ロードバイクのメーカーの中には、直営店またはコンセプトストアを展開しているところがあります。
新たにロードバイクを購入するときは、まずどのメーカーにするかを決めることになりますが、直営店やコンセプトストアに行けばそのメーカーの車種が豊富に揃っているので、自分がほしい価格帯のモデルを実際に見ることが可能(試乗ができる場合も)。
所在地は都市部に集中してしまいますが、近くにあればぜひ訪問してみてください。ブランドの雰囲気やそのバイクに乗る人たちの傾向がよくわかり、自分がそのブランドコンセプトにマッチするかがよくわかるはず。
Contents
1. GIANT – ジャイアントストア
所在地:全国
世界最大のスポーツサイクルブランドであるジャイアント。巨大資本ならではの全国展開と手厚いサービスで初心者が入りやすい店構えです。
ロードバイクの試乗サービスや、各店舗でのライドイベントなども充実。
2. TREK – トレックバイシクルストア
所在地:六本木、東京昭島、横浜、新潟、甲府、名古屋、大阪、神戸須磨、神戸六甲
全米No.1の総合自転車メーカーであるトレック。直営店が全国に9店舗あります。
店舗ごとにメンテナンス講座や試乗イベントを開いていたり、ボントレガーのホイール試乗もできたり(有料)、総合自転車メーカーならではのサービスも充実。
3. Specialized – スペシャライズド東京/ラビットストリート江坂
直営店:東京(西新宿)/東京(銀座)
コンセプトストア:大阪(江坂)
アメリカ3大メーカーの1つであるスペシャライズド。東京と大阪に3店舗あるストアは、どちらも広々とした売り場面積で、デジタルツールを用いたフィッティングやレンタルバイクなどのサービスも充実しています。
4. Bianchi – ビアンキストア
所在地:東京(表参道、青山、秋葉原、丸の内、目白、立川、町田)、埼玉(大宮)、神奈川(横浜)、京都
世界最古の自転車ブランドであるビアンキ。東京が中心ですが、カフェを併設していたり、弱ペダ荒北コラボイベントをやったりと、ターゲット層が明確。おしゃれなブランドイメージを踏襲する空間デザインのストアばかりです。
5. Cannondale – キャノンデールストア
所在地:神奈川(横浜)・大阪(心斎橋)
高性能のアルミバイクでよく知られるキャノンデール。黒を基調にしたシックな店構えは男性的な印象のショップです。
6. Wilier – PUNTO ROSSO TOKYO(プントロッソ東京)
所在地:東京(目黒)
イタリアの美しい老舗ブランド、ウィリエール。プントロッソ東京は日本唯一のコンセプトストアのため、ウィリエール乗りにとっては“聖地”と呼ばれることも。
アットホームな雰囲気で、ウィリエールのフレームやウェアだけでなく、ほかのメーカーのパーツの取り扱いも幅広い。
2018年からはフロア拡張し、1Fが接客スペース、2Fがさまざまなモデルの展示ルームに。
おまけ:カフェのあるコンセプトストア
ちょっと趣の変わった、近年増加傾向にある「ライフスタイルを大事にする層」に向けたコンセプトストア。
いわゆるガチなロードバイクのショップの形態ではなく、都会において自転車とともにゆったりした時間を楽しむことを提案しています。
ブリヂストンサイクル – RATIO&C(レシオ・アンドシー)
所在地:東京(外苑前)
ブリヂストンサイクルが運営するコンセプトショップ。
青山の一等地でカフェを併設しながらオリジナルバイクを販売。ワークショップなどを行いながら「自転車のある丁寧な暮らし」を演出しており、都会的でおしゃれなサイクルライフの雰囲気を味わえる。
Shimano – OVE(オーヴ)
所在地:東京(南青山)、大阪(中之島)
シマノが運営する「ライフ・クリエーション・スペース」。イベントスペース・カフェ・ショップが併設されている。丁寧に作られた食事はとても美味しい。
店内でトークショーやワークショップを行っており、テーマも自転車に縛られず食や文化など多岐にわたる。
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サイクリストたちは、自分が持つメーカーをこよなく愛するようになるもの。
そんなサイクリストにとってコンセプトストアの存在は欠かせません。ときどきコンセプトストアに立ち寄って新モデルなどを確認するのもひとつの楽しみですね。