夏がほのかに感じられる季節となりました。
毎年暑さにはやられっぱなしですが、春が過ぎ去るときにくる「あ、夏がくるぞ…!」という感覚は、いつも気持ちがワクワクしてきます。
そして期待に溢れて袖を通すのは、お馴染み「Café du Cycliste」の2022春夏ウェア。
2021秋冬に続き、今年の夏もけんたさんとCafé du Cycliste(以下CDC)とのコラボ企画をすることになりました。
行き先は千葉。南仏ウェアの雰囲気と、千葉のカントリーな雰囲気がマッチした、ちょっとグラベルも楽しめるライドをしてきました!
けんたさんの動画はこちらから!
ライドメンバー
けんたさん(@iamkentasan) 「日本にもっと豊かなサイクルライフを!」をテーマに、ロードバイク、グラベルバイク、MTB、eバイクなど、さまざまな自転車関連情報を発信する自転車YouTuber。ライドイベントの参加レポートや、サイクリングで楽しむその土地の魅力なども動画で紹介している。 |
Mei(@meisan_no_yakata) Love Cyclistアソシエイト。学生時代からLove Cyclistに参画し、現在はデジタルマーケティング会社にも勤務するビジネスパーソン。ブルベやヒルクライムなどさまざまな自転車の楽しみ方に触れてきた中で、今は「ひと山、ひとカフェ」というライドスタイルを確立。 |
Atsushi(@a2c_3c3) 千葉県出身。大手自動車メーカー勤務。ニース駐在時にCafé du Cyclisteのスタッフにスカウトされ、ファミリーの一員となる。現地での撮影や、フランスに聳え立つ数々の山岳をメインにライドしていた結果、ヒルクライム好きに。オシャレで速いがモットー。 |
Tats(@tats_lovecyclist) Love Cyclist編集長。ロードバイクを中心としたスポーツバイク業界を、マーケティング視点を絡めながら論じることが好き。同時に海外のアパレルブランドと幅広い交友関係を持ち、メディアを通じてさまざまなスタイルの提案を行っている。 |
Starring/けんたさん, Atsushi & Mei
Text/Mei
Edit & Photo/Tats
*本記事のウェアはCafé du Cycliste提供のものです。
1. それぞれのCDCをキメて。
コースは、市原市にあるカフェ『Oikaze Route & Cal Supply(以下Oikaze)』を起点に、グラベル道を含みながら内陸をぐるっと回っていきます。
今回はCDCの本拠地があるフランスのニースでモデルをされていたAtsushiさんも参加。南仏のサイクリスト文化にも触れる貴重なライドに…!けんたさんとAtsushiさんの車が同じトヨタRAV4で、ライド前からすでにシンパシーを感じ合う2人。
ライド開始!
CDCのウェアは、ロードからグラベルまでバリエーション豊富。
でもきっちり「これがロード用です」「これがグラベル用です」と分けているわけではなく、「自分の好きなものを着ればいいんじゃない?」というつくり手の声が聞こえてくるようなラインナップです。
だから、ロードバイクに乗っているからぴったりしたウェアを着なくてはならない!ということは一切なく、ロードバイクとグラベルバイクごちゃまぜの各メンバーも、自分のスタイルに合わせて好きなウェアを選んでいます。
どんな人にもその人にフィットしたスタイリングになるので、ダイバーシティ広がる今にマッチしているなと感じます。
グラベルを走っている途中ででけんたさんがパンク…!
でもあわてない。Domaneの内蔵ストレージからキットを取り出してパンク修理します。
どれどれ、耳を澄ましてタイヤチェック
ほかのメンバーは手慣れた修理の様子を見守ります(完全に傍観者)。
ちなみに今回私はフィルムカメラを背負って走りました。合間にフィルム写真も載せるので、私がライドで感じた雰囲気も伝わるといいなと思います!
舗装路もグラベル道も探検
Tatsの足元が可愛すぎる
ここは、どこかな?
2. スタイル①Mei
トップス/クリスティーヌ(¥21,450)、ビブショーツ/マティルド (¥37,180)
トレンドのエデングリーンが目を引く、レースフィットのジャージ『クリスティーヌ』。
パキッとしたカラーが気に入って選びましたが、生地感もとても心地良いんです。スルスルと着られる袖は腕を圧迫することなく、身体のラインにフィットしてくれます。
オダックスビブショーツ『マティルド』もとても優秀。
ソーセージレッグにならずに、身体に沿ってフィットしてくれる素材。グリッパーは素材に縫い込まれているので、履いていて苦しいことはありません。お腹の部分はメッシュなので、汗が溜まることがなく快適にライドができます。
サイズは身長168cmで、上下ともにウィメンズSサイズを着用しています。
あ、お腹、引っ込めなきゃ。
3. スタイル②Atsushi
トップス/ナンシー(¥20,735)、ビブショーツ/マリネット(¥30,030)
夏がきた!と感じさせるメッシュ素材のジャージ『ナンシー』。
山々の起伏と1970年代のサイケデリックなムードから着想を得たというジグザグパターンが特徴的なデザインです。
身長178cm サイズ上下共にSサイズ
袖のラインは夜間に反射するリフレクティブストライプ。デザインの中に機能を組み込むCDCのワザが夏モノにも活かされています。
裾のシリコンパターンがカッコいい
ビブショーツ『マリネット』は柔らかな履き心地が特徴。特に肩紐の伸びが良くて肩がこらない。
パッドもサイテック社の良い物が付いているので、着座時もフワッとしています。
裾のシリコンはしっかりホールドしてくれて、痒くなったり圧迫感はありません。
ビブの切れ込みはお腹が見えるほど深い
背面側はメッシュになっているし、フロントの切れ込みが深いので通気性は抜群。ただその切れ込みが深いせいで、お腹が見えてしまいそうなほど…。
しかし、そこは「体型維持に一役買う!」ということでポジティブなAtsushiさん。
なんだかごきげんな兄さん。
4. スタイル③けんたさん
トップス/バーバラ(¥13,585)、ビブショーツ/オノリーヌ(¥31,460)
トップスにグラベルジャージ『バーバラ』、チェック柄のビブショーツ『オノリーヌ』を組み合わせた、けんたさんのキャラクターにピッタリなチョイス!
バーバラはバックポケットがあるので、ラフな見た目でもいつものジャージと同じように使えます。
身長180cmで、ジャージはゆったり目を好んでLサイズ、ビブはいつも通りのMサイズ
オノリーヌは70年代アメリカのドライブインを彷彿させる、ド派手なチェック柄。
このデザインは、Café du Cycliste初のグラベルレーシングチーム「CDC GT」をインスピレーション元にしたチェッカーフラッグパターンなんです。
左足に見える赤いフライングフィッシュのワッペンが可愛い
「いんふああはんえはふへーひへはふ(Insta360は噛んで撮影してますw )」と、さすがYouTuberなけんたさん。
5. 青空の下でひと休み。
ランチは木更津市にあるオーガニックファーム「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」で。
30haある広い敷地内に、農業、食、アートが楽しめるテーマパークのようなところ。
ここは循環型のサステナブルな取り組みをしているレストランです。
ニースでの生活をきっかけに、食事について深く考えるようになったというAtsushiさん。
環境に配慮した選択を心がけているとのことで、メタンガスやCO2を多く排出する肉類などは控え、魚介類やヴィーガン系の食事を中心に摂るようにしています。
南仏お兄さん、マスクまでおフランス。笑
ニースでライドするときは、コーヒーをスタート前に1杯、ライド後にまた1杯と、みながカフェ文化と共にあるスタイルだったよう。
意外と日本と共通しているところが見つかって親近感が湧いたり、ツールドフランスの本場だからこそ味わえる文化があったりと、終始「ニースでライドしたい〜」とみんな口を揃えて言っていました。
鉢を模した可愛いティラミス(グラベルティラミスと命名w)
お腹を満たした後は、敷地内のスポットを巡って
KURKKU FIELDSはアートや子供たちが楽しめる遊具、牛やヤギなど自由な空間がたくさんあります。
「ファミリーできても楽しいだろうな〜」と呟くけんたパパ。
▼クルックフィールズの場所はこちら▼
6. “追い風”を受けて〆る。
広場を後にして、ラストスパートを走り切る
ぐるっと約60km、千葉を堪能してきました。最後はスタート地点の「Oikaze」さんに戻って〆。
まずはチルよね。
店主のノブさんが作ったオランジェットがとっても美味しくて感動。
コーヒーとの相性がすごく良くて、ライド後の疲れた身体に酸味と甘味が沁みます。
Oikazeさんはコミュニティスペースの役割を担っていて、ただサイクリストだけのためのカフェというわけではなく、地域の方々と交流する場ともなっています。だから気がついたらお店にいるお客さんたちとお話したり、はたまたけん玉をしたりと、サイクリストか否かは関係なしに繋がっていくのが新鮮!
都内にいると、サイクリストはつい珍しいものとして見られがちですが、ここではそれぞれを受け入れ合っているように感じます。
素敵なカフェなので、みなさんもぜひ千葉に行ったときに訪れてほしいです。
Oikaze店舗情報(Instagram)
映画でみたような、穏やかなチルタイム。
コーヒーで〆てライドは終わり。
初夏を感じるために出かけたライドが、次第にその場のコミュニティに引き寄せられ、巻き込まれていく“輪”のようなライドに。
共感し合える仲間と、心地よいCafé du Cyclisteのウェアがあれば、どんなとこへも行ける──そんなことを感じた1日でした!
Starring/けんたさん, Atsushi & Mei
Movie/けんたさん、Text/Mei
Edit & Photo/Tats
Thanks! Café du Cycliste