ロードバイクを買うということは、外出時に常に盗難のリスクを抱えるということに繋がります。
仲間の中にも、繁華街で10分ほど目を離した隙に高価なロードバイクを盗まれてしまった方がいます。半年以上経っても残念ながら見つからないままです。
悔しい思いをする前に、大事なバイクを少しでも窃盗犯のターゲットから遠ざけるべく、盗難防止のために気をつけるべきことをまとめています。
盗難防止のためにできる9つのこと
鍵のかけ方の基本
1. 鍵は2個がデフォルト
ロックの数が多いほど切断に時間がかかります。時間がかかるということは盗難に失敗する可能性が高くなるので、窃盗犯はあまり狙いたがりません。
長時間離れる場合は、U字ロックとチェーンロックなど異なる種類の鍵を組み合わせた方が効果的。また、ホイールだけ持ち去られることもあるので、必ずフレームとホイールを一緒にくくりつけるようにしておきます。
2. ザ・地球ロック
そのまま持ち去ることの出来ないように、頑丈なフェンスなどの固定物にくくりつけていわゆる「地球ロック」をします。ただし駅前などの自転車放置禁止区域にはロックしないようにします。
停める場所の基本
3. 常に自転車が視界に入るところに停める
お店にちょっと入るようなときでも、店の外に目をやれば自分のロードバイクが視界に入る状態にしておけば安心して離れていられます。ロードバイクはちいさな子どもと一緒で、目を離したスキに何が起こるかわからないもの。
4. 人通りがあっても安心できない
「人通りが多い場所だから誰かが見ているし少し放置しておいても大丈夫だろう」というのは理屈に合いません。実際は誰かが鍵を壊して乗って行っても見咎める人がいないのが現実(他人の自転車のために自分の身を危険にさらすことはできない)。
こと盗難対策においては、残念ながら他人をそこまで信用してはいけないものです。
5. 繁華街はデンジャーゾーン
4と同じ理由で、繁華街になるほど他人に関心が行き届かなくなります。その中において窃盗犯は透明人間のようなもの。ひとりでカフェでゆっくりしたくなっても、視界に入る場所に停められなければ我慢してコンビニなどで代替します。
6. 幹線道路沿いはハンターが狙っている
幹線道路は窃盗を狙う車が獲物を探して走っています。幹線道路沿いに自転車を駐車しておいて車から見つけられる状態にしておくのは、あまりに彼らに対して親切過ぎます。
7. 専用スタンドのあるお店に入る
最近は自転車を駐輪できるスタンドを置いたカフェや自転車ショップもよく見かけるようになりました。もしコーヒーが飲みたくなったら、できるだけ自転車スタンドが置いてあるお店を選びます。そういう場所は大抵お店の中から自転車がよく見えるようになっています。ただし鍵をスタンドをセットでロックするのは忘れずに。
その他の盗難対策方法
8. ひとりで走るときは絶対に離れない
ひとりで走っているときにどこかに立ち寄るときほど、盗難されていないかとそわそわすることはありません。食事を摂るときにわざわざ大事な愛車をひとりぼっちにしておくのは可哀想です。そのため、ひとりでロングライドするときは、補給ポイントを予め下調べしておくことが大事です。
9. なるべく多くの仲間と一緒に走る
仲間と一緒に停めてまとめてロックしていたほうが、窃盗行為が大掛かりになるのでリスクを下げることができます。窃盗犯側からすれば、たとえ一時的に全員が離れていたとしても、警戒心の強いロードバイク乗りの誰かが戻ってくる可能性があるので、あまり狙いたくなくなります。
* * *
個人的には普段複数の仲間と走ることがほとんどなので、ワイヤーロックだけ持っていって、カフェ休憩時などは仲間のロードバイクと一緒に巻きつけて停めています。
幸いまだ盗難された経験はありませんが、うっかり目を離してしまうことのないように今後も気をつけていきたいと思います。みなさんも自分の愛車を常にそばにおいてあげてください。
ロードバイクの鍵をどれにするべきか悩んでいる方にはこの記事もおすすめです
→【ロードバイク用】おすすめの鍵3種&それぞれの鍵の使い分け方