<ロードバイクで通勤しようと考えている人へ>自転車通勤で気をつけるポイント

自転車通勤には、交通費が浮く/運動が習慣になる/ストレスが解消できる、といったさまざまなメリットがあります。

何より都市部の自転車通勤は、電車の混雑に巻き込まれなくて良いのが最高です。個人的にも以前は楽しく自転車通勤をしていました(今は職場の都合上できなくなりましたが)。

ただ高価なロードバイクを通勤に使う場合、いくつかデメリットもあるので、これまでの経験や周囲でロードバイク通勤している人の話から、注意するべきところをまとめました。

1. 一番重要なのは駐輪する場所

駐輪場業務時間中はロードバイクからずっと離れることになります。自分の愛車が大丈夫かハラハラしないように安心できる場所を見つける必要があります。

会社の敷地内(安全性: ★★★★★)

会社に自分のことを嫌っている人がいない限り一番安心できる場所です。鍵をかけることだけは忘れずに。

近隣の駐輪場<管理人常駐タイプ>(安全性: ★★★★☆)

駐輪場に管理人がいれば盗難のリスクはぐっと減りますが、念のため鍵は2個以上かけておきます。

ただし以前に、防犯カメラ付き・管理人常駐の駐輪場に停めておいた同僚のロードバイクが、サドルだけ盗難されたというケースもありました。そのためどんな条件下でも100%の安心はできません(こういうのを聞くと本当にうんざりしますね。。)。

近隣の駐輪場<無人タイプ>(安全性: ★★☆☆☆)

無人の駐輪場は無法地帯。盗まれやすいのはもちろん、ほかの利用者が自転車を出し入れするときに倒されたりもするので、新品のピカピカした自転車を停めるのは避けたほうが良いです。

会社近くのガードレールに地球ロック(安全性: N/A)

会社から駐輪場が遠い場合、会社の目の前のガードレールなどにロックしてしまいたくなる気持ちはわかりますが、公共物を専有することはルール違反なのでNG。

 

2. 自転車通勤に向いているロードバイク

会社の敷地内に駐輪できる場合を除き、また一部のお金持ちを除き、通勤用途で買うべきなのはエントリー向けのアルミロードバイク(10万前後)です。

giantのdefy

エントリーの定番GIANT「DEFY」

突然の雨に降られたり、駐輪場で倒されたりすることもあるので、傷・汚れに対してスピリチュアルダメージが少ない金額であることが大事です。

それを考えるとクロスバイクの方が良かったりもするので、自分の精神的許容枠を鑑みて検討しましょう。

 

3. 通勤用のロードバイクセッティング

ビンディングペダルをフラット化する

もしビンディングペダルでSPD-SLを使っている場合は、フラット化できるアダプターがあります。平日はこれを付けておいて週末だけ外すようにすれば、わざわざ通勤用にペダルやシューズを取り替える必要はありません。

フラットペダル・アダプターのペダルダブス

シューズを選ばない職場であれば、SPDのように歩行しやすいシューズにしておくというのもOK。

ポジションをアップライトにする

スーツやオフィスカジュアルで通勤する場合、ロードバイクのドロップポジションはかなり突っ張って苦しいもの。
腕・肩まわりに負荷がかからないように、ハンドルバーをアップライトにして楽なポジションで乗れるようにします。サドルも無理して高くしないようにしておくと楽です。

サイクルジャージで通勤できるのであれば、遠慮なく戦闘的なポジションで攻めてください。

明るいUSB充電式ライトを選ぶ

帰りは夜道を走るので、充分に明るいライトを選びます。車からも視認性が高くなるようにリアライトの明るさにも気をつかってください。

USB充電式であれば会社のPCにつなげて充電できます(外部機器を接続してはいけない場合はご注意ください)。

参考記事:ロードバイク用ライトの選び方ガイド&用途別おすすめライト

 

4. 夏場の自転車通勤を乗り越えるコツ

夏は朝でも気温が30°を越えて暑くなります。そんなときに通勤すると、汗だくになって出社後15分くらい仕事が手につきません。

シャワー室がある会社も稀にありますが(そんな環境超絶うらやましい)、そうでなければ、いつもより1時間早く出社して、着替えをしから仕事を始めます。僕も以前自転車通勤していたときは、ポロシャツで自転車に乗り、会社に付いたらシャツに着替えることで対応していました。

朝の人がいない時間帯から仕事を始めると業務効率も上がるので、早朝自転車出勤はおすすめです。

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ロードバイクに毎日乗れるというのも自転車通勤の良いところ。アルミとカーボンの2台持ちであれば通勤にアルミを使うという使い分けもできます(お金持ち限定)。
朝は交通量も多いので、事故に遭わないよう、特に突然飛び出してくるママチャリや歩行者には充分注意してくださいね。