ロードバイクで速くなるために最初に知っておきたい3つの心構え

ロードバイクを始めてしばらく経ち、もっと速くなりたいと思ったときどうすれば良いか。
トレーニング方法を調べて、乗る回数を増やしたり、フォームを研究したり、坂道を繰り返し登ったりと個々に合った練習方法を実践していくことと思います。
そうやって実践することが最も大事なのですが、それと合わせて、これからお話する3つの心構えを持っておくと、練習に対する意識がより強固なものになってきます。

1. スタートラインに立った者には誰にでも平等である

ロードバイクは初期投資の障壁が高いため、恵まれた環境でない限り、大人になってから自分のお金で始める人の方が多いスポーツです。

ほかのスポーツでも社会人になってから始める人もいますが、フットサルはサッカー部出身が断然有利だったりするように、部活の延長にあるスポーツは経験者が強いもの。逆にロードバイクは経験値の差がほとんどないので、大人になってから始めても、まわりと実力やテクニックに大きな差が生まれないスポーツです。

もともとフィジカルが強い人はもちろん有利だけれど、そこは練習でカバーできる可能性が高い部分です。
ロードバイクは大人が始めるスポーツとしては、誰にでもリザルトを出せるチャンスがある比較的平等なスポーツです。

 

2. 回した分だけ強くなれる

( ´-`).。oO(巻島さんはいいこと言うなぁ)

ロードバイクは乗れば乗るほど速くなります。
もちろんがむしゃらに距離を走るだけで速くなるわけではないですが、どうなりたいかを明確にした練習メニューを組んで走れば、言葉のとおり回した分だけ強くなれます。

つまり「4日間の合宿で1000km走破する」という目標設定と、それに対する「1日250km走る」という行動設定をした上で、それをこなすためのタスク管理と行動の見直しが重要です(フォームを調整してみたりペダリングを変えてみたり)。なんだか仕事っぽいですね。

それに合わせてオフトレーニングなども組み合わせれば相乗効果が高まります。
参考記事:ロードバイクに最も必要な10の筋肉とその役割まとめ

 

3. 我慢が最も大事である

( ´-`).。oO(石垣くんはいいこと言うなぁ)

ロードバイクはつらいときにどれだけ踏んばれるかが強さを決めます。
精神論でトレーニングをすることも指導を受けることも良くないとは思いますが、こと我慢に関してはリザルトに大きく影響が出る部分だと感じています。

我慢区間

「我慢」の部分をどれだけもがくことができるかが成長につながる

限界だと感じるときは、実はまだ体の中に数%余力が残っていることが多く、そこで我慢して踏み続けると精神的な限界と肉体的な限界のあいだの区間を踏むことになります。これができるようになると、次回走るときはもっと限界点が上の方になっているはずです。

ただし、肉体的限界を超えると我慢ではなく無理をしていることになってしまうので、くれぐれも無理をして体を壊さないようにしてくださいね。

* * *

速くなるためには、つらくてもペダルをまわし続けなければいけないので、基本的にマゾ体質じゃあないと練習はできないもの。そういった意味でロードバイクは自分と向き合う内向性の強いスポーツです。

それでもやった分だけ速くなるというのは結果が見えて楽しいものです。次回走りに行くときに、ここで挙げたことを頭の片隅に置いて走ってみてください。

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