Wiggle – 2018年上半期カテゴリ別売上ランキング Vol.3

物欲を研ぎ澄まそう。

Wiggleコラボ企画、売上ランキングの第3弾です。
改めて第1・2弾も含めたランキングの内容を見ると、「ある程度値段が張っても良いものを選びたい」と考える、サイクリストという人種の見えざる意思を感じることができます。
自分が乗る一台にはしっかりしたものをアセンブルしてあげたいもの。納得です。

今回のランキングも、良いもの選びの参考にしてください。

*本ランキングデータはWiggle提供のものです(集計期間:2018年1月1日〜6月30日/対象ドメイン:wiggle.jp)。

1. ハンドル部門

ランクインしているメーカーはすべてイタリア。

ハンドルを選ぶときは、自身の肩幅に合わせたサイズを選択します。
加えてドロップ(フラット部とドロップ部の落差)とリーチ(フラット部と先端部の距離)の長さが影響し、短いほどコントロール性が増し、遠いほど前傾ができるように。
それに加えて素材(アルミまたはカーボン)を選択します。

ちなみに「ハンドルはドロップ部(下ハン)で合わせるべき」という古い意見がありますが、今はドロップ部分は空力が悪いというのが常識になっており、常用するブラケットでポジション合わせていきます(下ハンを使うのはスプリントとダウンヒルが基本)。

1位: Deda – Superleggera カーボンハンドルバー(定価¥39,511)

デダの「スーパーレッジェーラ」は、180gという軽さと高剛性を併せ持ったハイエンドカーボンモデル。リーチが75mmと短く、ステムを長くして安定したコントロール性能が確保できます。

2位: Fizik – Cyrano R3 ロードハンドルバー(定価¥11,062)

フィジークのハンドルは同じモデルの中でもバリエーションが3つあり、自分の柔軟性に合わせて選ぶことができます

スネーク:柔軟性が高い人用。深い前傾姿勢が取れるディープ形状。
カメレオン:柔軟性がそこそこの人用。ブルとスネークの中間ポジションが取れるシャロー形状。
ブル:柔軟性が低い人用。アップライトポジションが取れるショートリーチ、コンパクト形状。

フィジークのアルミモデルの中では最上位の「シラノR3」。価格と選択できる形状の幅広さから、使う側の目線に立った優れたプロダクト思想を感じます。

3位: Fizik – Cyrano R1 カーボンロードハンドルバー(定価¥31,609)

カーボンセカンドグレードの「シラノR1」。強度と軽さ(205g)を兼ねたカーボン製で、R3と同様にスネーク・カメレオン・ブルの3バリエーションから最適なモデルを選択することができます。

4位: 3T – Aerotundo Ltd カーボンハンドルバー(定価¥47,414)

3Tのエアロハンドルには「Aeronova」と「Aerotundo」がありますが、この「Aerotundo」はよりドロップが深くリーチが長いモデル。名前の後ろの「Ltd」は最上位モデルの証。

「遠く低い姿勢」ができることで、より平坦でのパワー伝達に特化させており、エアロフレームと合わせてスプリンターにぴったりのモデルです。

5位: Deda – Zero100 RHM ブラックハンドルバー(定価¥13,117)

デダのミドルグレード「ゼロ100」。リーチとドロップは1位のスーパーレッジェーラと同じで、誰にでも使いやすいサイズ感。アルミの頑丈さと各ポジションの握りやすさで長距離にも難なく対応できます。

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2. ビンディングペダル部門

ビンディングペダルはやはりシマノのSPD-SLが圧倒的人気で、TIMEとLOOKが各1モデル顔を出しています。SPD-SL系はクリートが入手しやすくランニングコストが抑えられるのも、国内で広く選択されるポイント。

ビンディングシステムはどのメーカーでも走りが本当に楽しくなるもの。まだフラットペダルの方はこのランキングを参考にビンディングデビューしてみてください。

1位:Shimano – 105 7000 Carbon SPD-SL(定価¥14,300)

105グレードのカーボンコンポジットモデルが1位。ランクインしたのは前モデルの5800ですが、すでに在庫にないため後継モデルを掲載しています。
グループセットの105は本格的なロード乗りへの登竜門的な扱いですが、ビンディングペダルでもその役割を受け継いで一番選ばれるクラスとなっています。

2位: Shimano – Dura Ace R9100 Carbon SPD-SL(定価¥34,770)

最上位グレードのデュラエースが2位。SPD-SLペダルとしては最も軽量なので、レース志向で最高のパフォーマンスを求めるならR9100が到達点となります。

3位: Shimano – Ultegra R8000 Carbon SPD-SL(定価¥20,960)

セカンドグレードのアルテグラ。105よりも20g軽く、高いパワー伝達を求めるときだけでなく、値引率によってはこちらの方が安くなるので、初めてのビンディングペダルとしても

4位: Shimano – PD-R540 SPD-SL Sport (定価¥6,990)

ティアグラグレードのペダル。値段が手頃で、フロート角6°のクリートが付いてくるので、膝にも優しい初心者に最適なモデル

5位: Time – Xpresso 4(定価¥12,000)

僕も愛用しているXpressoシリーズ。「4番」は8つあるラインナップのうち、上から5番目にあたるハイエントリーグレード。
TIMEペダルは脱着しやすく、初心者でもトラブルが少ない優しいペダルです
見た目もシュッとして格好良いのがポイント高い。

6位: Shimano – PD-R550 SPD-SL Road(定価¥8,155)

4位のPD-R540と同様、エントリー向けのティアグラグレードペダル。こちらの方が20g軽く、踏み面の幅もあるので、しっかり踏み込みができるようになっています。
同じ初心者向けでも脱着のしやすさならR540パワー伝達を重視するならR550という選び方ができます。

7位: Look – Keo2 Max(定価¥12,000)

LOOKのペダルの使用感はシマノに酷似していますが、よりクリート接地面が大きくてダイレクト感やパワー伝達に優れ、パキッとはめたときの感覚が気持ち良いペダル。
「Keo2 Max」はレースやツーリングなど幅広い用途に向いた、ミドルグレードのスタンダードモデル。重量は同価格帯の105ペダルとほぼ同じです。

> Wiggleビンディングペダル一覧を見る

※ペダルの選び方とおすすめモデルはこちらを参考にしてください。

 

3. ショートフィンガーグローブ部門

ショートフィンガーグローブの場合、手のひらのパッドのありなしが大きな選択ポイントとなります。「パッドあり」の方が振動吸収して疲れにくい特性がありますが、個人的にはダイレクト感のある「パッドなし」が好み。
このあたりはいろいろなタイプを使ってみて、自分に合ったものを見つけるのが一番かなと思います。ランクインしているのはすべてしっかりしたパッド付きなので、こちらの方が一般的には好まれているよう。

1位: Endura – FS260 Pro Aerogel(定価¥4,027)

チームモヴィスターにウェアを提供する由緒あるブランド「Endura」のグローブが最も人気です。
手のひらにはしっかりしたジェルパッド付き、そして甲側にはタオル地の汗拭きがついているのが便利。割引も効いて手頃に買えるのも強み。

2位: GripGrab – ハイビズ ProGel(定価¥4,720)

信頼できる品質の「GripGrab」。ProGelはミドルグレードの厚いジェル付きグローブで、蛍光カラーがよく目立つ。
マグネットで2つのグローブをまとめておけるので、保管時に「片方どこいった?」的なことがなくなります。

3位: Castelli – Circuto(定価¥4,600)

Circutoの分厚いパッドは未舗装路にも対応できるレベル。クッション性を重視するサイクリストには良い選択肢になります。
またカステリジャージを着るサイクリストには、トータルコーディネート用としても最適。

4位: Castelli – Arenberg Gel(定価¥4,600)

3位のCircutoと同様パッドの振動吸収効果が高いグローブ。
同じカステリでもこちらはベルクロが着いているので、脱着のしやすさや手首のフィット感を求めるならこちら。

5位: Giro – Bravo Gel(定価¥4,000)

個人的にGiro推しですが、その中でもジェル付きモデルがランクイン。取り外しやすいフィンガープルがいつも便利
豊富なカラバリも良く、デザイン性は上位の中では群を抜いています。

> Wiggleショートフィンガーグローブ一覧を見る

 

4. ロングフィンガーグローブ部門

秋冬のライドに欠かせないロングフィンガー。
その中でも薄手・厚手のものがあり、気温に応じて使い分けていく必要があります。

1位: DeFeet – E-Touch Dura(定価¥3,008)

10℃前後まで対応できるストレッチ性の高いグローブで、「ディフィートといえばこれ」というイメージ。軍手のような見た目通り、気兼ねなく使えます。
タッチパネル対応ですが、さくさく操作するのは難しい反応レベルなのは注意。

2位: Castelli – Lightness(定価¥5,200)

ザ・カステリという王道デザインの、対応気温10°~18°Cの秋から初冬にかけて使えるグローブ。厚すぎないので指先のレバー周りのコントロールを妨げないつくり。

3位: Sportful – Essential Windstopper(定価¥5,790)

防風性と操作性を兼ね備えた、5〜15℃対応の冬用グローブ。
実質このレベルの防寒性があれば、強度が高いライドなら真冬でも問題のないレベルです(地域差はありますが)。

4位: Troy Lee Designs – Ace 2.0(定価¥4,795)
5位: Endura – FS260 Pro Lite(定価¥5,215)

2点とも薄手のロングフィンガーグローブ。
夏のライドで指先の日焼けを気にする場合や、10℃台のそれほど寒さを感じない気候のライドに最適。

> Wiggleロングフィンガーグローブ一覧を見る

※グローブの選び方はこちらを参考にしてください。

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