【プロダクトレビュー】Bellroy Venture Card Pocket:日常でも使える、紙幣が濡れないライド用財布。

ライド用財布を毎年のように買い替えているが、サドル沼のように「これ」という正解に巡り会えていなかった。
初心者のころBellroyの財布が気に入っていたことを思い返し、改めて今の時代に合ったモデルを試すことにしたところ、これが大正解だった。

text / Tats(@tats_lovecyclist)

スペック

Bellroy Venture Card Pocket(¥13,200)

耐水性レザーとアクアガードファスナーで構成された、水濡れに強いカードポケット。
カードだけでなく、紙幣、小銭、鍵が収納できる内ポケットとキーループが備わっている。

手のひらサイズで、バックポケットに入れても余裕がある

 

導入の目的

MAAP Bellroyフォンケース

8年前にも使っていたBellroyの財布(懐かしい)

ライド用財布は、これまでも日常使いすることを前提に選んでおり、8年前にレビューした『MAAP x Bellroyコラボウォレット』は当時の到達点だったが、今の時代はもっとコンパクトなものが欲しい。

それからFingerscrossedのレザーウォレットを試し、Tade quiの財布も2つ試してきたが、どの財布も課題になったのが、紙幣が濡れること。濡れた紙幣は券売機で使えないし、レジで手渡しするにも気が引ける。

iPhoneにFelicaが搭載された10年前、当時は日本でも電子マネーだけで過ごせる時代がもうすぐ来ると思っていたが、実態はまだまだで、地方を走る場合は現金が欠かせない。
そうなると、財布には「紙幣が濡れない」という要件のプライオリティが上がってくる。

これまで使ってきたTade Quiがよれてきたので、改めて防水財布として信頼していたBellroyに戻ってくることになった。
ただし今回はひとまわり小さいタイプ。以前はスマートフォンを収納できるサイズだったが、iPhoneの防水性能が上がり、財布に収納する必要はなくなっている。

Tade Qui Riders Wallet

Tade Quiは好きで2つ連続で使ってきたが、最終的に浸水に悩まされた

 

Pros & Cons

Pros

すべてをひとつにコンパクトに:「カードポケット」という製品名なのでカードサイズだが、カード以外に紙幣と硬貨と鍵がコンパクトに入る設計。ポケットが3つあるので、それぞれ紙幣、鍵、カードを入れ、メインの収納部に硬貨を入れている。

必要なものがすべてコンパクトに収まる

特に購入してから「これは良かった」と思えたのが、鍵も収納できること。これまで鍵と財布は別々だったので、ライドでもそれぞれ持ち運ぶ必要があったが、ひとつにまとまったことでバックポケットがさらにコンパクトになった。またGPSトラッカーもひとつにできたので運用コストも下がったことが地味に嬉しい。

キーループがあるので鍵をなくさない。GPSトラッカーも入るので財布もなくさない。

防水性能:乾いた紙幣こそ至高。最近はX-Pacやダイニーマなど最新テック素材の財布が増えているが、長期使用で摩耗して浸水してしまう。Bellroyはレザーの厚みと成形加工の張りに加え、アクアガードジッパーなので内部に水が侵入しづらい構造になっている。完全防水ではないが、少なくとも紙幣がびしょ濡れで使えなくなることはない。

止水ジッパー

耐水性のあるレザー生地なので、バックポケットの汗・湿気レベルであれば浸水しない

日常使いできる:アウトドア用財布の閉じ口はベルクロが多いが、支払時にベリベリ音を出すのは年齢的に抵抗があるので、Bellroyのジッパーが理想的。そしてやはりレザーは良い。普段使いしていて最も違和感がない。以前使っていたBellroyもエイジングでいい雰囲気になっていたが、今回も質感良くなっていきそう。

Cons

現金が取り出しづらい:小さいので紙幣も小銭も扱いにくい。紙幣は都度三つ折りにする必要があるし、口があまり開かないので狙った硬貨を取り出せない。キャッシュの扱いやすさという点では、ガマ口型コインポケットを備えたTade quiが群を抜いていた。
ただ紙幣の濡れにくさと硬貨の使いやすさ、どちらを優先するかという話になったとき、紙幣を守ることの方が圧倒的に必要とされる。

口を大きく開けてコインを取り出す

 

結論

現金の取り出しづらさはあるものの、日常含めた財布の利用機会において不便を感じるタイミングは少ない(日常の方が現金を使う機会がない)。
紙幣が濡れない点はクリアしているし、鍵を一緒にできることが何気に便利だったので、トータルでの満足度はこれまでのライド用財布の中で最も高い。
3ヶ月使ってとても馴染んでいるので、導入して大正解だった。

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著者情報

TatsTats Shimizu(@tats_lovecyclist)
編集長&フォトグラファー。スポーツバイク歴12年。海外ブランドと幅広い交友関係を持ち、メディアを通じてさまざまなスタイルの提案を行っている。同時にフォトグラファーとして国内外の自転車ブランドの撮影を多数手掛ける。メインバイクはStandert(ロード)とFactor(グラベル)。