サイクルウェアは機能性の高い衣類なので、1枚でそれなりの価格がするもの。
トレーニング用と割りきった安いものならともかく、お気に入りのデザインのジャージやビブであればできるだけ大事に長く使っていきたいと思うのは当然のこと。
正しい洗濯方法を守って、ずっときれいに着こなせるようにしてください。
Contents
1. 正しいサイクルウェアの洗濯手順
洗濯自体がウェアにダメージを与えるので、正しい手順を踏むことでダメージを最小限に抑えることが大事です。
1. 脱いだらすぐに洗濯機へ
汗などでウェアが濡れた状態で放置すると、汚れが定着し色移りもしやすくなるので、なるべくすぐに洗濯します。
もし帰ってきたのが夜中だったりしてすぐに洗えない状況であれば、いったん風通しの良いところにおいて乾燥させておき、翌朝洗います。
2. ジッパーを閉めて裏返す
ジャージは型崩れしないようにジッパーを閉めたあと、裏返します。
3. 洗濯用ネットに入れる
ネットに入れることで摩擦が抑えられ、型崩れや色落ちを防いでくれます。
4. 洗剤は普通の家庭用洗剤でOK
洗濯用洗剤は普段使っている中性洗剤で大丈夫です。ただし漂白剤や柔軟剤はNG。
もし洗っても何か臭うようだったら、ドイツ製除菌剤の「Persil」が超絶おすすめ。すすぎの時に入れるだけで臭いが綺麗になくなります。
5. 裏返しのまま陰干しする
洗濯が終わったらすぐに洗濯機から取り出して、裏返しのまま日陰で干します(紫外線で色あせするのを防ぎます)。
充分に乾いたことが確認できたらクローゼットにしまいます。
2. アイテム別の洗濯注意点
ビブショーツ/ビブタイツ
- ・ビブを干すときは、ハンガーに肩紐を引っ掛けて干すとゴムが伸びてしまうので、ピンチハンガーを使って裾をピンチで留めて逆さに干します。
・パッド部分は分厚いのでしっかり乾いているか確認してから収納するようにします。
ウィンドブレーカー/レインジャケット
- ・手洗いするのが理想ですが、面倒なので洗濯機に入れても大丈夫です。ただし、ネットに入れて洗い、脱水はせず軽く手で絞って陰干しするようにします。防水・防風機能を維持するためにも丁寧な取り扱いが必要です。
- ・レインジャケットは使っているうちに防水性が低下してきたら、撥水スプレーをかけておきます。
アクセサリー類
- ・アームカバー、サイクルキャップ、グローブなどの小物も、ちゃんとそれぞれネットにいれて、ほかの洗濯物と摩擦を起こさないようにします。特にベルクロのついているものはほかのアイテムにくっつかないよう注意してください。
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サイクリングから帰ってきたら、すぐにウェアを脱いで洗濯機を回せば、シャワーを浴びたりロードバイクを拭いたりしている間に洗濯が完了するので、それを干し終わるまでがライドの一連の流れだったりします。バイクもウェアもきれいにした状態でサイクリングを終えたいですね。