
お気に入りメーカーを見つけよう。
ロードバイクを選ぶときにまず悩むのが、どのメーカーにするかということ。
性能だけで見れば、エントリー〜ミドルグレードのモデルは同じ価格帯であればメーカーによる差はほとんどありません。あったとしても最初は違いを感じにくいため、気にする必要はないレベル。
となると自分の好きなデザインのものというのが一番の選択基準になります。
そしてロードバイクのデザインは、ほとんどがメーカーのロゴをフレームに大きくあしらっているため、ロゴの好き嫌いがデザイン選定の入り口に立ちます。
本記事では人気のロードバイクメーカーの特徴・ブランドイメージを地域別にまとめているので、デザインの好みとあわせて、初めてのロードバイク選びの参考にしてください。
1. 台湾
台湾は自転車生産大国として名を馳せているように、他国メーカーのハイエンドモデルは台湾で生産されていることがほとんど(エントリーグレードは主に中国生産)。
台湾国内の各メーカーは横のつながりが強く、他ブランドのデータも工場に蓄積されているため、台湾ブランドのロードバイクは性能・コスパが非常に高いのが特徴。
GIANT – ジャイアント
間口の広い大手総合メーカー

世界最大手の自転車メーカーで、生産力とデータ力を活かしてコストパフォーマンスを最大化しているため、他メーカーと比べて同価格帯でも品質は高い。
コスパだけでなくライバルを凌ぐためのテクノロジーの錬成もトップクラスで、中でも開発に2年をかけたエアロロード「PROPEL – プロペル」は世界最速と言われるプロダクトとなっている。
ブランドロゴがあまりイケてないというイメージはあったが、数年前にフレーム用ロゴをリニューアルしてスピード感をより感じさせるものにしたり、女性向けブランド「Liv」をラインナップに加えたりと、従来のブランドイメージと異なるマーケット展開をしているので、選択肢の幅が非常に広い。
MERIDA – メリダ
ユキヤのバイク!

新城幸也選手が所属するUCIワールドチーム「バーレーン・マクラーレン」や国内の「宇都宮ブリッツェン」に機材を供給していることで人気のメーカー。
GIANT同様大企業の生産力でコスパが良く、デザイン性も高い。これまではMTBのイメージが強かったが、ユキヤのブランド力でロードバイク購入時にメリダが選択肢に入る方も多い。
2. 北米
北米のロードバイクはヨーロッパメーカーのような色気は少ないが、データドリブンなロジカルな開発体制により走行性能は群を抜くため、シリアスレーサーが最も好んで選ぶバイク。
全体的に男性的な格好良さが押し出されているが、その無骨さが逆に女性にも好まれたりもしている。
Specialized – スペシャライズド(USA)
圧倒的S-WORKS信仰

トレック、キャノンデールと並んでアメリカを代表するメーカー。ここ数年ツール・ド・フランスで最多勝利を挙げ続ける随一の技術力を誇る。
スペシャはハイエンドグレードのモデル“S-WORKS”の圧倒的性能により、シリアスレーサーから熱狂的な信仰を集めている。
2012〜2016、2018年にマイヨヴェールを獲得したサガンや、2017にステージ通算5勝を挙げたキッテルが乗っていることもありブランド力も高い。
レディースモデルの選択肢も幅広いので、女性は選択肢にいれると良いかと。
TREK – トレック(USA)
実績も技術力も一流

ツール・ド・フランスを7連覇したランス(ドーピング問題はあるものの)にバイクを提供していた実績や、最先端を行くカーボン成型技術で超軽量モデルを展開するなど、実績も技術も一流のメーカー。そしてSpecializedのライバル的ポジションにいる。
トレック・セガフレードと2019年まで契約していた別府史之選手の影響も強く、チームレプリカジャージとトレックバイクの組み合わせを見かける頻度も高い。
TREKロゴの存在感が強いフレームデザインもあって、とても男性的なイメージ。
Cannondale – キャノンデール(USA)
カーボンにこそ真価がある

キャノンデールのアルミロード“CAAD”といえば、かつてはカーボンキラーという恥ずかしい異名で呼ばれていたものの、ブランドイメージ刷新のため異名は返上。そしてエアロフォルムを取り入れてスタイリッシュに変貌。
しかしアルミだけでなくカーボンバイクにこそキャノンデールの真価があり、エアロモデルの“Systemsix”と軽量モデルの“Supersix”は新ロゴのスタイリッシュさを含めて業界の先端を走る高性能バイクとなっている。
Cervélo – サーヴェロ(カナダ)
とにかくスピードを求める人に

フランス語の“cervello(頭脳)”と、イタリア語の“vélo(自転車)”を組み合わせたブランド名。
新開(兄)の影響で、このバイクに乗って相手を仕留めるバキュンポーズをすると必ず自分が敗けるというジンクスが巷に広まっている。しかし実際はTTバイク開発からはじまったブランドだけに、流体力学に基づいて設計されているカーボンフレームで多くの実績を残しているので安心を(2012年ジロ・デ・イタリア個人総合優勝など)。
価格が基本高いので、どちらかというと2台目に求めるような存在。またトライアスリートにも人気。
Argon18 – アルゴンエイティーン(カナダ)
ロードレース界の新星

ロードレースのオリンピックカナダ代表として出場したジャーベス・リューが1989年に設立。
トライアスロンでの実績が多くサーヴェロと同様TTバイクのイメージが強いが、2015・2016年のツール・ド・フランスに出場したボーラ・アルゴン18が使用していたことでロードレース界でも注目を浴び始める。2017-2019年はアスタナが使用。まだ大きな実績がないことから今後の展開に期待。
ラインナップはすべて赤×黒×白のデザインで、元素記号をフレーム名にするセンスも含めて、何度も見るうちに好きになってくる。
3. イタリア
イタリアンバイクは歴史のあるメーカーが多く、伝統を重視する傾向にある。
わかりやすくブランド力のあるロードバイクが欲しいときにはイタリアンバイクから選べばハズレがないし、レースにおけるトップクラスの実力も伴っている。
Bianchi – ビアンキ
エントリーに優しいチェレステブランド

イタリアの空の色を模したチェレステカラーによるブランディングで“おしゃれ”と感じさせるのが巧いビアンキ。
創業130年を迎える世界最古の自転車ブランドで、パンターニやジモンティなど伝説的なチャンピオンたちが、チェレステのバイクで多くの勝利を獲得してきた。近年も主要なレースで勝利を挙げ続け、勝負の世界における存在感は衰えることはない。
日本国内ではエントリーユーザーを取り込むマーケティングに注力しており、ユニクロとコラボしたり海の家を出したりと、ブランド認知の裾野を一般人まで広げている。クロスバイク〜エントリーロードのラインナップも豊富なので、街中でチェレステカラーのバイクに遭遇する確率が非常に高い。
PINARELLO – ピナレロ
おしゃれハイエンドバイクの代表格

おしゃれなイタリアンバイクの中でも、今はピナレロの存在感が一番大きい。
特にフラッグシップモデルのDOGMA系は、2014年にロンドン・デザインアワードで金賞を受賞するなど、デザイン性の高さが一般的に認められている。アップデートされた流線型のフォークも美しい。
またツール・ド・フランスでフルームが4回個人総合優勝しており、近年のチームイネオス(旧チームスカイ)の活躍から見られるように実力もトップクラス。2018年にはゲラント・トーマス、2019年はエガン・ベルナルが同1位に。
2016年12月にルイヴィトングループ傘下に入り、高級ブランド力に磨きがかかる。派手好きとの調和性が高いのは鳴子くんしかり。
Wilier – ウィリエール
ただ美しい

1945年に創業し、40年代後半にツールで数多くの勝利を挙げた歴史あるメーカー。
2020年はUCIプロチーム“ディレクトエネルジー”(フランス)とUCIワールドツアーチーム“アスタナ”(カザフスタン)とパートナーシップを締結しており、ツールでの活躍が期待される。
流麗なロゴときれいなフレームデザインから、ピナレロが高級おしゃれド直球なのに対して、ウィリエールはちょっと控えめにおしゃれしたい人が乗るイメージ。
マリアローザカラーのバイク(Cento1 Superleggera)に乗る箱学の葦木場は身長202cmだけれど、そんなサイズのフレームってあるのだろうか。
COLNAGO – コルナゴ
ブランド価値の高い高級自転車

新城選手が2015年まで在籍していたユーロップカーの自転車。かつて選手として活躍していたエルネスト・コルナゴが20歳のとき骨折により選手生命を断たれ、メカニックとして1954年に自分の店を持ったのがブランドのはじまり。
美しいフレームフォルムや手作業による芸術的な塗装など、杉本くんが「僕のコルナゴちゃん」と溺愛するほどブランド所有の満足感は高い。速いというよりは堅実に力強く走り抜くイメージなので、若い人よりも年齢層が少し高い人が乗っている気がする。
DE ROSA – デローザ
伝統を重視する世襲制ブランド

伝統ある高級イタリアンバイクの一角を担い、ハートのロゴはステータスシンボル。
フレーム職人だったウーゴ・デローザが1953年に創業し、現在は息子であるクリスティアーノ・デローザが2代目としてCEOを務めている。バイクラインナップの中に孫のニコラスを名を冠したカーボンロード「ニック」を出すなど、世襲制が色濃いブランド。
2020年モデルからロゴを一新し、「レトロ・フューチャー」というコンセプトを掲げながら他ブランドとは違う世界観へと邁進。
KUOTA – クオータ
実力派新興イタリアンブランド

2001年設立の新興メーカーだが、レースでの実績が高く世界的にもトップブランドに成長している。かつては国内でも宇都宮ブリッツェンやチームUKYOにも機材を提供していた(現在はそれぞれメリダとガノーになっている)。
イタリアンバイクの中では硬派なデザインで、白・黒・赤のカラーリングがカッコ良い。その風貌から20代男性がシャカリキに乗っているイメージ。
Basso – バッソ
イタリアの匠がつくるハイセンスな重厚バイク

イタリアメーカーの中では若い1979年創業。
プロチームへは機材供給しない方針のため派手な印象はないが、大々的な広告ではなくプロダクトの開発にリソースをあてることで、厳選したフレーム素材でクオリティの高いバイクをつくり上げるメーカー。その技術力は、最も見る目の厳しいドイツマーケットで受け入れられるレベル。
重厚感のあるシルエットだけでなく、人気アパレルブランド“MAAP”とコラボしたカラーを出すなど、グラフィックデザインのセンスの良さも光る。
CARRERA – カレラ
近未来的な独特の世界観

1960〜70年代に活躍した2人の元プロレーサーによって1989年に設立。
ハイエンドクラスはミリ単位でサイズがオーダーできたり、カーボンの特性を利用した珍しいフレーム形状(↑PHIBRA)を出していたり、独特の世界観を持つメーカー。
筋肉ソムリエの小鞠くんが乗っていたり、シャ乱Qのまことがサイズオーダーしたバイクを持っていたり、やっぱり独特の人が乗っている。
4. ドイツ
工業国ドイツのロードバイクイメージは何よりも”質実剛健”。イタリアンバイクと比較すると明確だが、デザインは色気よりも男性らしさが強いシックな印象。そして、モノづくり大国のプロダクトとして精度の高いラインナップが揃っている。
Focus – フォーカス
本格派モダンバイク

シクロクロスの世界チャンピオンであるマイク・クルーゲが1992年に創設した比較的新しいブランドだが、近年のツールでもフランスのチームAG2R(アージェードゥゼール)に機材を提供し多くの成績を残してきた本格派。
最新の技術を取り込んだフレームとモダンなロゴデザインからとても速そうに見える。
FELT – フェルト
飾り気のないブラックフレーム

元モトクロスのメカニックでフレームの魔術師と呼ばれるジム・フェルトが立ち上げた総合自転車ブランド(ジムは今も現役でセッティングを行っている)。ロゴデザインはブランドコンセプトである”FAST, LIGHT, SMOOTH – 速く、軽く、心地よく”にぴったりでよく目立つ。
ブラックが基調のフレームデザインが多い。ラインナップも幅広く、エントリーモデルは求めやすい価格なので若い男性がよく乗っている。
Corratec – コラテック
ザ・質実剛健

1990年に南アルプスで誕生したブランドで、かっちりとした硬派なデザインが特徴。
MTBの世界では弓なりの独特なフレームデザインで知られていたが、バンビ青八木によりロードバイクでも有名ブランドに。絶対流通数は少ないが、エントリーモデルは品質良くコスパが高いので、稀に乗っている人を見かける。
Canyon – キャニオン
コスパ&実力最強メーカー

1996年創業と若く、オンラインでの直販でしか購入できない。
そのため購入やメンテナンスにある程度知識を必要とするが、他のメーカーの同一グレードと比べると数万単位で価格が安い。シンプルなデザインも格好良いのでデザイン性も含めコスパ最強のメーカー。
自分でメンテナンスしていける人であれば優良な選択肢になるし、メンテナンス対応しているショップもあるので意外と間口は広い。
5. ヨーロッパ(伊・独以外)
イタリア・ドイツ以外のヨーロッパメーカーは、超高級フレームから実力派バイクまで国ごとの特徴が出ており、好みのロードバイクがあれば人と被りにくいので狙い目。
LOOK – ルック(フランス)
速さ×ステータスシンボル

1984年にロード用ビンディングペダルを世界で初めて開発し、1986年にはフルカーボンフレームをツール・ド・フランスで初導入して優勝を飾るなど、業界のスタンダードを積極的に開拓してきた由緒あるメーカー。
高いカーボン技術とプレミアムな価格帯から「一度は乗りたい憧れのバイク」というポジションにいる。初心者よりもある程度乗り込んだサイクリストが選ぶので、実際に速い人が多いのがにくいところ(いい意味で)。レース会場でもよく見かける。
TIME – タイム(フランス)
最強のカーボンマシン

1986年にロードペダルメーカーとして設立。
大規模なマーケティングやレースへの機材供給を行わず、技術の精錬にリソースを割いてフレームの開発を行っている、100%Made in Franceのメーカー。
TIMEフレームだけが採用しているRTMというカーボン成形技術は軽量で強靭なバイクを生み、さらに宇宙服でも使用される柔軟で弾力性のあるベクトラン素材を含めることでしなやかな乗り心地を再現しているなど、至高のカーボンフレーム技術を持つ。大量生産には向かないため価格も高い。
フレームセットのみでの販売しかなく、LOOKと並んで超高級車の両翼をなす。
Lapierre – ラピエール(フランス)
親しみやすいフランスの貴公子

1946年に創設され、当初マウンテンバイクメーカーとして発展したのちにロードバイクを製造するようになった総合自転車メーカー。近年ではフランスのプロチームにも機材を提供し結果を残している。
ラインナップはエントリークラスからハイエンドまで幅が広い。そのためLOOKやTIMEが上流階級のフランス貴族とすれば、ラピエールは庶民派のイケメン。もちろん上流階級と対等に渡り合えるセンスも備えている。
FACTOR – ファクター(UK)
洗練された新時代のハイエンドメーカー

2007年に創業にした英国のメーカーで、2017-2018年にフランスのチーム「AG2R」に供給され有名に。2020年には「イスラエル・スタートアップネイション」とパートナーシップを結んでいる。
航空宇宙産業から派生した工学技術を用いた最先端のカーボンファイバー製造プロセスを持ち、ロードバイクはレース用のハイエンド機種に絞って開発。
フレームのフラットデザイン、そして全メーカー中最も洗練されたFACTORロゴ含め、トラディショナルブランドにはない新時代らしさが格好良い。
SCOTT – スコット(スイス)
超軽量フレームで実力派向け

弱泉くんがフレームにひびが入るほど乗り込んだメーカー。
もともとはスキーのストック製造から始まった会社だが、後にMTBやロードバイクフレームの製造を始め、世界初のエアロハンドルバーを開発したり、超軽量のカーボンフレームをリリースし最高峰のレースで活躍するなど、その技術における評価は高い。
チャラチャラしていなくてストイックに性能を追い求める印象。
BMC(スイス)
急成長するスイスならではの堅実バイク

1986年に設立されたBMC(bicycle manufacturing company)。
コンパクトなリア三角はBMCフレームの代名詞だったが、今はそれが快適性や空力の面から正解とされ、多くのメーカーが取り入れている。
設立当初はあまり存在感がなかったものの、2000年代にプロチームとスポンサー契約をスタートして以来急激に実力を伸ばし、2011年にはBMCレーシングのカデル・エヴァンスがツールで総合優勝している。2018年でも1勝を挙げている。
RIDLEY – リドレー(ベルギー)
国技自転車の国から生まれたカタギのブランド

東堂のおかげで一躍有名になり、乗っている女性を一時期たまに見かけるようになった。
創業は1990年と新しいが、自転車が国技のベルギーで生まれたメーカーのため、プロツアーでの存在感は大きい。
FENIXなど20万前後のエントリー向けもあり、デザインもかっこいいので最初の一台によさそう。
BH(スペイン)
玄人好みの本格派

BHは“Beistegui Hermanos(ベイステギ兄弟)”の略。
第一次大戦中にベイステギ3兄弟が設立した銃器の製造会社が、戦後に自転車を製造することになったことが始まりとなる歴史的ブランドだが、近年日本で有名になったのは筋肉まつ毛くんの影響。
全体的に価格は高めで乗っている人はほとんど見かけないものの、ハイエンドモデルのルックスがとてもかっこいい。
ORBEA – オルベア(スペイン)
山岳ステージに強い総合メーカー

1840年創業で、BH同様元々は銃器製造メーカーだったのが、1920年に自転車を製造開始。現在ではスペイン最大級の総合自転車メーカーになっている。
本社のあるバスク地方はピレネー山脈の麓にあるため、坂道でその性能を大いに発揮すると言われている。そのためオルベアに乗っている人を見るとクライマーだと勝手に思ってしまう。
6. 日本
Anchor – アンカー
ジャパンブランドの堅実さ

ブリヂストンサイクルによるブランド。
日本人向けのフレーム設計やサイズ展開をしていたり、自分の体格に合わせて自由にパーツ交換できるシステムを提供していたりと、ミクロ視点の気遣いが日本企業らしい良いところ。フラッグシップモデルもあまり高級に見えないが技術力は高いので、見た目よりもジャパンブランドの堅実さで選ぶイメージ。
* * *
各メーカーとも世間一般的に定着したイメージはありますが、ロードバイクを買うときは、他人がどう思うかよりも、自分がどれだけその自転車に惚れ込むことができるかで判断するのが一番。
ちょっと気に入らないけれど妥協して買ってしまうと、ずっとほかのロードバイクに目移りすることになってその子がかわいそうですしね。
運命の一台に巡りあえますように。
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