【プロダクトレビュー】TOPEAK REDLITE 30:“目立たない”のが最高なリアライト。

リアライトは普段のライドに不可欠だが、ほとんどのモデルは取り付けたときの存在感が非常に気になる。
ライトの視認性は欲しいが、本体の存在感は限りなく薄めたい」というわがままを叶えるリアライトが『TOPEAK REDLITE 30』。その詳細をレビューする。

text / Tats@tats_lovecyclist

スペック

サイクリストには馴染み深い台湾の自転車アクセサリブランド「TOPEAK(トピーク)」は、リアライトも多数ラインナップしている。その中で、3Mの強力な両面テープでサドル裏に直接貼り付けるモデルが『REDLITE 30(レッドライト30)』。

最大光量 30ルーメン
ランタイム 点灯 : 6hrs
点滅 : 40hrs
パターン点滅 : 30hrs
防水性能 IPX6
充電 Type-C
重量 30g
定価(税込) ¥4,290

強力な3M™ VHB™ テープを使用する

 

導入の目的

以前使っていた「Recon TL100」。サドル下で目立たないのは良いが、使い勝手に課題があった

自転車は本体が主役であり、アクセサリ類はなるべくその存在を消してほしいもの。だから普段使い用のリアライトも、取り付けたときに本体が主張しないものを求めていた。
その場合はサドル下用ライトが最適のため、これまではサドルレールに取り付けるGiant『Recon TL100』を使用していた。ただRecon TL100はボタンが死ぬほど押しづらい。また本体を取り外したときにマウントが目立つし、コネクタもmicroUSBだった。

代わりのサドル下ライトはAmazonなどで探せば無数にあるが、出自の不明瞭な中華ブランドは取り付けたくない。またカーボンレールには使えないものも多い。
その点トピークの『REDLITE 30』は、マウントが目立たず、サドル下に本体が隠れるのが要求通りだったため購入した。

サドル裏に貼り付けスペースが必要となる

インストールは簡単で、ガイドに沿ってサドル裏にマウントを貼り付けるだけ。マウントと本体はマグネットで固定される。使用しているサドルは『S-Works Power with Mirror』で、充分な貼り付けスペースがあった。
長期使用で懸念されるのは両面テープの粘着力だが、3MのVHBテープは建築・土木や輸送機などにも使用される強力なもので、あまり劣化は心配していない(何かあればこの記事を更新する)。

 

Pros/Cons

Pros

本体が目立たない:これを求めていた。サドル下にマウントも本体も隠れるため、バイクの外観がすっきり。発光部はサドルのテール部分にツライチで合わせているので、視認性はほかのテールライトと変わらない。

ライト部分はしっかり見える

タッチ操作で光る:タッチセンサーなのでボタンを探す必要がない。特にトンネルに入ったときに便利で、走行中でも簡単にON/OFFできる。グローブはスマホ操作できるタイプのみ反応する。

長押しでON/OFF、タッチでモード切り替え

発光部の視認性が高い:光束は30ルーメン。後方へのアピールには充分な明るさだし、ライトの取り付け位置が高いので視認性も高い。あまり明るすぎると、後続のサイクリストの目眩ましになってしまうため、これくらいが最適だと思う。またランタイムは点灯で6時間。ナイトライドするときは長くても4時間くらいなので充分持続する。

取り付け位置が高いので視認性が良い

サドルレールが使える:ほかのサドル下ライトと違ってサドルレールが空くので、バッグ類が取り付けられる。

サドルバッグとの併用OK

Type-C充電:最近のモデルはこれがデフォ。本体とマウントはマグネットで脱着するので充電の手間もかからない。

Cons

衝撃で外れるリスク:これまで発生したことはないが、マグネット式なので強い衝撃が加わったときに本体が外れる可能性はある。

脱着はマグネット式

 

結論

サドル下に目立たず装着でき、タッチ操作やマグネットでの取り外しなど、ユーザビリティの高さが際立つ『REDLITE 30』。
リアライトに求める基本的な機能はしっかりと満たしているので、余計なものを見せたくないサイクリストにとって、非常に優れた選択肢となる。

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著者情報

Tats Tats Shimizu@tats_lovecyclist
編集長&フォトグラファー。スポーツバイク歴11年。ロードバイクを中心としたスポーツバイク業界を、マーケティング視点を絡めながら紐解くことを好む。同時に海外ブランドと幅広い交友関係を持ち、メディアを通じてさまざまなスタイルの提案を行っている。メインバイクはStandert(ロード)とFactor(グラベル)。