「サイクルバイクのおしゃれな海外ブランド第2弾」で紹介した英国のブランド『Hackney GT(ハックニーGT)』。
ほかのブランドにはない色柄を可愛らしくまとめたデザインが特徴的で、以前ウィンタージャージをレビューしましたが、今回夏用のサイクルジャージを提供してもらったので、詳細をレビューします。
1. Hackney GTについて
Hackney GTは、2011年にサイクリストのRuss Jonesが、彼が所属する音楽制作会社のためにつくったジャージがきっかけとなって設立されたブランド。
企業理念としてMade in Englandを貫いており、国内で最高の素材と製造方法でウェアを生産することで少しでも英国の貿易の再発展に貢献できればという考えを持っています。
自分たちのシクロクロスチームを持っていて、チームメイトからのフィードバックを受けながらウェアを何度もテストしながら作っているため、標準的なウェアよりも高い品質に達しています。
今回レビューするジャージ
Hackney GT Camo Swifty collab jersey(£75.00)
2. 詳細レビュー
ポップなカモフラージュ柄の一際目立つジャージ。オーソドックスなタイトシルエットで、非常にしっかりしたつくり。ロードサイクリングだけでなく、シクロクロスのようにハードな環境でも耐えられるようになっています。
この柄はロンドンのグラフィック界で著名な“Swifty Grafix”がこのジャージのためにデザインしたものです。
一般的な迷彩のようなミリタリー色は感じられず、カラフルでHackneyGTらしい楽しい雰囲気。わりとシンプル目を好む自分には着こなすのが難しいかと最初思いましたが、着てみると意外にもちゃんと似合うのがびっくり。派手目な柄であっても、全体的なデザインとしてのまとまりが高いからだと思います。さすがグラフィックデザイン会社によるもの。
襟は高くて、襟裏まで柄がしっかりデザインされています。ジッパーを上げても下ろしてもいい感じに。
ジッパーは英国のファスナー会社”PEX”によるもの。Hackney GTはMade in Englandを貫くブランドですが、ここからもできるだけ国内のメーカーを扱う姿勢が感じられます。YKK製のジッパーと遜色はなく、大きく頑丈なので扱いやすいです。
袖口は長めのグリッパーがついていて、空気の侵入を防ぐエアロ仕様。生地が厚く、袖口のほつれなどはほぼ心配ありません。
裏面、とても丁寧なつくりです。サイドの生地はよく伸びるライクラ素材。
頑丈なバックポケットで、モノを詰め込んでも破れない安心感があります(そんなに入れないけれど)。右側にちゃんとついてる第4のポケット。
Camo Jerseyのこだわりポイント
上記以外にもディティールを見てみると、遊び心や着心地を高めるための工夫が色々見つかります。
Point1. 襟裏
襟裏に別の柄がデザインされているジャージはほかにもありますが、これは身頃と連結する部分のゴムも、ほかと異なる柄となっています。これにより、ジッパーを下げたときに良いデザインアクセントとなります。
Point2. さり気ないタイポグラフィ
サイドパネルや袖口に、違うトーンのグレーで「#FREE_STYLING」 や「HACKNEY GT」の文字がプリントされていて、近くでジャージを見るとクオリティの高さを感じさせてくれます。
Point3. 着心地を妨げない洗濯表示タグ
洗濯表示のタグは裾と襟裏にデザインの一部として組み込まれていて、タグが脇にささってちくちくするといったことがありません。こういう気遣いはとてもうれしい。
Pont4. 第4のポケットに表されるHGT柄
ポケットの内側は見られるものでもないので普通気を遣う部分ではありませんが、ちゃっかり「HGT」の文字をもとにデザインされた柄が縫い込まれています。Point1の襟裏ゴムの柄もこのデザイン。
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着心地はスタンダートなタイトフィットで、特に袖口のぴったり感が気持ち良いです。
生地はしっかりしているので、春〜夏〜秋のスリーシーズン向け。もちろん通気性も確保されています。
HackneyGTの可愛らしい雰囲気とちょっとワイルドなカモフラージュ柄が融合したCamoJerseyは、長く使い続けられる高い品質を備えたジャージだと思います。ちょっとポップなデザインのものを着こなしたいサイクリストに文句なくおすすめ。
3. サイズ感について
製品ページのサイズガイドに記載されている胸囲を元に選択してください。標準的な体型であればサイズアップやダウンの必要はありません。
※僕は胸囲86でXSを選択しています。
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Hackney GT公式サイト(メンズ/ウィメンズ)
※送料は£100以上購入で無料