より速く、クールな回転体を求めて。
ロードバイクの機材アップグレードにおけるハイライトのひとつが、カーボンホイールの導入。黒く存在感のあるリムは、見た目をより格好良くするだけでなく、走り自体も大きく変化させてくれます。
その購入タイミングはさまざまですが、多くはアルミホイールからグレードアップするための2本目、3本目で選ばれるもの。
ただカーボンホイールはアルミ以上に選択肢が幅広いので、ひとつのモデルに絞り込むまでの過程が楽しくも難しいところだと思います。
ここでは目的に応じた選び方と、予算別に定番となるおすすめのカーボンホイールを紹介していきます。足もとの新たなパートナー探しの道標にしてください。
※アルミホイールの選び方はこちら
1. カーボンホイールの選び方 – 5ステップガイド
① リムハイト
リムはホイールの性能を決める最も重要な要素。
リムがカーボンであることの最も大きなメリットが、リムハイトを上げて空力と剛性を高めることができること。
カーボンは成形自由度の高さに加え、アルミよりも軽量な素材のため、少しの重量増で空力アップが可能となります。
リムの高さに応じて、ヒルクライムに向いた軽量なロープロファイル(30mm前後)、バランスの良いのミディアムプロファイル(40-50mm)、平坦と下りに強いハイプロファイル(55mm以上)に分類されます。
ハイプロファイルの中には80mm以上の存在感の強いリムもありますが、ロード用としては60mmくらいまでが実用面でのリミット。
1本で色々な場所をライドするのであれば40-50mmのミディアムプロファイルがバランスの良い選択。のちにハイトの異なるホイールを何本か所有して、必要に応じて使い分けるサイクリストもいます。
またハイトが高いほど横風で煽られる傾向がありますが、近年のモデルでは風をいなす性能も上がっており、以前のホイールほど敏感になる必要はありません。
② タイヤ種別
クリンチャー・チューブレス・チューブラー3種のタイヤのうち、どれに対応するホイールを選択するかは、乗り心地と運用コストの両面から重要なポイント。
チューブラー
今でもレースシーンにおいてはチューブラーがスタンダード。
チューブラーホイールはリムが軽く、また上質な乗り心地を提供してくれるので、性能面での満足度は非常に高いもの。
でも運用面はちょっと厄介。小さなパンクはシーラント剤で対応できることがほとんどですが、タイヤ交換のとき、毎度爪がもげる思いをしながらリムテープを剥がす作業はいつも悲鳴を上げたくなるレベル(リムセメントはもっと面倒)。タイヤ1本の値段が高価な点(1万〜)も考慮すべきところ。
それでも使いたくなる乗り心地、軽さ、そして耐久性の高さはチューブラーの大きな強みです。
クリンチャー
カーボンクリンチャーの歴史はまだ浅いものの、各社が力を入れている分野で、次第にサイクリストたちから信頼を獲得するホイールになっています。
ただリムがチューブラーよりも重い点や、リムブレーキングによる摩擦熱に弱い点は理解した上で使う必要があります(ディスクタイプであれば熱問題はクリア)。
デメリットがあった上でも選択したい理由が、クリンチャーならではの運用しやすさ。アルミホイール時代からクリンチャーに慣れ親しんできたサイクリストにとって、タイヤの選定基準やパンク時の対応が変わらないという点はとても楽。
チューブレス
クリンチャーの先を行くトレンドが、今後主流になっていくチューブレス。
特にクリンチャー+チューブレス対応可能な「チューブレスレディ*」ホイールのラインナップが増えています。
*チューブレステープ、バルブ、シーラントを使ってチューブレス化できるクリンチャーホイール。
チューブレスは内部にチューブを持たないので乗り心地が良く、転がり抵抗を減らすことが可能。パンクにも強い。
タイヤがワイド化する流れの中で、その恩恵はさらに大きくなり(リム内のスペースが広がることでめっちゃ固いチューブレスも取り外しが容易になる)、28cがスタンダードになる近い将来にはチューブレスの時代が訪れることになりそう。
チューブレスホイールは現時点ではMavicのUSTシリーズが性能と使いやすさで一歩先を行っています。
③ ブレーキタイプ(リム or ディスク)
ツール2018で遂にディスクブレーキが解禁され、またディスク対応ホイールも次々とラインナップされています。
ここで悩ましいのが、現在リムブレーキのバイクを使っているサイクリストにとって、「ディスク化していく流れの中で、今リムタイプのホイールに投資すべきか」という点。
次にフレームを買い換える(余裕がある)なら、ディスクが良いと考えているサイクリストは多いと思います。
ただそうなった場合、今使っているコンポもホイールも載せ替え不可という残酷な事態が待っていて、すぐに完全移行できるサイクリストは一部に限られてきます。
また、欧州のようにディスクブレーキを使うMTBの市場シェアが大きく、もともとディスクの扱いに慣れている地域とは異なり、日本ではリムブレーキのロード市場がほとんどを占めるため、少なくともショップやホビーサイクリスト界隈ではディスク移行は時間がかかることになり、リムが完全に淘汰されることはしばらくありません。
ホイールの耐用年数を2〜4年と考えるのであれば、リムブレーキの制動性に現在大きな不満を抱いていない限り、今リムタイプに投資することは特に間違いではないということです。
④ スポークとハブ
リムと合わせてホイールを構成するために欠かせないスポークとハブ。これらも回転や乗り心地、空力を決める重要な要素です。
スポーク
スポークはステンレススチール、アルミ、カーボンが使われます。
スチールよりも高価なアルミは、硬さや反応の良さを感じやすいと言われており、アルミホイールの上位モデルではアルミスポークが使われていますが、カーボンホイールの場合はグレードに関わらずスチールがメイン。
またカーボンスポークモデルがあるのはLightweight、Reynolds、Corimaなどのトップグレードに限られます。
そしてスポークの組み方でも乗り心地が変化。
代表的なのが、少ないスポーク本数で剛性を確保しながら風の抜けが良いCorimaやRolf Primaの「ペアードスポーク」や、左右のテンション均衡を保ちながら足当たりが良く見た目も美しいCampagnoloの「G3」など。
組み方それぞれでメリット・デメリットが発生するので、どれが正解ということはありません。
ハブ
ハブで特に意識するところは、フランジ幅と回転部(ベアリング)。
フランジの幅は、狭いと空力に優れ、広いと横剛性に優れます。一般的には横剛性を優先した方が安定した走りができます。
回転部は、エントリーグレードにはスチールベアリングが使用されますが、上位グレードに採用されるセラミックベアリングは、表面が滑らかで真円に近く、グリスが不要なものもあって(こちらの方が大きな理由とされていますが)、抵抗の少ない滑らかな回転を得ることができます。
⑤ メーカーと予算
Campagnolo、Fulcrum、Mavic、シマノのBIG4のほか、ZIPP、FFWD、Corimaなどが多くのプロチームに提供され、ツールなどのレースで活躍しています。
Giant、Roval(Specialized)、Bontrager(Trek)といったフレームメーカーのホイールも近年では強い競争力を持つように。
これらメーカーもののカーボンホイールはアルミよりも高価であることに違いはありませんが、ここ数年で価格は徐々に下がっています。
初めてのカーボンホイールとしての目安価格は15万〜30万。本記事を読むカーボンホイール検討中のサイクリストは、すでに金銭感覚が狂っている猛者たちしかいないので、特に異論はないと思います。
耐久性と走行性能を併せ持ったメーカー製カーボンホイールの価格帯は、定価20万円台からが基準ラインとなりますが、そこに割引が加わって10万台で入手できるモデルも多くあります。
ただ最近はもっと安いプライベートブランドのラインナップが登場し始め、アルミと同じ10万を切る価格で手に入るものも。
ここからは上記メーカーを中心に、価格帯別(定価ベース)の人気定番モデルを見ていきます。
2. 〜20万の人気定番モデル
Prime – RR-38 V2
タイヤ | チューブレスレディ |
重量 | リム*: 1548g / ディスク*: 1728g |
リムハイト | 38mm |
定価 | ¥85,000 |
*リム:リムブレーキモデル、ディスク:ディスクブレーキモデル(以下同)
カーボンホイールをなるべく安く手に入れるなら、Wiggleプライベートブランドのプライムは最高のコスパ。初心者にとっては高嶺の花に思えるカーボンホイールを手に届きやすい価格まで落とし込んできていて、完成車に付属する鉄下駄ホイールからのグレードアップとして容易に選択肢に入ります。
RR-38はオールラウンドな38mmリムで普段使いしやすいことに加え、チューブレステープ貼り付け済なので、そのままチューブレスタイヤを使用して乗り心地を上げることもできます。
このコスト感でバイクの見た目を一瞬で格好良くでき、気兼ねなく使えるカーボンホイールとして非常に優秀。
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リム: Wiggle / ディスク: Wiggle
Prime – RR-50 V2
タイヤ | チューブレスレディ |
重量 | リム: 1607g / ディスク: 1808g |
リムハイト | 50mm |
定価 | ¥90,000 |
同じプライムでも、RR-38よりも重厚感のある見た目や平坦での巡航性を重視するなら、50mmハイトのRR-50。
50mmあってもアルミのミドルグレードと同等の重量なので、空力面で大きなメリットがあります。
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リム: Wiggle / ディスク: Wiggle
Fulcrum – Racing Quattro Carbon(レーシングクアトロ・カーボン)
タイヤ | クリンチャー |
重量 | リム: 1550g / ディスク: 1605g |
リムハイト | 40mm |
定価 | ¥168,000 |
リムのグラフィックが格好良くて人気なレーシングクアトロ。
アルミのクアトロは重量面が厳しいモデルでしたが、カーボンモデルは軽量で扱いやすくなり、山岳でも問題なく使えるクラスになっています。
レーゼロと比べると柔らかめの乗り心地のため、クアトロが最も活躍できるフィールドは平坦ロングコース。
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リム: Wiggle | Amazon
ディスク: Wiggle | Amazon
3. 20万〜30万の人気定番モデル
Fulcrum – Racing Zero Carbon(レーシングゼロ・カーボン)
タイヤ | クリンチャー |
重量 | リム: 1340g / ディスク: 近日発売 |
リムハイト | 30mm |
定価 | ¥270,000 |
アルミモデルが大人気のレーゼロ。
この「レーゼロ・カーボン」はリムとリアハブ以外はアルミレーゼロとほぼ同じスペックですが、カーボンホイールには珍しいカーボンリム+アルミスポークという組み合わせで、スチールスポークと比べて反応性や剛性の良さを感じさせます。
オールラウンドに使えますが、ハイトが低いためどちらかというと山岳コースで強みを発揮するモデル。
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Campagnolo – Bora One 35(ボーラワン35)
タイヤ | チューブラー | クリンチャー |
重量 | リム: 1215g / ディスク: 1297g | リム: 1405g / ディスク: 1483g |
リムハイト | 35mm | |
定価 | ¥261,000〜 | ¥295,000〜 |
アルミホイールの定番がゾンダとレーゼロであれば、カーボンホイールでは「ボーラワン」がそのポジションにいて、レーゼロカーボンと人気を二分しています。特にクリンチャーモデルが人気*。
35mmハイトの軽くクイックな乗り心地(クリンチャー1405g)は、ヒルクライムでこそ威力を発揮します。
*チューブレスモデルの「BORA WTO」が今冬に発売予定ですが、ハイトが60mm以上で価格もBORA ULTRAくらいになりそう。もしカンパのチューブレスが欲しければお金を貯めて待つのもありです。
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Campagnolo – Bora One 50(ボーラワン50)
タイヤ | チューブラー | クリンチャー |
重量 | リム: 1265g / ディスク: 1348g | リム: 1485g / ディスクなし |
リムハイト | 50mm | |
定価 | ¥261,000〜 | ¥295,000〜 |
同じボーラワンでも、35より人気なのが50。
ボーラらしいわかりやすいグラフィックが、50mmハイトだからこそ存在感を与え、ボーラワンを所有しているという満足感も満たしてくれます。
35と比較してもそれほど重量増とはならないので、平地だけでなくオールラウンドに使用可能なところも強い。
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Mavic – Ksyrium Pro Carbon SL(キシリウムプロ カーボン SL)
タイヤ | チューブラー | チューブレスレディ(UST) |
重量 | リム: 1190g / ディスクなし | リム: 1390g / ディスク: 1475g |
リムハイト | 25mm | |
定価(タイヤ込) | ¥300,000 | ¥320,000 |
マビックのカーボンホイールを選ぶのであれば、2018年からリリースされたUSTモデルこそ至高。
UST(Universal System Tubeless)はチューブレス対応したホイールで、ハッチンソンと共同開発したチューブレスタイヤ「イクシオン プロ UST」をデフォルトで装備。固くてはめづらいチューブレスタイヤの既成概念を覆す、脱着しやすいタイヤとなり、チューブレスが最も身近になりました。
マビックのラインナップでキシリウムシリーズは軽量モデルにあたり、中でもPro Carbon SLは特に軽いホイール(チューブラーで1190g!)。素早い加速と上りの強さ、そして下りでの安全性の高いホイールを探すのであれば最良の選択肢のひとつとなります。
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Bikeinn
Mavic – Cosmic Pro Carbon SL(コスミックプロ カーボン SL)
タイヤ | チューブラー | チューブレスレディ(UST) |
重量 | リム: 1445g / ディスク: 1475g | リム: 1490g / ディスク: 1515g |
リムハイト | 40mm | |
定価(タイヤ込) | ¥300,000 | ¥320,000 |
同じくホイールとタイヤの優れた融合が生まれるUSTシステムを採用した、ミディアムプロファイルホイール。
コスミックシリーズはマビックの中で定番のラインナップで、40mmハイトの軽量オールラウンダー。
またドライ・ウェットに関わらずブレーキング性能も他メーカーよりも秀でています。
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Bikeinn
ZIPP – 303 Firecrest(ファイアクレスト)
タイヤ | チューブラー | クリンチャー |
重量 | リム: 1339g / ディスク: 1410g | リム: 1480g / ディスク: 1545g |
リムハイト | 45mm | |
定価 | ¥266,500〜 | ¥266,500〜 |
2010年から続くロングセラーモデル「ファイアクレスト」を抱えるジップ。
ジップホイールの特徴である、リムにゴルフボールのような凹凸を加えて空気抵抗を抑えるディンプル加工が、ホイールに存在感を与え、また横風にも強い仕様に。
ラインナップの中で、「303」は石畳の激しいパリ〜ルーベをカーボンホイールで初めて勝利したことから、頑丈なホイールであることが証明されています。
硬すぎない乗り心地と高いエアロ効果で、どんなレースシーンにも対応できる万能ホイール。
ジップは他のメーカーと比べると重量がありますが、重さを感じさせない気持ち良い走行感も特徴。
303 Firecrest【クリンチャー】の価格を見る
リム: CyclingExpress
ZIPP – 404 Firecrest(ファイアクレスト)
タイヤ | チューブラー | クリンチャー |
重量 | リム: 1505g / ディスク: 1545g | リム: 1615g / ディスク: 1715g |
リムハイト | 58mm | |
定価 | ¥290,000〜 | ¥266,500〜 |
ディープホイールの代名詞のジップを使うのであればハイプロファイルを選択したくなるもの。
58mmのリムを持つ「404」の空力性能は、そのリムの高さとディンプル加工だけでなく、リム幅が303より狭く(28.5mm→26.53mm)、より平坦巡航向きの仕様へと敢えて作り込んでいるところからも感じることができます。
そしてハイトがあるため剛性は303よりも高くなり、より気持ち良さを感じやすいライドフィールに。
平坦で飛ばしたい派手好きな豪脚には間違いのないホイール。
404 Firecrest【チューブラー】の価格を見る
リム: CyclingExpress
404 Firecrest【クリンチャー】の価格を見る
リム: CyclingExpress
Fast Forward – F4R DT240
タイヤ | チューブラー | チューブレスレディ | クリンチャー |
重量 | リム: 1265g | リム: 1435g | ディスク: 1290g |
リムハイト | 45mm | ||
相場価格 | ¥250,000〜 | ¥270,000〜 | ¥250,000〜 |
派手なリムのグラフィックが誰にとっても印象的なように、FFWD(ファストフォワード)の主戦場はカーボンディープリム。
そのリム形状は、サイドの中央部分を内側に凹ませる「DARC」が採用されていて、直進方向だけでなく斜めからの風にも強い構造になっています。ハンドリングもよりやりやすく。
またFFWDのホイールは、世界的なホイールメーカーDT Swissのハブを使用。
ハブのグレードでラインナップが分けられ、DT130→240→350の順にグレードが上がります。
20万円台ではミドルグレードのDT240。このグレードはDT Swiss独自のスターラチェット式で駆動剛性が高く、ほかのハブよりもパワー伝達に優れています。
クリンチャーモデルは熱耐性も備え、「F4R」はバランスの良い45mmという高さがエアロホイールとしての万能性を備えます。
またチェレステカラーをラインナップしているので、ビアンキ乗りにも人気。
F4R【チューブラー】の価格を見る
リム: Wiggle
F4R【チューブレスレディ】の価格を見る
リム: Wiggle
Fast Forward – F6R DT240
タイヤ | チューブラー | クリンチャー |
重量 | リム: 1370g | リム: 1550g |
リムハイト | 60mm | |
相場価格 | ¥240,000〜 | ¥270,000〜 |
60mmというディープな高さを持つ「F6R」は、リム以外はF4Rと同じスペック。
平坦向きの高剛性モデルではあるものの、ハイプロファイルホイールの中ではかなり軽量。なので、リムの重量による慣性で高速域を維持することよりも、空力と軽さを利用してアップダウンをバランス良くこなす能力を持つホイールに仕上がっています。
F6R【チューブラー】の価格を見る
リム: Wiggle
F6R【クリンチャー】の価格を見る
リム: Wiggle
* * *
4. 30万のその先へ
カーボンホイールは嗜好性の強いジャンルですが、性能面でも大幅に変化を感じ取りやすく、投資に対してしっかりリターンを得られるもの。
だから上を目指せばまだ先があります。
よく挙げられるのが、Campagnolo Bora Ultra50やRoval CLX50といった30〜40万クラスのトップモデル(白目)。
それ以上になると、カーボンスポークを使ったLightweightの各モデルやReynolds RZR46、そしてMavic Cosmic Ultimateなど、50〜70万クラス(失神)のモデルがあります。
ホイールのトレンドはチューブレス×ディスクブレーキ×ワイドリムへと次第に流れていて、そのトレンドに乗るのであれば、自ずとモデルが絞られていきます。
そうやって新しいものを積極的に取り入れることもありだし、あるいはすでに評価の定まった定番モデルで着実にアップグレードするのだってあり。
こんな風に選択肢の幅がアルミ以上に多いのが、カーボンホイール探しの醍醐味。
これから長く付き合う新しい足もとのパートナーに、うまく出会えますように。
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