text/Tats(@tats_lovecyclist)
サイクリングソックスは、ウェアブランドではない方がコーデがぶつからなくて合わせやすいと常々思っていた僕たちは、以前からFINGERSCROSSED(フィンガーズクロスト)のソックスを好んで使っていました。
FINGERSCROSSEDは、2016年にスザンヌ&パトリックによって設立されたドイツのブランド。コミュニケーションデザイナーとプロダクトデザイナーの経歴を持つスザンヌ、そして自転車ストアとファッション業界のキャリアを持つパトリック。
二人に共通するのは、サイクリングとデザインに対する情熱。今までになかったモダンなデザインのソックスは、足元をおろそかにしないサイクリストの心を捉え続けています。
そしてSS2021の登場。僕たちは新たなコレクションのソックスを合わせ、ライドを楽しんでいます。
*本記事で着用するソックスはFINGERSCROSSED提供のものです。
1. SS2021- EASE OVER HUSTLE
SS2021のテーマは“EASE OVER HUSTLE”(頑張るよりも気楽に)。
勝つために。距離を稼ぐために。自分の限界を超えるために。──でもそれは何のためにやるのか?
Meiが「好きなときに走ればいい」と書いたように、サイクリングの情熱は数字だけに縛られるものではないし、競うだけのものでもない。
コミュニティやメディアなどを通して、サイクリングのさまざまな見方ができることもあります。
SS2021のデザインは、“EASE”な雰囲気が感じられるサンドカラーを中心とした展開。
ソックスのデザインが果たす役割は、全体の雰囲気に馴染ませるものか、あるいは足元に注意を引かせるものか。SS2021は、馴染むけれど、すっと足元に軽い空気感を与えるようなデザイン。
そんなソックスの存在は、僕たちのライドスタイルともクロスオーバーします。
2. “EASE OVER HUSTLE”なサイクリスト
#10_05 Blocks
“「好きなときに走れば良い」ってほんとそうで、
半年前までは走るのに飽きてて
全然トレーニングしなかった。
でもそんな時期があってもいいと思っていたら
昨年末あたりからまた気持ちが上がってきて、
ちょっとずつまた伸びてる。
今年は行けるところまで走り込みたい”
── Ryuji
#024 Classic Sand
“ ロードバイクはスポーツだから、
機能や性能に拘るのは当たり前。
でも自分は見た目も?いや、見た目が!重要だな(笑)。
実力は伴いません。いいんですそれで。
スポーツとファッションの両方を楽しめるのが
ロードバイクの良さであり、
私がはまった大きな理由”
── Taka
#10_04 Block
“単に自転車が趣味といっても
多様な楽しみ方があるけど、
トレーニングではなく良い強度で、
純粋に『サイクリング』を楽しむ形が心地良い”
── Hiroko
#10_03 Good Times
“ようやく自転車との距離感が
なんとなくつかめてきました。
最近は少し走ってカフェに入って
ずーっと話してるのが楽しい”
── Rin
3. FINGERSCROSSEDソックス スペック
FINGERSCROSSEDのソックスは医療用にも使われている繊維「プロリーン」を用いています。綿の半分の重量でとても軽く、そしてベタつかない、臭わない。
足首にもなめらかにフィットし、バイクを降りたときもスマートに。
ただ耐久性は極端に強いものではないので、基本的に1シーズンで気に入ったデザインを思い切り使い倒すイメージで。
左足首にあしらわれたリベットがFINGERSCROSSEDのソックスだと教えてくれます。
足の裏には「幸運を祈る」という意味合いのクロスされた指。ペダリングで行き着く先に、幸運を。
4. 足元の最適解。
リベットでFINGERSCROSSEDだと理解できるさり気なさ。親切なほど控えめだけど、ほかでは見つけられない色とデザイン。
どんなウェアにも合わせられるし、履き心地も気持ち良い。
良いソックスがなかなか見つからないと迷ったときの最適解が、FINGERSCROSSED。
これまではドイツ本国から取り寄せる必要がありましたが、今シーズンからこのブランドをCYCLISMが取り扱うことで日本で入手しやすくなる、という知らせはとても心躍るものでした。ソックスドーピングが捗る、と。
30以上あるデザインから、自分だけの“EASE OVER HUSTLE”なスタイルにあったものが見つけられると思います。
ギフトにも最適なFINGERSCROSSED
starring/Taka, Hiroko, Rokuto, Rin, Ryuji, & Mei
text & photo/Tats
撮影協力/ハイイロチョッキリ