model/Mei & Rin(@f430_lisa_)
text/Mei(@meisan_no_yakata)[PR]
今サイクルウェアの流行カラーとして注目されているのが、アースカラー。
私もアースカラーを気に入っていて、淡い色のコーディネートを日々楽しんでいます。
ですがヘルメットだけは原色のものが多く、ウェアのトーンは淡い雰囲気にしていても、頭部だけ浮いて見えるときがありませんか?
全体のまとまりを大切にしたいと思っても、機能性だけを重視してコーデの一部が主張していては元も子もない、とずっと感じていました。
快適かつ、安全に、美しいものを。
欲張りな私の目にビビッと入った、アースカラーのヘルメット──台湾のブランドKPLUSから、私が求めるものを満たした「NOVA」が登場しました。
レビューの前提条件
・頭部周長:Rin(男性)55cm/Mei(女性)56cm
・NOVA着用サイズ:S(Rin, Meiともに)
※他ブランドではこれまでKASKのMサイズを着用
*本レビューのNOVAはChampion System提供のものです。
1. KPLUS NOVA
KPLUSは2014年に創業した台湾のブランド。2019年から日本でChampion Systemが取り扱いを始めました。
そのブランドコンセプトは「ファッション」「クオリティ」「アジアンフィット」の3つ。
ヘルメットを“サイクリストのファッションに欠かせない重要なアクセサリー”と位置付け、コーディネートしやすく、安全性の高いプロダクトをつくっています。
アジアのブランドらしく、アジアンフィットであるという点が、KPLUSを私たちにとって身近なブランドにしています。
今までファッション性を重視したヘルメットを被りたくても、合うモデルが少なかったサイクリストにとって、新たな選択肢が生まれました。
NOVA
カラー | ブラック・ホワイト・グレー NEW サンドベージュ・ミッドナイトグリーン |
重量 | S 255g/ M 288g/L 338g |
価格 | ¥24,200(税抜) |
安全基準 | JCF公認(日本)、CE-EN1078認証(欧州)、CNS規格(台湾) |
商品詳細 | NOVA – KPLUS公式サイト |
NOVAは2020年の最新モデル。すでに国内や欧州の安全規格に通っているので、レースなどでも使用できます。
これまでのブラック・ホワイト・グレーの通常版に加え、今シーズンはスペシャルエディションの“Sand Beige White(ベージュ)”と“Midnight Green(オリーブ)”が登場しました。
2. とにかく可愛いアースカラー
私たちが一目惚れしたNOVA新色のアースカラー。
植物などの自然物をイメージした茶色や緑色系のアースカラーは、日本人の肌になじみやすく、柔らかい印象になります。
私(Mei)が着けているベージュのヘルメットは、マット素材で落ち着いた雰囲気。自然な色味で、今まで出せなかったコーディネート全体の統一感がつくれます。
Rinが着けているオリーブのヘルメットは、深緑のような色。ベージュとは違って光沢があるため、よりスポーティな感じに仕上がります。
2人とも普段は白ヘルメットを頻繁に使っているのですが、アースカラーにするだけでこんなにイメージが変わるのか…とはじめて着けたときに感動しました。
抜け感が出て、良い意味でガチすぎないイメージになります。
3. アジアンフィットの着用感
被り心地
着用サイズ S(頭部周長56cm)
欧州メーカーのヘルメットの多くは楕円形のため、正円の形状が多いアジア人にはフィットしにくい傾向がありますが、KPLUSはすべてアジアンフィット。
私は日頃KASK ProtoneのMサイズをちょうど良いフィット感で着用しており、わざわざアジアンフィットにしなくても…と思っていましたが、被ってみるとやはりアジア向けの絶妙なサイズ感。
わずかな差ではありますが、縦と横の比率がProtoneよりもNOVAの方が正円に近いため、丸型の頭部だと隙間ができないようにできています。
一方、つくりは少し浅めで、Protoneは眉にかかるくらいまで深く被ることができますが、NOVAは眉上あたりで被る感じです。Protoneに慣れていた分、最初は違和感がありましたが、着用していくうちに慣れていきました。
外観
着用サイズ S(頭部周長55cm)
アジアンフィットは被り心地だけではなく、見た目も結構変わります。
ユーロフィットだとキノコシルエットになってしまうこともありますが(私にとってはGiroがそうでした)、アジアンフィットのNOVAは、キノコにならず自然なシルエットに仕上げられます。
どの角度から見ても映える美しいシルエット
4. ヘルメットとしての機能性
通気孔
NOVAには15の通気孔があるので、しっかり頭の蒸れを防いでくれます。
とはいえ、冬のライドでも寒すぎることはないので、1年を通して快適にサイクリングを楽しめるつくりだと感じました。
サイドの流線型ラインがデザインのポイント
ベンチレーションが映える背面。ゴツくてカッコいい。
重量
NOVAはSサイズ255gと、軽量ヘルメットほどではありませんが、比較的軽めな重量(GiroのAetherとほぼ同じ)。
長時間走るときは首への負担が心配ですが、このくらいの重量感だと、重さを気にすることなく終日走ることができます。
NOVAらしいディティール
反射素材
NOVAにはどの角度からも反射するReflex360™が導入されています。見えやすさはもちろんのこと、視認範囲も広くて夜間でも安心できます。
特に後面にある反射素材は、明るいときにはデザインとして溶け込んでいて、暗くなればしっかり目立つスマートなつくり。
ベルト
ドイツ製で特許を取得した「FIDLOCK®」マグネットバックル
ベルトはマグネット式のため、近づけたらカチッとはまります。着脱がすごく簡単。
アジャスター
後部のアジャスターは少々硬めです。着脱の際にパキパキした感じがして、(大丈夫だとは思いますが)使い続けるうちに壊れないか少し心配。
ちなみに、アジャスターを少し下げればヘルメットとの間からポニーテールを出すこともできます(これがずっとやりたかった…!)。
アイウェアホルダー
アイウェアホルダーもあります。
滑り止めが配置されているため、屈んでも落ちにくくなっています。休憩やトンネルなど、アイウェアを外すシーンは意外と多いので重宝。
パッド
付属のパッドはより快適にフィットできるように、3種類付属します。5mmのレギュラーパッド、10mmのレギュラーパッド、5mmの低反発パッドというラインナップ。
付属パッドは劣化したときの交換用にあるものだと思っていたのですが、調節ができるように用意されているのは細かな配慮ですね。
5. 抜け感を出せる唯一のアジアンヘルメット
アースカラー×アジアンフィットのNOVA。
「とにかく見た目が可愛い!」という第一印象からNOVAを使いはじめましたが、その印象は何度も使った今でも変わりません。着け心地は快適ですし、ヘルメットとしての安心感も強い。
また持っているウェアにも合わせやすいので、いろいろな所に被っていって周りに見せつけたくなります(笑)。
イメージがガラリと変わり、コーデに抜け感が生まれる──そんなヘルメットが、多くの日本のサイクリストに最適な形状で現れたことが、NOVAだけが持つ無二の価値だと感じています。
Highs
- ・アースカラーがとにかく可愛い
・シルエットなど外観が良い
・視認性が抜群
Lows
- ・アジャスターが少し硬い
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