はじめてのGARMIN Edge<130/530/830/1030>比較購入ガイド

ガーミンのピコ音。
それはすべてのサイクリストの憧れであり、停車時にピコ音を出してドヤ顔してこそ、一流のサイクリストと言うことができます。

普通のサイコンで物足りなくなったすべてのサイクリストに、最適なガーミンエクスペリエンスをしていただくため、自分のライドスタイルに合った機種の選び方を一緒に見ていきたいと思います。

※本記事は過去の記事に2019年7月発売の最新機種「Edge530」「Edge830」の情報を加えた改訂版です。

1. GARMIN Edgeシリーズは何ができるの?

Edgeシリーズでできること

GPSを搭載した高機能サイクルコンピュータとしてトップシェアを占める“GARMIN Edge(ガーミン・エッジ)”シリーズ。

自分の走りが数値化されるとサイクリングがもっと楽しくなることは、CATEYEなどのシンプルなサイコンを使っている多くのサイクリストが実感していること。
GARMIN Edgeは、GPSやANT+などの通信規格を用いてライド上のステータスをさらに多方面から可視化してくれます。

速度、ケイデンス、心拍が計測できるのはもちろんのこと、パワーメーターを使って出力をリアルタイムに把握したり、ソロライドで仮想のライバルを設定してみたり、自分がどこを走っているか仲間に共有したり。
こういったトレーニングの質を高めるための機能が豊富なのがEdgeシリーズの優れたところ。

また知らないコースを自分で開拓していくナビ機能が充実しているので、いつもと同じコースを走ってマンネリ化しがちなライドに新しい発見をもたらすことが可能です。

数あるメーカーの中でGARMINを選ぶ理由

多機能GPSサイコンを出しているメーカーは、ガーミンのほかにもXplovaLezyneWahooなどがあります。

機能面で比較すると、各メーカー間でそれほど差異はないにもかかわらず、ガーミンの価格はほかのメーカーに比べてちょっと高め。それでも多くのサイクリストがガーミンに行き着く理由は、ユーザー数の多さ機能の安定性が大きな要因。

ユーザー数の多さは、情報の入手のしやすさであり、ほかの人が使っているから自分も安心して使えるという心理的障壁の少なさがひとつ(GARMINを選んでおけばまず間違いない、という仲間の言葉は大きい)。

そしてガーミンはGPSサイコンの先駆者なので、他メーカーに先駆けてトレーニングするサイクリストに必要な機能を揃えてきました。他メーカーはそれを追随する形で機能を足しているため(地図機能やStrava連携とか)、各機能の安定感はガーミンに利があります。

それを気にしなければ他メーカーでも問題なく使えますが、ガーミンのピコ音はガーミン唯一のものであることは間違いありません。

 

2. 機種ごとの特長は?

ガーミンの高機能GPSサイコンは、従来500系/800系/1000系の3機種ありましたが、2018年6月に新たに100系が追加。さらに2019年7月には、500系と800系がアップグレードされました。
それぞれの最新機種を比較し、主な機能について説明します。

GARMIN Edge機能比較表

 機種

Edge 130

 NEW  Edge 530

 NEW  Edge 830

garmin edge 1030

Edge 1030

発売  2018.6.7 2019.7 2019.7 2017.10
スペック サイズ 41×63×16mm 50×82×20mm  58×114×19mm
ディスプレイ 1.8インチ モノクロ 2.6インチ カラー   3.5インチ カラー
重量 33g  75.8g 79.1g 123g
操作  ボタン ボタン ボタン+タッチスクリーン(静電容量式)
バッテリー 13時間 20時間 20時間  20時間
機能

地図+ナビ △ 
トレーニング機能 ◯ 
GroupTrack  –
事故検出 手動のみ 
メッセージング
ルート自動生成*1
ClimbPro
バイクアラーム
価格 セット*2 ¥29,800(税抜) ¥47,800(税抜) ¥57,800(税抜) ¥86,000(税抜)
単体 ¥23,800(税抜) ¥37,800(税抜)
特長 エントリー向け スタンダード 多機能 大画面
購入リンク Amazon(セット)
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*1 Popularity Routing機能
*2 セット:ハートレートセンサー、スピードセンサー、ケイデンスセンサー付属。

Garmin Edgeの主な機能詳細

地図+ナビ

Edge530, 830, 1030は標準で昭文社の日本詳細道路地図を搭載しており、その地図を元に目的地までのルート設定を端末で行うことができます(ルート自動生成機能もあり)。

130の場合、詳細地図は表示できませんが、ガーミンコネクト経由でルートを転送し、曲がり角のポイントがわかるナビ機能を備えています(複雑な都市部の道だと少し迷うかもしれません)。

また内蔵されている気圧高度計により、現在走っている道の斜度も表示できます(数秒のタイムラグあり)。

トレーニングデータ計測(機能抜粋)

・StravaやGarminConnectのセグメント対応

コース上に設定された特定のセグメント(区間)を走ったタイムをオンラインで競うことができる機能。仲間と一緒に走れなくてもトレーニングのモチベーションを上げることができます。

・バーチャルパートナー

あらかじめ設定した速度や、過去に記録された自分の速度を仮想のパートナーとして一緒に走ることができ、自分がパートナーに対して先行しているか遅れているかがガーミン上に表示されます。
自分が以前より速くなっているか、あるいは前より追い込みが足りないかなどが、1人で走っていても視覚的にわかるので、モチベーションが維持できるドM機能。

・FTP+VO2Max計測

別売りのパワーメーターを利用して、パワー出力を示すFTP値(W)を表示可能。
またパワーメーターと心拍計を併用して、自分の持久力を数値化したVO2Max(最大酸素摂取量)を表示し、現在の負荷レベルを知ることができます。

Group Track

同じGroupTrack機能があるガーミン同士の位置情報を、画面内に表示させることができるもの。
グループライドで集団が分かれてしまったときでも、仲間が今どこにいるかわかるため、グループ内の安心感や連帯感が生まれます。

事故検出

端末には加速度計がついていて、事故による衝撃を受けたと判断されると、位置情報を自動的に緊急連絡先に送信するようになっています(130のみ手動)。事故の可能性も少なくないサイクリングで、家族や知人が心配しないためのきめ細かなサービス。

Climb Pro  NEW 

Edge530/830に新たに追加された、ヒルクライマーたちのための機能。
コースナビを実行すると、内蔵地図データを元にヒルクライム中の頂上までの残りの距離と平均勾配をリアルタイムで表示するというもの。ヒルクライムのペース管理に役立ちます。

バイクアラーム  NEW 

同じくEdge530/830に追加された機能で、アラームをセットすると振動を検知して本体が警告音を発するもの。
コンビニ休憩や食事時間などを安心して過ごすことができる、うれしい新機能。

 

3. どれを選べばいいの?

各モデルの特長を紹介。自分に合った1台を見つけるためのマイルストーンにしてください。

Edge 130 – 優れたGarmin体験を身近に

2018年に追加されたエントリーモデル。従来は本格的なGPSサイコンを求める場合、ガーミンでは高価なEdge500シリーズからしか選択肢がありませんでしたが、コスパの高い競合の台頭もあり、2万円台で購入できる高機能モデル「Edge130」が投入されました。

530と比較した大きなメリットは、価格重量(約半分の33g)の2つ。
逆に主に不足している点は、ディスプレイ(モノクロで小さい)とナビ(簡易なものしかない)、そして一部の計測項目(パワーが平均/ラップ/最大のみ)。
ただしほとんどのサイクリストにとっては十分な機能が備わっているので、Garminモデルが欲しい場合はまずEdge130が検討すべき選択肢となりました。

Amazon価格

Edge 130 セット
Edge 130 単体 

*スピードセンサー/ケイデンスセンサーが付属

Edge 530 – すべてのサイクリストに。超進化したスタンダードモデル

「Edge520J」から4年の時を経て、2019年7月に遂に500系が進化。

530は標準で地図が搭載されるようになり、ナビまわりが強化。ディスプレイサイズやバッテリーの持ちもアップし、さらに新機能“Climb Pro”や“バイクアラーム”も搭載するなど、スタンダードモデルとして十分過ぎる機能を持っています。

830との大きな違いは、タッチパネルの有無ナビゲーション機能差(本体側で目的地設定不可)。ただし前モデルからの変更点は大きく、旧くからの520Jユーザーにとってはリプレイス価値を見いだせるモデルとなっています。

520J→530の大きな変更点

  • ディスプレイサイズアップ(2.3インチ → 2.6インチ)
    画像解像度アップ(200×265px → 246x322px)
    ・重量微増(60g→75.8g)
    バッテリー駆動時間アップ(15時間→20時間)
    ・さらに拡張バッテリー(¥16,000)装着で40時間まで駆動
    地図標準搭載
    ・新機能Climb Proとバイクアラーム
    ・価格変更(セット¥49,800→¥47,800、単体¥36,000→¥37,800)

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Edge 530 セット
Edge 530 単体 

*スピードセンサー/ケイデンスセンサー/心拍センサーを持っていなければセットを購入します

Edge 830 – ナビ強化で死角のないフラッグシップ

「Edge820J」から3年経ち、大幅にアップグレードした800系。

530と同様に、830もディスプレイとバッテリー性能が向上。そして従来は少し鈍さを感じていたタッチスクリーン操作がサクサクになり、グローブをはめていても操作できるように感度が上がっています。
またこれまで1030だけにあったルート自動生成機能(Popularity Routing)が830にも移植され、ナビ周りも強化されたことによって、Edge全モデルの中で最も死角のないモデルとなりました。

820J→830の大きな変更点

  • ディスプレイサイズアップ(2.3インチ → 2.6インチ)
    画像解像度アップ(200×265px → 246x322px)
    タッチスクリーンの感度アップ
    ・重量微増(67.7g→79.1g)
    バッテリー駆動時間アップ(15時間→20時間)
    ・さらに拡張バッテリー(¥16,000)装着で40時間まで駆動
    ・Garmin Connectに蓄積された走行ログからサイクリング用ルートを自動生成(Popularity Routing)
    ・新機能Climb Proとバイクアラーム
    ・価格変更(セット¥59,800→¥57,800)

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Edge 830 セット
※830はセット販売のみ

Edge 1030 – 開拓精神溢れるサイクリストに

ナビ機能のあるハイエンドモデル。
1000系の強みはまずその大画面にあり、小型のスマートフォンと同じ3.5インチは視認性抜群。
530/830の登場によって1030の機能的な優位性はなくなりましたが、そのバッテリー持ちの良さと地図の見やすさは、未踏の地を開拓するサイクリストにとって引き続き欠かせないものです。

Amazon価格

Edge 1030セット*
*1030はセット販売のみ

* * *

ガーミンをつけるとサイクリストとして一歩階段を登った気分になります。いつものライドがはるかに楽しくなるので、上記を参考に自分に合った機種を選んでくださいね。

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