広告やWeb業界にいる方はご存知のように、色使いやフォントを揃えてデザインの一貫性を持たせることを「トンマナを合わせる」と言います(トンマナ=Tone & Manner)。
これは、異なる媒体でデザイントーンを統一したり、一貫したブランドイメージを構築するためなどに欠かせないデザイン作法のひとつ。
この作法はロードサイクリングにも当てはめることができると思います。
たとえば同じチームジャージを着て走ること。あるいは同じメーカーのバイクを持ったサイクリストたちが集まって走ること。
このトンマナの合ったグループは、自然と走りの呼吸が合い、強い一体感とお互いを高め合う高揚感を得ることができます。
そうやって、自分たちのスタイルを、個々人ではなく仲間とつくり上げていく世界観は、ロードサイクリングシーンだからできる姿。
“Peloton de Paris”で走る。
そう思ったとき、海外ブランドでトンマナを合わせるといい感じになりそうだなとふと思い立ち、同じブランドを持つ仲間を誘います。
そのブランドは、僕の走るエリアでも着ているサイクリストを見かけることが増えてきた、ベルギーの「Peloton de Paris(プロトン・ド・パリ)」。
草花や虹色をモチーフとしたそれぞれのウェアは、違うデザインながらも親しい雰囲気。
陽気が気持ちよくなってきた季節に、PDPのウェアのトーンは爽やかにマッチして、強度を上げる道中も、ペダルにかける力は軽やかに。
進化するPeloton de Parisのクオリティを感じる
スプリンター・ジャージ
Popsicle Rainbow Sprinteur Jersey – €115.00
僕が着ているSS2019新作の「スプリンター・ジャージ」は、これまでのジャージとは異なる設計でつくられています。
その名前の通り、いくつもの山を越えて200kmを走ったあとに最後のスプリント勝負を仕掛けるようなレーサーが着ても、パフォーマンスを損なわないような仕上がり。
そのためシルエットはかなりタイトめですが、長時間ライドしてもストレスのないように、ちゃんとよく伸びる素材。そしてよく乾きます。
スタイルがよく見える袖の長さや襟の高さはトレンドのシルエット。PDPのウェアはリリース当初からずっと好きで着ていますが、ディティールが年々パワーアップしていて、着心地もデザインももっと好きになっていきます。
ドメスティック・ビブショーツ
Domestique Black Bib Shorts – €145.00
肌にぴったり吸い付くようにフィットする「ドメスティック・ビブショーツ」。
「履くときはちょっときついかなと思ったんですが、履いて走ってみるとぴったりですごく良いです」とは仲間の言葉。
シャモアパッドはYBC社製のもので、余裕で長距離対応できるパッドです。
裾にロゴが丁度よい感じに配置されていて、上下で揃えるとその世界観が綺麗にできあがります。
生地裏の滑り止めにはシリコンは使っていないので、肌の弱い方も安心して着ることができます。
ドメスティック・ジャージ
Tropical Leafs Domestique Jersey – €99.00
仲間が着るのは、スプリンタージャージに先行してリリースされたトロピカルリーフ柄の「ドメスティック・ジャージ」。
着心地を聞くと、「着ていて気持ち良いです。肌寒い朝でも丁度よい生地だし、汗をかいてもすぐ乾く」と教えてくれました。
速乾性に優れたスプリンタージャージよりもオールラウンダー向けに作られたジャージなので、幅広いシーンで長期間楽しむことができます。
ピーコック・ジャージ
ブランド立ち上げ後、最初のラインナップとして発売された「ピーコック・ジャージ」。現在では残念ながら入手困難ですが、発売から2年経った今でも、その美しすぎるデザインは色褪せていません。
それぞれのウェア合わせを楽しむスタイル
色柄が違っても、同じブランドで揃えると雰囲気に緩やかなまとまりが生まれてとてもいい感じに。
それはPeloton de Parisのデザインが、世代を超えて楽しめるように仕上がっているからだと思います。
どのデザインも日本人の肌の色にも合うし、少しだけ“可愛さ”や“美しさ”の要素を与えるテイストに、レーシーな雰囲気を崩さないシルエットが最高に良いバランス。
PDPがシーズンごとに進化しているのを感じてうれしくなるのと一緒に、この美しいトンマナを楽しめる輪がこれから拡がると素敵だなと思いました。
Peloton de Parisのウェアを購入する
P.S. 同じ“トンマナ”で走りませんか?
グループでトンマナを合わせるライドは、チームジャージとはまた違ったスタイルの楽しみ方。
LOVE CYCLISTで紹介している海外ブランドのジャージ&ビブをお持ちで、東京近郊にお住まいの方、よかったら一緒に走りませんか?
興味のある方は、InstagramアカウントのDMへ「◯◯(ブランド名)を持っているのでライドに参加したい」旨を連絡ください。そこから細かく調整していきます:)