「ロードバイクウェアのおしゃれな海外ブランド第2弾」で紹介したメルボルンのモダンサイクリングアパレル『Pedla(ペドラ)』。
ラインナップが非常に豊富で、Coreシリーズというベーシックなラインをはじめ、RideCAMOシリーズやLeaderboardシリーズなどモダンな柄が特徴的なラインなどがあります。今回Coreシリーズの新作キットを提供してもらったのでブランド紹介と合わせて詳細をレビューします。
※2021年最新版のレビューはこちら
Contents
1. Pedlaについて
メルボルンで生まれたペドラは、パフォーマンスとスタイルを両立させるモダンなロードウェアをつくっています。そしてウェアを手にしたサイクリストを道に駆り出して、走り続けたい気持ちになれるようなウェアをデザインしているとのこと。
このコンセプトを実現するために、生地にはイタリアのMITI社製の軽量メッシュ素材とスイスのSchoeller社のジャージ素材を組み合わせて用い、ビブショーツのパッドにはASSOSやRaphaでも使われるCytech社の3Dエンデュランスシャモアを用いています。
実際に着用するとわかりますが、肌触りも汗の抜けも最高クラスで、ライダーのパフォーマンスを一切損なわないウェアです。
Pedlaのコンセプトムービー
ムービーでは実際にウェアを着てライドするイメージをつかむことができます。Pedlaのパターンデザインの入ったウェアは一見派手すぎるように感じますが、実際にバイクにまたがるととてもかっこ良く見えるのが新鮮。
今回レビューするキット
ネイビーのサマージャージ、防風ジレ、そしてビブショーツをレビューします。
Full Gas LunaAIR / Core Jersey [ M ] – Navy (¥16,543)
Wind Cheater / Core Gilet [ M ] – Navy (¥17,462)
Long Haul G2+ / Knicks [ M ] – Navy (¥23,728)
2. 詳細レビュー
Full Gas LunaAIR / Core Jersey
ダークネイビーのシンプルなデザイン。背面のホワイトのラインとロゴマークが清潔感を感じさせます。ただ走ることだけに集中したいようなライドには、こういったベーシックなデザインが最適です。
袖だけ違う生地という珍しい組み合わせ。それ以外は同じ素材になっています。
通気性と機動性を大幅に上げる、目の大きいメッシュ素材の袖。ジャージでは定番のラグランスリーブを捨てて、あえてメッシュの長めの袖をつけることで可動性を担保しているところにこだわりを感じます。またタイトフィットにもかかわらず締めつけ感はなく、腕周りの動きがとても気持ちいい。
安定のYKK製ジッパー。
バックポケットは収容力も高く、口がよく伸びるので出し入れもしやすい。よくできています。
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着たときにタイトシルエットになるにもかかわらず、さらっとしたストレッチ素材で肌触りが気持ち良いので、無理せずレースフィットを着こなすことができます。また通気性が非常に良くUVカット機能も搭載されているので、真夏でも快適にライドできそう。
Wind Cheater / Core Gilet
ジレのデザインはジャージを踏襲しているので、Core Jerseyと組み合わせてちょうど良い一体感がでます。
フロントは完全防風できるイタリアのWINDTEX素材、背面はメッシュ素材で機能性抜群。もちろんポケッタブル。早朝15℃以下の少し肌寒いときや、休憩時にさっと羽織ります。
このジレが画期的だと思ったポイントがこのダブルジッパー。
ジレからジャージのバックポケットにアクセスしたいとき、ほかのブランドのジレだと前をすべて開ける必要がありますが、Core Giletは下のジッパーを少し上げれば良いだけなので非常に便利。ダブルジッパーはほかのブランドにも搭載してほしいくらい。
Long Haul G2+ / Knicks
右脚にドットが入ったベーシックなネイビービブ。ブランドロゴが目立つ場所に入っていないので、ほかのブランドのジャージとも組み合わせやすいのも良いところ。
肩紐の装着感はFYXOのものとよく似ていて、こちらもよく伸びるのでストレスがほとんどかかりません。
裾には細かいドットのすべり止めが付いています。貼り付くような不快感がなくさらっと腿周りをホールドしてくれる。
パフォーマンスの高いCytech社製のパッド。
FYXOのCytechパッドと比較すると25%ほど密度が下がっており、よりサドルへのダイレクト感が高まる実践向きパッドです。ただCytechが謳う推奨耐久時間は7時間と長いので、100km以上ライドするときも最後まで快適なペダリングを維持することができています。
*Cytechによるこのパッドの解説ページはこちら(英語)
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Pedlaのウェアは品質面ではまず間違いはなく、特に素材へのこだわりを感じます。
サイクルウェアはラインナップによってロングライド向けだったりレース向けだったりとある程度着用感が分かれますが、Pedlaの場合タイトフィットにも関わらず、やわらかく包み込まれるような感覚になるので、ロングライド/レース/ポタリングなどどんなシチュエーションにも対応できると思います。
そしてデザインもベーシックラインからパターン柄ラインまで幅が広いので、長く付き合っていく高品質なウェアを探している場合は良い選択肢になるはずです。
3. サイズ感について
上記の通りタイトフィットでも締めつけ感は抑えられているので、サイズガイド通りに選択すれば問題ありません。すべてウェアのサイズが記載されているので、手持ちのウェアを計測した上で選択してください。
※参考までに、僕は胸囲87cmでSサイズを選択しています。
Pedlaのウェアを購入する
Pedla公式サイト(メンズ/ウィメンズ)