
お得に春夏を迎える。
初めてサイクルウェアを購入するときは、平均的な値段の高さに驚くかもしれません。
高強度・前傾姿勢・全天候といったロードサイクリングの使用環境をベースに専用設計されているため、ある程度の価格になるのは仕方のないことですが、それでも最初はできるかぎり出費を抑えたいのは誰もが思うところ。
そのため最初のサイクルウェアには、Amazonで売っているようなノーブランド品を勧められるケースがあります。そういった商品は確かに手頃に入手できますが、ファッション性や着心地といった観点からあまり満足度が得られないものがほとんど。
そこで便利なのが、ディスカウント率の高い海外ECサイト。ファッション性が高く品質の良い海外ブランドウェアをまとめて揃えることで、満足度の高い商品をお得に入手できます。
本稿では、初めてのサイクルウェアを安く揃えることができるよう、最もメジャーな海外EC“Wiggle”で購入できるものを紹介します。
*本稿は春夏向けです。寒い季節には<秋冬編>をお読みください。
春夏の基本コーディネート

春夏に着るウェアは、①半袖ジャージ+②ベースレイヤー+③ビブショーツの3点が基本。その上に、必要に応じて④追加アイテムを重ね着をしていくようなイメージ。
追加アイテムとは、暑い夏(25℃〜)は日焼け防止のアームスクリーン、気温の変化が大きい春(15〜25℃)は、ジレ・ウィンドジャケット・アームウォーマーなどの防寒アイテムを指します。
①半袖ジャージ
サイクルジャージはかつては原色を使った派手な柄モノが主流でしたが、今では落ち着きのあるトーンへとトレンドが変化し、初めて着ることにも抵抗が少ないウェアがほとんど。
特に海外ブランドは「実店舗に欲しいウェアがない」という課題意識を持った初心者のために最適なものも揃っています。
Wiggleで取り扱われるブランドは年々増えており、ファッション性の高いブランドをお得に手に入れることができます。
Morvélo

Wiggle価格帯: ¥5,000〜10,000
英国のブランド“モーヴェロ”。
花・鳥・山などのネイチャー柄をスタイリッシュにデザインへ落とし込んでいるので、柄物でも着てみたいと思えるものを見つけやすいと思います。
モデルによって定価1万以上のウェアを30-40%OFFで入手可能。
Isadore

Wiggle価格帯: ¥8,000〜
“イザドア”は、ブエルタなどで活躍したペーター・ヴェリトス(元BMCレーシング)とマルティン・ヴェリトス(元クイックステップ・フロアーズ)兄弟が立ち上げたスロバキアのブランド。
その品質はWiggleも推しのブランドとして展開してきたほど。ハイブランドなので元値は2万近くしますが、セール品はお得に入手できます。
Twin Six

Wiggle価格帯: ¥6,000〜8,000
2005年に創業した比較的歴史のあるブランド“ツインシックス”は、グラフィックパターンの豊富さが魅力。
入手しやすい価格帯とそれほどタイト過ぎないフィットで、初心者でも抵抗なく選択できます。
dhb

Wiggle価格帯: ¥3,000〜8,000
Wiggleが展開する“dhb”は、2〜3年前と比較するとデザイン性が大幅にアップし、ほかの海外ブランドと全く遜色ないレベルになりました。
にも関わらず価格が¥4,000〜と安く、フィット感もこの価格帯では申し分ないので、初めてのジャージとして最良の選択肢となるはず。
②ベースレイヤー
半袖ベースレイヤー
ジャージの下に着ることで、汗を逃がして体温調整するためのもの。ライドにおける快適性を担保するためにシーズン中は常に活躍します。

dhb – 半袖シームレスベースレイヤー 定価¥3,600
dhbのベーシックな半袖シームレスベースレイヤーであれば、実質¥2,000前後。白黒の2色展開なので、ジャージの色に合わせて選択します(淡いジャージであれば白、濃いジャージであれば黒が基本の組み合わせ)。
③ビブショーツ
ビブショーツはジャージと上下セットのブランドを選ぶのが基本ですが、あとでほかのジャージを買い足したときにもコーディネートしやすいように、ロゴの目立たないシンプルなものを最初の1枚として選ぶのがおすすめです。

dhb – Classic ビブショーツ(メンズ)
dhb – Classic ショーツ(ウィメンズ)
ビブショーツは最初誰もが抵抗を感じるもの。だからどんなものか一度試す意味でも、安心して買えるdhbはおすすめです。
※女性は重ね着やお手洗いでのスムーズな行動など自転車から降りたときの使いやすさを考慮し、肩紐のないタイプも選択肢に入ります。
④防寒ウェア
春夏の防寒ウェアは、脱いだときにジャージのバックポケットに収容できるコンパクトなものを選びます。
ジレ&ウィンドジャケット
ジレ:「ベスト」とも呼ばれ、体幹部分の冷えを防いでくれるコンパクトな防寒アイテム。ジッパーの上げ下げだけで気温の変化に対応できるので、ひとつ持っているとすごく便利。
ウィンドジャケット:「ウィンドブレーカー」とも呼ばれ、早朝の時間帯やダウンヒルなどに脱ぎ着して使うもの。

Castelli – Squadra ロングベスト(定価¥6,200)
Castelli – Squadra 防風ジャケット(定価¥7,600)
カステリの“スクアドラ”シリーズは、ジレとウィンドジャケット両カテゴリを展開。シンプルなデザインでコンパクトに折りたため、適度な防水性もあります。
アームウォーマー&アームスクリーン
アームウォーマー:半袖ジャージと組み合わせて腕の冷えを防ぐもので、脱着して調整できる便利なアイテム。走行中ずり落ちないように、サイズはぴったりしたものを選んでください。
アームスクリーン:「アームカバー」とも呼ばれ、夏の腕焼けを防止するUVカットアイテム。日焼けは体力を消耗するので、日焼け止めやアームスクリーンを活用して終日快適なライドを。

dhb – Equinox Thermal アームウォーマー(定価¥2,800)
dhb – Aeron UV アームスリーブ(定価¥3,000)
dhbはシンプルなアームウォーマーとアームスクリーンを展開。価格が手頃で、ロゴもほとんど目立たないのが良い。
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