寒暖差を乗り切る、「ジレ」のすすめ。

ジレのすすめ

サイクリングで着用する「ジレ」。一般的にはベストと呼ばれており、多くはウィンドブレーカーのような薄手の防風素材で作られています。
サイクルウェアを揃えていく上でジレの購入は後回しになりがちですが、ジレがあると秋以降のライドの快適性が大きく向上します。ジャージやビブなどひと通りウェアが揃ったあとにジレを買い足しても遅くありません。

ただ、ジレの使いどころがちょっとわからない、意味があるかわからないという疑問もあると思います。
そこで、ジレの基本的な使い方や、コーディネート方法などを紹介します。

※本記事は2017年公開記事を現状に即して大幅に改訂したものです。

1. ジレが愛される5つの理由

ジレを好むサイクリストは年々増えており、数年前と比較すると広く浸透するようになりました。
多くのウェアブランドもラインナップに取り揃えていますが、これだけサイクリストたちに愛されるようになったのには理由があります。

1. 寒暖差に強い

体幹を暖かく維持できるジレは、体全体が冷えづらくなります。暑くなったときはジッパーを開ければ風が通るので、走行中でも簡単に調整が可能。
朝の冷え込む時間帯に出かけるとき、気温差が大きい山に行くとき、ロングライドでの寒暖差が心配なときなど幅広く活躍します。

2. コンパクトに収納できる

多くのジレはウィンドブレーカー同様コンパクトに折りたたむことができます。ジッパーを開けても暑いレベルであれば、バックポケットに入れて収納します。

3. 走行ストレスがない

ウィンドブレーカーは袖周りのバタつきが起きますが、ジレは袖がなく、またタイトなシルエットで作られているので、走行へのストレスをほとんど与えません。

4. 収容力アップ

バックポケット付きのジレであれば、ジャージのポケットと合わせて収容スペースが2倍に。
特にロングライドでこの収容力は大活躍します。

5. ひらひらさせられる

空気抵抗なんて関係ない。ひらひらさせると格好良いから着る──これが一番愛される理由なんです。

スタイリング観点でも有能すぎるジレ

 

2. ジレ気温別コーディネート

ジレをひとつ持っていると着こなしの幅が一気に広がるもの。
「ジレを着るタイミングがよくわからない」という方のために、普段のコーディネートにどのようにジレを足せば良いか、気温別に着こなし例を見てみます。

春秋のコーデ①

春秋のジレコーデ1

半袖だと早朝に少し肌寒さを感じる20℃前後。昼になると気温が上がることがわかっているのであれば、半袖ジャージの上にジレをちょい足しすることで走り始めがものすごく快適に。
そして日中暑くなったらジッパーを開けるか、脱いでバックポケットへ。

春秋のコーデ②

春秋のジレコーデ2

私服だと薄手のアウターが必要になる気候の15-20℃。サイクリングの場合は調整しやすい「アームウォーマー」と「ジレ」を追加。
どちらも暑くなったときに脱いでバックポケットに入れて調整できます。

冬のコーデ

冬のジレコーデ

冬に入ったら長袖ジャージへと衣替え。その上にジレを足せばさらに寒暖差に対応できるようになります。人によってベースレイヤーは半袖でも良いかもしれません。

これより寒い気温のときは、ジレの代わりにジャケットを着ます。

長袖ジャージ+ジレの組み合わせ

このように、普段のコーディネートにジレを1枚足すだけで対応できる気温の幅が広がるので、とても便利なことがわかると思います。

 

3. ジレを手に入れよう

ジレには携行しやすく一年中使える「軽量タイプ」と、厳しい気候に対応できる「厚手タイプ」があります。走行条件に応じて適切な方を選択してください。

またナイトライドやブルベなど夜間走行が前提の場合は、反射素材が付いたのものを使用します。

ピックアップジレ

着回ししやすいダーク系のカラーを中心に、取り扱いサイト別にピックアップ。価格帯は1万前後のものが一般的になります。

Wiggle

Wiggleジレ

機能性が高く手頃なジレを求めるのであればWiggleが最適。
定番のCastelliのほか、リーズナブルなAlé、そしてMorvéloやIsadoreなどデザインの良いものも揃っています。ウィメンズの取り扱いも豊富。

Wiggleジレ一覧を見る

海外ブランド

海外ブランドジレ la Passione / Endless / BBUC
海外ブランドジレ Rapha / Attaquer / Chapeau!

海外ブランドはシンプルで着回ししやすいデザインが豊富
若干価格帯は高めになりますが、手持ちのブランドと揃えて統一感のある綺麗な着こなしができます。

ほかの海外ブランドから探す

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僕らサイクリストは、寒かろうが暑かろうが外に出て走りたい欲求が収まることはありません。どんな気温でも快適に過ごせるように、うまくウェアを組み合わせてライドしてくださいね。