BBUC:世界をつなげる、新しい世代に向けたブランド。

つながる未来へ向かおう。

オーストリアのウィーンを拠点とする『BBUC』は、新しい世代に向けたコンテンポラリースポーツブランド。その独創性とユーモアが溢れる世界観は、これまで地球の反対側にいる僕たちをも魅了してきました。そして今シーズン、BBUCが日本に上陸します。

本記事で紹介する新しいコレクションのコンセプトは「Fictional Nations Concept(架空国家構想)」。世界を国境のない中立地帯として描き、“共通性”によって僕たちが世界中と結ばれる未来を提示します。

そしてサイクリングが人々の共通性を結びつけるスポーツであることは疑いようもありません。「より良い世界とは何か?」──いつも僕たちが考えていることに対して、BBUCは“Worldwide Connection”という国旗デザインを通して、地球がひとつにつながる未来を見せてくれます。

Starring/Rokuto, Rin, Kaho, Mei, & Danny
Text & Photo/Tats

*本記事で着用するウェアはBBUC提供のものです。

1. FNCコレクション

2018年からリリースされている「FNCコレクション」は、毎年一度しか生産されない限定デザイン(過去デザインはすべて完売)。
ジャージはユニセックスのエアロフィットで、ライトブルー/ライトグレー/パープル/ネイビーの4色展開。すべてウィーンでデザインされ、イタリアで製造されています。

ジャージ:FNC Jersey

FNC Jersey(¥25,000)

ジャージにデザインされているのは、“Worldwide Connection™”の旗。この旗が提示するのは、国境は存在せず、地球がひとつにつながるという未来。
そして、それぞれ異なるカラーや日本語も含まれるピクセル文字の構成は、つながった未来でも一人ひとりに個性があることを表します。

シルエットは“エアロフィット”と謳っているだけあって、レーシーな印象がとても格好良い。
生地は薄くて柔らかく、デザインの爽やかな印象も相まって夏に最適です。女性が薄いカラーを着たときのインナーの透け感もそれほど気になりません。

袖口は切りっぱなしに滑り止めのテープが巻いてある仕様。ジャージと腕の境目が限りなく少なく、ラインが綺麗に見えます。ただ伸縮性はないので、腕が太すぎたり細すぎたりするとうまくフィットしないことも。

背中には「ニューモード」というカタカナがデザインされており、ジャージのコンセプトを表しているだけでなく、BBUCの人たちが日本好きであることが伺える

ビブショーツ:Everyday Dance Bibs

Everyday Dance Bibs(¥25,000)

ビブショーツはスイスの老舗生地メーカー「Schoeller(ショーラー)」のカスタムメイド生地を使用しています。生地感がサラサラとしていて、少しの雨なら水を弾いてくれるほど機能的。
着心地はジャージと同様に全体的にタイトめです。丈感がやや短いのでスタイルがよく見え、裾のグリップは太く硬めなのでズレにくいつくり。パッドは厚みがある形状で、長距離に向いています。
ただ肩紐は素材が少し硬く、中で丸まりやすいためまだ改良の余地はありそう。

ビブのデザインはロゴが最小限に抑えてあり、裾に配置された小さいタグが可愛い

 

2. BBUCサイズガイド

サイズ選びに関して、公式のサイズチャートはありますが、一般的な表記(身長と3サイズ)ではないので判断しづらいと思います。以下に記載する各メンバーの着用サイズも参考にしてください。

Rin (167cm/52kg):ジャージXS 、ビブショーツXS
Danny (176cm/79kg):ジャージXL、ビブショーツM
Kaho (157cm/45kg):ジャージXS、ビブショーツS
Rokuto (178cm/60kg):ジャージS、ビブショーツS
Mei (167cm/59kg):ジャージS、ビブショーツS

ジャージはエアロフィットのため、他ブランドと比較すると同サイズでもタイトなつくりです。
ワンサイズ上げると体型によっては袖やお腹周りに生地の余りが出ることもあるので、基本的にはタイトに着用するウェアと考えた方が良さそうです。

 

3. サイクリングが僕たちを結びつける

コロナ禍を超え、不安定な世界情勢の中でも人々は再び国境を超えて繋がろうとする動きがあります。
そうした流れの中で 、FNCジャージのチームキットらしいデザインは、サイクリングを通じて自分とほかの人たちがグローバルに繋がっていると感じさせるもの。

フラットで誰も排除しない場所でありたいと願う僕たちのコミュニティと同じように、BBUCが描く“サイクリングが境界のない中立地帯を導いていく”という未来は、これから世界のあらゆる場所で実現されていくのだろうと信じています。

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Starring/Rokuto, Rin, Kaho, Mei, & Danny
Text & Photo/Tats