ロードバイクのスピードアップに効果のあったアイテムまとめ

最初に言うと、スピードアップに一番効果があるのはトレーニングで自分の身体を鍛えることです。継続的なトレーニングが速くなるための近道です。

…というのはもう聞き飽きました。誰でも楽して速くなりたいものです。だから、お金の力でスピードアップしたくなるのが僕らロードバイク乗りの性。そこで、これまで揃えたアイテムやパーツ交換により、どのアイテムがどれだけスピードアップに効果があったかを影響度別にまとめました。

S(超スゴイ) +2〜4km/h

ホイール

接地面に近いパーツほど効果があると言われているように、ホイールが最もスピードが上がるアイテムです。

初心者の頃はホイールに大金を支払う理由がわかりませんでしたが、変えてみるとその違いに感動し、かけたコストに納得します。漕ぎ出し・巡航・ヒルクライムなど、すべてのシーンで速くなるので、ロードバイクに乗ることがより楽しくなることは間違いありません。
そして「ホイールさえ良ければあの人に勝てるのに」という思考になります。

参考記事:レーシングゼロ インプレッション
→実際にホイールを替えて感じた変化を細かくインプレしています。

 

A(スゴイ) +1〜2km/h

サイクルウェア(ジャージ+ビブショーツ)

サイクリングのスピードを阻害する最大の敵は空気抵抗(特に30km/h以上の速度域)。私服と専用のサイクルウェアではそれほど表面積が変わらないように思えますが、実際にピチピチの服装をすると、気持ち良いほどに風の影響を抑えてくれます

また伸縮性も高いので前傾ポジションも出しやすく、よりアグレッシブなライディングポジションを維持することで速度アップにつながります。

タイヤ

タイヤは一番コスパの高いパーツ交換と言われていますが、実際に前後1万円程度で効果を実感できるほどパフォーマンスに優れています。手っ取り早く速度を上げるにはにはタイヤが一番だと思います。

スピード改善だけでなく、グリップ力も高まるので高速域やカーブの安定性も向上するのも良いところ。

 

B(普通) +1km/h

ビンディングシューズ&ペダル

ビンディングは脚の回す力を車体に無駄なく伝えるのと同時に、ペダリングの使い分けを可能にするアイテム。

スプリントにおけるスピードアップに直接つながるわけではありませんが、これまでと違うペダリングができることによって巡航速度が上昇します。どのような路面状況にも対応できるようになるため、脱初心者のためにはまず必要なものです。

 

C(ほとんど変わらない)

サドル&シートポスト

サドルまわりをカーボン製にすると軽量化はされますが、それがどれだけスピードアップに落とし込まれるのかは実感しづらいもの。
少しだけヒルクライムで楽になる感覚はありますが、どちらかと言うと軽量化よりもお尻との相性で選ぶべきパーツです。

ステアリング&ステム

これも軽量化によるスピードアップよりも、ハンドリングしやすさや握りやすさを目的にするべきパーツ。高速でのカーブや、とっさのときにバイクコントロールしやすくなるのが大きなメリットとなります。

※ただし、サドルまわりとハンドル周りを替えると300g以上軽量化されたりするので、一気に替えると変化が多少わかるかもしれませんが、他のパーツとくらべると影響は少ないです。

ボトルケージ

プラスチック製からカーボン製に替えて20〜30gの軽量化。これくらいだとヒルクライムにもどれだけ効果があるのかも不明。でもカッコイイからいいんです

* * *

パーツ交換の進め方には男女でその段取りが違うようで、男性はパーツをひとつひとつ交換していくのを楽しむのに対して、女性はまとめて一気に替えたがる気質があるようです。男性が部品ひとつひとつを愛でるのに対し、女性のほうが全体像をイメージしたい傾向が強いのかもしれません。

僕はやはり男性気質なので、ひとつひとつグレードアップしていますが、これが止むことはないと思います。少しずつ自分のロードバイクが軽くなっていくのがひとつの楽しみに。

ロードバイクの沼に落ちたサイクリストのみなさんもパーツ交換を楽しんでいってくださいね。