、あまりスピードは出せないので、ちゃんとトレーニングしたいときは周回コースが向いています。
軽井沢にいるときはヒルクライムをします。山を登るのはやはりトレーニング効果が高いですね。平坦な場所でもスピードが出やすくなります。

Specialized Vado SL 5.0 EQ(¥550,000)

スペシャライズドのシティ用e-Bikeの最上位モデル。
モデル名のSLは“Super Light”の意味で、一般的な電動アシスト車(20kg前後)よりも軽量な14.9kg。
モーターは時速24kmまでアシストし、最長130kmの走行が可能。

「EQ」モデルはスタンド、フェンダー、ラックがセットになっているので、通勤や街中の移動に最適

SRAM GX Eagleの12速ドライブトレイン

バッテリーは容量320Whのバッテリー。別売りのレンジエクステンダーを追加すると航続距離が130km→最長195kmに

 

4. 点と点を最速で繋ぐ「Vado」

── すでに用途別に自転車をたくさんお持ちですが、どうしてVadoに乗るようになったのでしょう。

朝スイム練するときは自宅から六本木のプールに行っているのですが、今まではプールまでアシストのない自転車で移動していたんです。でも泳いで疲れているので、終わってから会社までの自転車移動が大変でした。
妻が電動アシスト自転車を持っていて、そのメリットを知っていたので、都内の移動にはe-Bikeの方が最適なんだろうなと思っていました。通勤で汗びっしょりになると、会社にシャワーがなくて大変というのもあって。そこでVadoを買うことにしました。

── どれくらい乗っていますか。

2ヶ月くらいですね。以来都内の移動はVadoがメインになっています。
今日は一昨日のレースの疲れがまだ残っているので、こういうときe-Bikeだとやっぱりちょうどいいなと感じます。

── Vadoの乗り心地はどうですか?

乗り味は本当に普通の自転車に乗っている感覚と変わりません。電動アシストにありがちな急加速もないですし。登るときはとても楽で、それ以外は自然にペダリングできる。バッテリーも切れたことがないので、その点も安心です。

── このVado、色が可愛いですね。

でしょう?自分の車がPEUGEOTで、そのイエローに合わせて選んだのでとても気に入っています。
Vadoの見た目は格好良いですよね。電動っぽく見えないし。

競技用バイクを複数台持ちながら、ライフスタイル用バイクを別に用意することで、経営者でありアスリートである多忙なスケジュールを最適な状態にアップデートしたマリオさん。
市街地を移動するときは、車より早く、体に必要以上の負担をかけないVadoは、分刻みで動かなければならないマリオさんの日常の点と点の間を、最速で繋ぐ役割を担っていることがわかる。
駐輪場にVadoを停めて軽やかにオフィスへと向かう姿を見ながら、マリオさんはe-Bikeの特性を最も活かした使い方をしているサイクリストのひとりなのだろうと感じた。

スペシャライズドVado SL5(公式サイト)

執筆・編集・写真/Tats@tats_lovecyclist
[PR]提供/スペシャライズド・ジャパン