ROVAL最新トップモデルレビュー〈前編〉: RAPIDE CLX III vs SPRINT CLX体重別3ライダーによる徹底比較

ロード用ホイールへのカーボンスポーク採用が中華メーカーを中心に広がっているが、これまで欧米の大手ブランドは慎重な姿勢だった。
その姿勢が最近変わり始め、2025年にROVALが新型の3モデルでカーボンスポークの採用に踏み切っている。それが『RAPIDE CLX III』『RAPIDE SPRINT CLX(以下、SPRINT CLX)』『ALPINIST CLX III』だ。同時に新しいリム構成も注目されており、RAPIDE CLX IIIはフロント51mm/リア48mm、SPRINT CLXはフロント63mm/リア58mm。従来のセオリーとは異なるこの非対称設計が、カーボンスポークとどう組み合わさるか?

前編となる本稿では、RAPIDE CLX IIIとSPRINT CLXが掲げる設計思想が、実際の走りにどう反映されているのかを詳しく検証する。後編ではALPINIST CLX IIIの試乗も含めた3モデル全体の検証を通じて、ライダーの走り方や用途に応じた選択ガイドへと繋げていく。

レビュアー

Ryuji@ryuji_ride
会社経営者。スポーツバイク歴16年。POCアンバサダー。過去には競技者として打ち込み、表彰台に上がった経験も持つ。自転車専門誌の編集者、サイクルウェアメーカーでの勤務といった経歴から業界にも精通。所有バイクはS-Works Tarmac SL8とCannondale SuperX。

text & photo / Ryuji@ryuji_ride
edit / Tats@tats_lovecyclist

※本レビューのRAPIDE CLX IIIはSpecialized Japanによる提供、それ以外は貸与を受けて一定期間にわたって実走テストを行ったものです。

RAPIDE CLXシリーズの進化

ROVALがRAPIDE CLXシリーズを発表したのは2020年。初代から評判が良く、バランスの取れたエアロホイールとして幅広い支持を得ていた。初代RAPIDE CLXのリムハイトは、フロント51mm/リア60mm。前後で高さが異なるリム設計は、コントロール性と高速巡航性を両立させる工夫だった。そしてフロントリムは外幅35mmという設計で、横風への対応力も備えた。このフロントリム(風が当たる面)の形状は、初代からCLXⅢに至るまで変更されていない。

2022年のII世代では、チューブレス対応がなされ、スペック面ではマイナーチェンジと言っていい。さらに2024年には、『RAPIDE CLX II Team』という、ベースモデルから130g軽量になった限定モデルがリリースされた。このモデルは、次世代への技術的なブレークスルーを実現するための実験場だったと考えられる。

そして2025年、III世代が登場する。新型『RAPIDE CLX III』と『SPRINT CLX』は、カーボンスポークの採用とリム構成の変更を特徴とする。フロントハイのリムハイト、新設計のスポークシステム、徹底的な軽量化と技術的なトピックは盛り沢山だ。

満を持して刷新された第3世代

 

新しい設計の意図は?

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仕様比較

  RAPIDE CLX III SPRINT CLX
リムハイト F: 51mm / R: 48mm  F: 63mm / R: 58mm
重量(セット) 1,305g 1,395g
リム内幅 21mm 21mm
リム外幅(最大) F: 35mm / R: 31.3mm F: 35mm / R: 34.4mm
スポーク Arris製カーボン
ハブ DT Swiss 180 EXP 36T
税込価格 フロント193,600円、リア290,400円

両モデルの重量差は90gで、ほぼリム部分の差分だ。どちらも現代のディスクブレーキホイールの中では、高リムハイトながら軽量な部類であることは間違いない。

前作比での価格上昇も目立ち、これは単に世界的な物価上昇だけによる影響とは考えづらい。ROVALが今後も業界のリーダーであり続けるために、次世代ホイール技術へのR&D投資の積み重ねの影響もあると思われる。

ホイール単体での購入時には、ホイールバッグ、フリーボディ(リヤホイール購入時のみ、SHIMANO HGとSRAM XDRの両方が付属)、そしてスペアのArris製カーボンスポークが同梱される。これらの付属品の充実度は、48万円超という価格帯のホイールに相応しい、ブランド側の配慮なのかもしれない。

技術トピックの肝

トレンドでないリム内幅21mmを採用した理由は?

近年はリム内幅23mmや25mmが主流になりつつある中で、ROVALが今さら21mmを選んだのはなぜか?
公式資料には開発プロセスが詳しく書かれており、自社の風導実験施設で繰り返しデータを集め、その分析に基づいて決定されたものだという。CTスキャン技術を使って、様々なリム幅とタイヤ幅の組み合わせを解析し、ドラムテストで転がり抵抗を測定した結果、内幅21mmのリムと28mmタイヤの組み合わせが最も優れたパフォーマンスを示したことがその理由となる。

カーボンスポークに何を求めた?

両モデルとも、Arris社製のカーボンスポークを採用している。このスポークに使用されている熱可塑性樹脂は、従来の熱硬化性樹脂に比べて高い靭性と優れた疲労耐性を持ち、微細な振動を効果的に吸収する。

強度はスチール製エアロスポークと比較して20%高く、重量は1本あたり1.9g。システム全体で約96.6g軽量化している。
興味深いのは、ROVALがこのスポークに求めたのが「しなやかさ」だったという点。むやみに剛性を追求せず、速さ、快適さ、コントロール性などの総合力を重視した。

Flatstopビードフック

新型のリムは、ビードフック幅が従来モデルより広く設計されている。これによりリム打ちの発生エネルギーに対して従来よりも39%多く耐えられるとされている。
またROVALのテスト基準は、UCIの基準を大きく上回る。時速32kmで5cm角の段差に衝突する状況で約30ジュールが生じるが、ROVALは40ジュールから最大70ジュールまでのテストを行い、それをクリアしたものが製品化されている。

軽量化されたハブ

ハブはDT Swiss 180 EXP 36T、ベアリングはSINCセラミック。これは定番の組み合わせなので信頼性は高い。
36Tのラチェットは10度ごとに噛み合うため、ペダルを踏み込んだ瞬間のダイレクト感と脚当たりのバランスをとった選択だ。
またIII世代で採用されたハブシェルは、II Teamで刷新された新設計のローフランジ仕様を受け継いでいる。従来のハブと比べてシェル部分を徹底的にスリム化することで、信頼性を落とさないまま軽量化した。

手組み仕上げ

今作は、全て手組みで製造される。スポークのテンション調整は、経験と感覚が必要な作業であり、特にカーボンスポークは、金属製のスポークよりも繊細な調整が求められる。これによって個体差を抑え、高い品質を維持する狙いがある。

 

RAPIDE CLX III vs SPRINT CLX:3名の実走評価

ホイール選びにおいてライダーの体格は無視できない。同じ重量またはリムハイトでも、軽量級ライダーと大型ライダーでは、その恩恵の感じ方は異なる。今回の試乗では、この仮説を基に3つの体格層を設定。体重48kg、60kg、68kgの異なる体格からのアプローチにより、それぞれの体格に近いユーザーへの身近な評価になればと考えた。

テストライダー

Ryuji(168cm/60kg): スポーツバイク歴17年。学生時代には競技者として打ち込み、自転車専門誌の編集者、サイクルウェアメーカーでの勤務といった経歴から業界にも精通。レースからサイクリングまで幅広いライド経験を有し、ホイールに求める要件も多岐にわたる。初代RAPIDE CLXから5年の使用経験あり。
テスト用バイク】Specialized S-WORKS Tarmac SL8、Cannondale Super X
Ozzy(166cm/48kg):ROVAL RAPIDE CLX IIIユーザー。スポーツバイク歴16年。自転車乗りの両親の影響から学生時代にサイクリングサークルに所属し、全国をツーリングした経験を持つ。現在はWilier filante slやindependent fabricationなど、用途に応じて複数のバイクを所有している。加速感や反応性に敏感であり、軽量モデルの価値を正確に評価できるポジション。
テスト用バイク】Wilier Filante SL
Yuta(180cm/68kg):ROVAL RAPIDE CLX50ユーザー。物心ついた時から自転車に関わり、中学の頃にMTBとトライアルで競技を開始。約10年前にロード競技へ転向し、現在はニセコクラシックで世界選手権の出場枠を獲得するなど国内のハイレベルなレースで活躍する。高パワー出力環境での実走経験が豊富であり、ハイスピード領域でのホイール性能を的確に判断できるライダー。
テスト用バイク】Canyon Aeroad CF SLX

試乗条件

天候:気温8~14℃、曇り時々晴れ、風速6m/s
使用タイヤ:SPECIALIZED TURBO COTTON 28C

 

①加速性(低速)

両ホイールとも、漕ぎ出しの鋭さと、低速域からスピードに乗せられる高い反応性が共通する。
RAPIDE CLX IIIは、リムの軽さとカーボンスポークの恩恵で、ライダーの体格を問わず、加速時の“バイクの振りやすさ”と“万能な軽快さ”を全域で享受できる。
一方SPRINT CLXは、より剛性に振った性格。軽量・中量級ライダーにはダンシング時にわずかな抵抗を感じさせる側面があるが、高負荷で踏み込んだときにはRAPIDEを凌ぐダイレクトな推進力が得られる。

  RAPIDE CLX III SPRINT CLX
Ryuji
60kg
カーボンスポークらしい低速域の反応の良さがある。外周部のリムも軽いので、低速からダンシングで加速する場面でも俊敏でバイクが振りやすく加速がスムーズ。 シッティングで加速していく時はナチュラルに軽く加速できる感覚がある。ダンシング時はリムが起きあがろうとする感覚があり、RAPIDE CLX IIIほどの振りの軽さは感じないが及第点にはある。
Ozzy
48kg
軽さを常に感じられ、ダンシングでもシッティングでも加速は思い通り。少し踏み込むだけでもスルスルッと加速していく。 特にリアホイールに硬さを感じられるので、ダンシングでの加速はとても楽しい。高リムハイトでも軽量で、このハイトにしては軽く動く。
Yuta
68kg
踏み出した瞬間にわかる軽快感がある。慣性モーメントと剛性のバランスが良く、300W〜600W程度での加速の軽快さが際立っている。 CLX IIIほどの軽快さはないが、800W以上のパワーで踏む場面ではRAPIDE CLX IIIより加速感がある。低いパワー領域では少し重さと硬さを感じる。

 

②加速性(高速)

高速域での加速性能で両ホイールに共通するのは、踏み込みが推進力へと変わる鋭い反応性。スピードが乗った状態からさらに一段階上の加速を引き出せる能力がある。
RAPIDE CLX IIIが速度域を問わず脚への負担を抑えた軽快な加速を維持するのに対し、SPRINT CLXはより高い剛性感を持ち、ハイパワー入力に対してリニアに反応する。
この剛性の差によって、軽量・中量級ライダーはSPRINTに“脚を削られる硬さ”を感じやすいが、重量級ライダーはその剛性を“800W級のパワーでも底打ちしない伸びしろ”として最大限に活かせる。

  RAPIDE CLX III SPRINT CLX
Ryuji
60kg
踏んだ瞬間加速に繋がり、低速から感じた軽快な加速感が高速域でも同じように感じられる。 RAPIDE CLX III比では硬さを感じ、急加速は楽しい。ただし踏み続けると脚が堪える傾向がある
Ozzy
48kg
高速域でも反応良く、スパーンっと加速してくれるが、自分の体重では45km/h辺りからややパワーを多く使わされる感覚がある。 RAPIDE CLX III比では硬さを感じ、ハイパワーでの加速性はかなり気持ち良いが、長時間乗り続けるには脚力が必要
Yuta
68kg
40km/h前後から600W程度で加速してみたが、脚にこない程度に高剛性で無駄なく加速していく感覚。重量が軽いので高速域の加速を心配したが、スピードが上がってきても問題ない。 加速感が頭打ちになる速度がCLX IIIより高速領域にあって、さらにパワーを掛けていける余裕がある。700W〜800Wとパワーを上げるとよく伸びる。

 

③高速巡航性

いずれも優れた空力特性と適切な慣性モーメントで、高速域での失速感が極めて少ない
その中でRAPIDE CLX IIIは、ライダーの体格を問わずリズムを取りやすくしなやかで、長時間の高速巡航でも脚を温存しやすい万能なバランス。
対してSPRINT CLXは、40km/h以上の領域で圧倒的な転がりの良さを見せるが、単独でその速度を維持するには体重が軽いほど相応のパワーを要する。逆にパワーのある重量級ライダーにとってはRAPIDE CLX III以上の巡航能力を発揮する。

  RAPIDE CLX III SPRINT CLX
Ryuji
60kg
加速の時とは印象が変わって高いスピード域を維持しようとすると、いい意味でカーボンスポークのホイールらしからぬしなやかさを感じ、脚を温存できる。 リムがどんどん前に転がっていく感覚で、向かい風が2mほどの環境で自分の体重なら200Wで40km/h付近での巡航ができていた。40km/hを超えるスピードの維持はこのホイールの得意領域だと思う。
Ozzy
48kg
横風や斜度の変化による失速感が少ない。金属系スポークほどではないものの、適度なしなりがあるのでリズム良く高速を維持しやすい 自分の体重では、淡々と先頭を1人で走るのにはそれなりのパワーが必要な感覚だった。集団内や誰かの後ろに付いているときは、かなり足が温存できた。
Yuta
68kg
リム重量は適度な慣性モーメントが保たれており、スピードの維持に貢献している。剛性感は十分で高速域でも空力の良さを感じる 40~45km/h以上の巡航は他ホイールよりも優れている領域。CLX IIIと比較してもスピード維持が少し楽に感じる。

 

④登坂性

登坂性能は両ホイールに明確な差がある
RAPIDE CLX IIIは、3人とも共通してスペック以上の軽快さを感じ、斜度変化やダンシングに対してもリズムを崩さず登り切れる万能さが際立つ。
対するSPRINT CLXは、剛性感の高さから急勾配でバイクを振るときに重さを感じやすいため、シッティングで淡々と登る走り方がフィットする。

  RAPIDE CLX III SPRINT CLX
Ryuji
60kg
登りに入ると1,305g以上の軽さを感じる。シッティングで回していくとヒルクライム専用の軽量ホイールと遜色ない登坂性能がある。 7%を超えるような斜度ではバイクの振りに少し重さを感じるが、シッティングでは並程度には登ってくれる
Ozzy
48kg
ヒルクライム専用の軽量ホイールには敵わないが、緩斜面などのエアロを活かせるところではヒルクライム専用の軽量ホイールよりも速い。 ダンシングでバイクを振り回しすぎるとリズムが崩れて重く感じる。10%を超えるような急勾配では不得意だが、短い登りや緩斜面は、パワーがあれば硬さを生かせるので意外と速い。
Yuta
68kg
登れるホイール。高速で展開されるヒルクライムレースなら下手なクライミングホイールを買うより良い。斜度変化が多い場面でも楽に登れる。 充分に軽いが、CLX IIIと比較すると重さと硬さを感じる。ヒラヒラとダンシングする登り方には向かない。斜度の低い坂を淡々とシッティングで登るなら良い。

 

⑤ハンドリング

両ホイールに共通するのは、高いリムハイトを感じさせない優れた横風耐性と、低速域のクイックさ高速域の直進安定性を両立した扱いやすさ。ハンドリングは体格による差が小さく、どのライダーも強風下や深いバンクで安定してコントロールできている。

  RAPIDE CLX III SPRINT CLX
Ryuji
60kg
ホイール自体の軽さとカーボンスポークが相まってハンドリングに少しクイックさがあるが、横風の影響は少ない。コーナーでバイクのバンク角が深くなっても素直にコントロールできる。 カーボンスポーク特有のクイックなハンドリングは、RAPIDE CLX IIIと比べるとマイルドに感じる。横風に対するいなし感はRAPIDE CLX IIIには劣るが、このハイトにしては高いレベルにある。
Ozzy
48kg
横風や斜め前からの風に対する恐怖心が少ない。カーボンスポークの影響かヒラヒラ感があるが、コーナリングに悪影響はなく安定している。 フロントのリムハイトの高さからどっしりした印象に見えるが、軽量で横風の影響を受けにくいこともあり、至って素直なハンドリング
Yuta
68kg
低速ではクイックに切れ込み、スピードを上げると50mmクラスなりの直進性が出てくる。横風耐性が強く、強風の中でもハンドルが振られにくい。 低速域はCLX IIIと同じようにクイック。高速域になるにつれ安定感が増していく。横風耐性も非常に高く、風に対する不安感も少ない。

 

⑥総合評価

スペックだけ見ても、RAPIDE CLX IIIはオールラウンド志向、SPRINT CLXは高速志向だと容易に推測できる。ただその方向性は、実際にペダルを回してみると、より強くより明確にライダーの身体に伝わってきた。
3人のライダーが語ったのは、スペックでは見えない性能の差異であり、その差異がライダーの選択を大きく左右すると感じた。

RAPIDE CLX III

高速性能を維持しながら、格段に軽く走れる万能型。1305gの数値以上の軽さが実走で感じられ、ヒルクライム向けホイール並みの走りの軽さを持つ。

・いかなる状況でも常に楽に速く走りたい
・登坂と平坦の両立を求める
・軽さと安定性のバランスを重視する
・斜度が緩い、または速度域の高いヒルクライムをこなす

Ryuji
60kg
自分の走り方にマッチしているし、全てのシーンで速く楽に走るための助けになってくれる。軽さ、速さ、扱いやすさが全て高次元。
Ozzy
48kg
用途を問わずどんなユーザーでも使いやすい。気持ちよくサイクリングでも、トレーニングまたはレースでも乗り手と用途を問わない。
Yuta
68kg
ルーラータイプの自分にはぴったりハマるホイール。長距離レースでもペースの上げ下げに対応しつつ最後まで脚が残せそう。特に横風耐性の高さが気に入った。

SPRINT CLX

60mmクラスで実現した1300g台の軽量性と高い剛性感。高速性能と軽さの両立が新次元の領域を開拓。体重が重い、高パワーを出力するライダーほど、その優位性を引き出しやすい傾向にある

・常に高速域で走ることを重視する
・平坦でのスピード維持を最優先する
・短距離レースやタイムトライアルが主体
・体重が65kg以上、または高パワー出力する
・集団スプリントで勝つことを狙う
・ヒルクライムより平坦メインのライドが中心

Ryuji
60kg
短距離のレースやタイムトライアルで使いたい。もしくは100㎞までで平坦メイン且つ常に35km/h程度で走るライドが主体なら出番がある。
Ozzy
48kg
このホイールの硬さを活かす走りは自分にはあまりできない。レースや速く走るのが好きな人向け。
Yuta
68kg
見た目の迫力ほど重さや硬さはない。ハイパワーでの加速や高速巡航はかなり気持ち良い。短距離のレースやタイムトライアル、集団スプリント向け。

 

世代交代へ。

初代CLXからII世代への進化は、正直なところマイナーチェンジに近かった。しかし今回のIII世代は改良型や派生型ではなく、完全な世代交代を果たすためにつくられた別物だと感じられた。

後編では、ALPINIST CLX IIIを含めた3モデル全体を検証していく。ROVALが何を目指しているのか、そして我々の走りに本当に寄り添うホイールが何なのかが、より明確に見えるはずだ。

後編はこちら

Rovalホイール一覧(Specialized公式サイト)

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text & photo / Ryuji@ryuji_ride
edit / Tats@tats_lovecyclist