【レビュー】Hackney GT ウィンタージャケット

「ロードバイクウェアのおしゃれな海外ブランド第2弾」で紹介した英国のブランド『Hackney GT（ハックニーGT）』のウィンタージャケットを入手したのでレビューします。

今回入手したキット

Trackster Windtex winter jacket – blue（£109）

Hackney GTについて

2011年に熱心なウィークエンドレーサーであるRuss Jonesが、彼が所属する音楽制作会社のためにつくったジャージがきっかけとなって設立されたブランドです。

企業理念としてMade in Englandを貫いており、特に愛国的というわけではないものの、国内で最高の素材と製造方法でウェアを生産することで少しでも英国の貿易の再発展に貢献できればという考えを持っています。

品質については、自分たちのシクロクロスチームを持っていて、チームメイトからのフィードバックを受けながらウェアを何度もテストしながら作っているのが特徴的。

今回Russと連絡を取り、Hackney GTのウィンタージャケットをレビューさせてもらうことになりました。

Contents

1. デザイン／細部
2. レビューまとめ
3. サイズ感について

1. デザイン／細部

Warsaw Cyclingなどほかの海外ブランドと比較すると丈が少し長めなので日本人体型に合うかたち。またネイビーの落ち着いたカラーながら、ドットやロゴで全体的にポップなデザインに仕上がっていてとてもバランスが良いです。

胸と背面にあしらわれたロゴは少しレトロな雰囲気

襟は高めになっていて、首元からの風の侵入を防いでくれます

ジッパーの裏には冬用ウェアに必須のウィンドフラップ付き。ジッパーも扱いやすい

ひときわ存在感を放つ、両腕にデザインされた「HGT」。いいアクセントになっています

袖は僕の場合ちょうど手首が隠れるくらい。袖口が二重になっていて風も入ってこないようになっています

裏面は起毛した中厚のフリース素材。これめっちゃあったかい

背面にデザインされた”Made in England”。Englandだと大きく書かれていても嫌味にならない。これがItalyとかだとちょっと恥ずかしい（個人的な感性だけれど）

バックポケットがとても大きい（持っているウェアの中では一番）。幅も高さも目一杯とってあって、でも取り出しやすくて使い勝手抜群。ロングライドにも困らない容量です

右側には第4のジッパー付きポケットが。普通のiPhoneがちょうど入る大きさです（Plusはきつい）。

2. レビューまとめ

Russが「ポジティブなフィードバックしかもらっていない」と言っていましたが、その言葉通り非常にパフォーマンスの良いウェアでした。項目別に感じたことを記します。

防寒性能：0℃も余裕の暖かさ

表側はWindtexという防風＋軽い防水機能がある素材で、冬の冷たい風をほぼ完璧にシャットアウトしてくれます。
裏側は少し厚手のフリース素材なので、着た瞬間から暖かさを感じます。

冬は普段インナーにドライインナー＋コールドギアを着ていますが、その上にこのジャケットを重ねると0℃でも普通にサイクリングできます。もう少し気温が高い場合はインナーで調整できるので、0℃前後〜10℃くらいまでの対応範囲という感じ。

フィット感：バタつかないエアロフィット

ジャケットなので当然ジャージと比べるとピチピチ感はありませんが、エアロフィット断裁なのでほぼ体のラインに沿った着心地です。袖丈と身丈が最適な長さで、一般的な日本人体型に合いやすいと思いました。

動きやすさ：ストレスを感じない柔らかさ

厚手のウィンタージャケットにも関わらず、生地が柔らかめなので動かしやすい。特にバックポケットへのアクセスのしやすさや取り出しやすさはとても良いです。

デザイン性：遊び心のあるかわいいデザイン

各所に配置された文字がすべて異なるフォントにも関わらず全体の調和がとれていたり、第4のバックポケットの裏地に表と違うテキスタイルを使っていたり、デザインに対するこだわりが伝わってきます。レトロ感とモダンな感性が組み合わさったバランスの良いウェアだと感じます。
Hackney GTのウェアは全体的にかわいいデザインが揃っていますが、カラーリングを選べば幅広い年齢層で着こなせそう。