トレンディだけど普遍的。Oakley「Sutro Lite」レビュー

オークリーといえば、アイウェア、アパレル、フットウェアまで手がける世界中のプロアスリート御用達の総合ブランドですが、特にアイウェアに限っては僕たちサイクリストにとって、説明不要の業界No. 1ブランドとして認識されています。

オークリーから新しいモデルが発表されると、瞬く間にプロアスリートが着用するアイウェアが一新され、テレビやSNSを通じて僕たち一般ユーザーのトレンドに大きな影響を与えるのはいつものこと。

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Sutro x ベルナル

2019年ツール・ド・フランス勝者のエガン・ベルナルが、大会期間中に着用して注目を集めた「Sutro(スートロ)」も、やはりそれを見た僕たちの食指を刺激したモデル。その後すぐにユーザーが増えたと言うのは記憶に新しい事です。

そんなSutroのラインナップに、ハーフリムモデルとなる「Sutro Lite(スートロ・ライト)」が2020年に追加。このモデルが発売されたタイミングで、とうとう僕も感性が刺激されてSutro Liteの購入に至りました。

普段からコーディネートなどに合わせて、いくつかのサングラスを使い分けていますが、最近特に出番の多いこのSutro Liteの魅力について、詳しくレビューしていきます。

Text/Ryuji
Photo/Tats & Ryuji

1. Sutroシリーズ

モデル 特徴 定価(税込) リンク
Sutro フルリムモデル ¥24,970 Amazon
Sutro Lite Sutroのハーフリム ¥26,620 Amazon
Sutro S Sutroの小型版 ¥24,970 Amazon

Sutroシリーズは、フルリムの「Sutro」を筆頭に、今回レビューするハーフリムの「Sutro Lite」、顔のサイズが小さめの人向けにリムの幅を狭く、テンプルも短くした「Sutro S」(フルリム)を加えた3種類が展開されています。

1つのモデルから3種類まで派生させたことから、このシリーズがオークリーの自信作であるということを窺い知ることができます。

 

2. Sutro Liteを選んだ理由

フルリムじゃないところが良い

ロード用アイウェアでは、もはや当たり前になった大型シングルレンズタイプのアイウェア。前傾姿勢で視界を確保したいロードバイクでは理に叶うもので、Sutro Liteもこのトレンドを汲んだデザインとなっています。

Sutroシリーズのレンズは全て同じ形状で、僕自身は先に発売されていたSutroを買う選択肢もありましたが、あえてSutro Liteにしました。それはSutroとSutro Liteには、着用した時の印象に大きな違いがあるから

フルリムのSutroだとアイウェア自体の存在感が強く、何となくコーディネートやライドシーンが限定される感じがします。

その点、下半分のリムがカットされたSutro Liteなら、アイウェアの存在感がマイルドになるし、視界も広くなる。

目元の存在感がさり気ない

アイウェアはこういうちょっとした違いが、着用感や見やすさの差を生み出します。

デザインの普遍性

ティアドロップサングラスのような普遍的形状

Sutro Liteはトレンドを汲んだデザインであると同時に、リム、テンプル、レンズ等には余分なデザインが施されていないので、見た目はシンプル且つスマート。

Sutroシリーズの最大の特徴とも言える、大きなレンズが顔の頬骨の部分にかけてドロップするようなレンズ形状も、まるでティアドロップのサングラスのように、流行に左右されない普遍的なデザインのように感じます。

バリエーション

10種類以上のバリエーション

1つのモデルにフレームやレンズの組み合わせで多くのバリエーションを展開するオークリー。
Sutro Liteも10種類以上のバリエーションがあるので、その中から自分のスタイルに合うモデルを選ぶことができます。
また、自分だけのモデルをつくりたいときは、オークリーサイト内でCustomを利用することも可能。

旧ロゴのレトロ感溢れるモデル

レンズとテンプルに入るアイコンが旧ロゴのモデルもラインナップされています。最新のアイウェアに懐かしいロゴがマッチしていて、これもまたかっこいい!

 

3. 掛け心地

オークリーらしい安定性

僕は今までオークリーのアイウェアなら、どのモデルも顔にぴったりフィットしてきていたので、このブランドの掛け心地には絶対的な信頼がありました。そしてSutro Liteも、やっぱりオークリーらしい最高のフィット感でした。

掛けた瞬間ピタッとこめかみに張り付いて、ダンシングをしたり、前傾で顔が下向きになってもズリ落ちてくる事はなく、かといって痛くなることもないので、ただひたすらライドに集中することができます。

ピタッとフィットするテンプル&ノーズ

重量

ロード向けのアイウェアの重量は30〜40g程度のものが多く、この中に収まっていれば使用上重さを感じることはほとんどないと思います。

気になるSutro Liteの重量は32gでした(Sutroは約33g)。よく顔にフィットするので、使っていて重さを感じることはありませんでしたが、実際の重量もやっぱり軽い。

 

4. 視界

標準搭載のプリズムレンズ

Oakley独自のプリズムレンズはいくつかのタイプに分かれます(スノー、トレイル、ロード、ゴルフなど)。色調やコントラストを強調して細部までくっきりとすることで、シチュエーション別に最適な視界を作り出すプリズムレンズ。

Sutro Liteにもこれらのレンズが標準搭載されていて、サイクリング向けに「プリズムロード」が組み合わされたモデルありますが、僕は必ずしもそれを選ぶ必要はないと感じています。

Prizm Golfレンズ

僕が使用するのは「プリズムゴルフ」。このレンズの色が好きだという理由であえて選びましたが、ゴルフ特有のコースの凹凸を見分けるレンズは、舗装路の微妙な路面状況を識別することにも役立っていると感じられます。

カスタムしない場合、フレームのカラーごとに搭載されるレンズは決まっているため、欲しいフレームカラーに最適なレンズが付いていない可能性もあります。だからレンズ選びに関しては、プリズムロード以外も選択肢に加えていいかもしれません。

 

5. 長く付き合えるモノとして。

スタイルが多様化する昨今ですが、それはつまり必要なアイテムも多様化するということ。ことサイクリングにおいては必需品が結構多く、次々と新製品が現れるので全てを買い揃えることは容易ではありません。

だからこそ、幅広いスタイルで長く付き合えるモノを選んでいくことが時に必要となります。

そしてSutro Liteはまさに長く付き合える普遍的でミニマルなアイウェア。Tシャツでグラベルロードに乗っても、タイトなウェアでロードバイクに跨ったとしても、目元はSutro Liteで統一できる。

機能もスタイルも妥協しないSutro Liteとともに、これからも多様な自転車遊びを楽しんでいきます。

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