2017年折り返し地点。これまで、さまざまなサイクリング関連アイテムを試す機会がありました。
サイト内でレビューしたウェアやアイテムもとても大事に使っていますが、今回は個人的に購入したものの中からお気に入りのものを紹介します。
【Giro】Zero CS(グローブ)
Giroのグローブには前回記事で紹介したフルフィンガータイプで虜になり、フィンガーレスグローブも他ブランドのものが寿命を迎えつつあったため、Giroへブランドスイッチしました。
Zero CSはタイトなスリッポンタイプのため脱着時は少し手間取るものの、着けたときのフィット感は素晴らしいです。パッドレスなので慣れない場合は手が痛くなることもあるかもしれませんが、ハンドル周りでダイレクトな操作感を得られるため最終的にはストレスフリーで長時間ライドできるようになります。素材も頑丈。
【Solestar】BLK(カーボンインソール)
トップクラスのプロも使うインソール「ソールスター(公式サイト)」。このSolestar BLK(ブラック)は、使う前は“インソールなのに2万以上する意味不明な代物”でしたが、今はもう外せないレベルとなっています。
カーボン素材のインソールはガッチガチの高剛性。普通のスニーカーのインソールにあるようなクッション性や通気性といった快適要素はほぼ一切なく、ソールスターはただペダリング効率を高めるためだけに作られたインソールです。
足の裏と接する面は抵抗が高く、シューズの中で脚がずれないようになっています。加えて土踏まずの部分が大きくせり上がっているので、シューズの中でがっちり脚が固定されている感じ。その状態で超固いソールを踏むと、まっすぐ脚を下ろせるので、ペダリング運動によって生まれる力がそのままペダルに伝わる感覚になります。劇的なタイム短縮につながるものではありませんが、ペダリング時の足回りのストレスがほぼなくなります。
歩行しづらいのは難点であるものの、慣れれば以外と普通に歩けるようになります。
オンラインではYahoo!ショッピングで購入できます。
【Rapha】Pro Team Baselayer
みんな大好きRaphaは品質が高く、どのアイテムを選んでもそれほど間違いはありません(被りやすいけれど)。最近頻繁にセールがあるので入手しやすくなっています。
このプロチームベースレイヤーは機能もデザインも素晴らしく、価格に見合った良いものだと感じます。薄いメッシュ地は汗をかいてもすぐに排出され、肌触りもさらさらで気持ちがいい。締めつけ感も強くないので、高品質なレースフィットジャージと合わせれば終日快適に過ごすことができます。
また首元に白のラインが入ったシンプルなデザインはどんなジャージにも合わせやすく、色違いを揃えたくなります。
【Oakley】Jawbreaker – Prizm Snow
ジョウブレイカーは似合わないと思っていましたが白フレームをかけてみたら意外としっくりきたので喜んで導入。真っ白なフレームは白ヘルメットとの相性が抜群です。
レンズはPrizm Roadではなく“Prizm Snow”。もともと雪面の凹凸を見分けやすくするためのレンズですが、ロードサイクリングにおいても視界はくっきり。Prizm Roadと比べると少し明度はさがりますが、ピンク系のトーンで全体のコントラストが上がることで、特に灼けるような日差しの晴天時には前方がとても見やすくなります。
ウィンタースポーツにも使えるからと購入しましたが、サイクリングにおいても、すでに持っていたTrillbeやRadar EVと合わせて、天候やライドスタイルに応じた使い分けができるので便利です。
【CycleLocker】室内用縦置き自転車スタンド
ここ2年はClugという前タイヤをはめる縦置きホルダーを使ってきたのですが、安定感が必要となりタワー型のサイクルスタンドを導入しました。
タワー型はゴテゴテした外観だと部屋で浮いてしまうため、インテリアとしても違和感ないデザインのCycleLockerを選択。白基調で丸みを帯びた外観は圧迫感がなく、部屋に置いてもすんなり馴染みます。
クランクで支えるだけのシンプルな設計ですが、安定感は抜群。部屋にそびえ立つ愛車の観賞をまったり楽しむことができます。
【Black Sheep Cycling】ELEMENTS REFLECTIVE BOOTIES
シューズカバーの目的として、防寒や防水、そして空気抵抗削減が挙げられます。特に薄手素材のものは空気抵抗を減らすために用いられ、その効果はエアロフレームにするよりも優れていると言われるほど。
このBlack Sheepの薄手のシューズカバーは、空気抵抗を抑えるたけでなく、ドットの部分が反射材になっていて安全性も高まります。この季節になると日中は蒸れるので着けませんが、ナイトライドのときには安全性を確保するために付けるようにしています。シューズカバーは破れやすいので歩行時は注意しないといけません(半年使用してすでにだいぶきてます)。
【Fabric】FLR30(リアライト)
サイクリング中は被視認性を高めるために、日中であってもできるだけリアライトは点滅させるようにしています。特にトンネルを通るときなどは、ちゃんと車から見えているかどうか不安になるので、明るいリアライトの存在は不可欠。
従来使っていたものは明るさの面で頼りなかったため、デザイン性の優れたFabricのリアライトを導入(公式サイト)。30ルーメンの光度はとても明るく、安心度合いが全然違います。
またこのライトの特徴的なところは、加速度センサーがついていて、ブレーキをかけると自動的に明るく点灯するところ。これにより、後方に対していち早く減速していることを伝えることができます。
円柱型の無駄のないシルエットで、フレームのデザインを邪魔しないのも良いところ。
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サイクリストは本質的にお金を使いたがる性質を持っています。それは投資によって確実に新しい体験が得られることがわかっているから。今後とも素敵なアイテムや人との出会いによる新たなサイクリング体験を楽しんでいければと思います。