ロードバイク用アイウェア購入ガイド&おすすめモデル – Oakley / AlbaOptics / 100% etc.

ロードバイクアイウェア購入ガイド

クリアな道を進むために。

アイウェア(サングラス)はサイクリストにとって欠かせない機材。紫外線・虫・飛び石などのさまざまなリスクから目を守り、視界を最適化してくれるだけでなく、スタイリング観点でも有用。

本記事では機能とスタイルの観点から、最適なアイウェアの選び方と最新モデルをまとめていきます。最新モデルだけをチェックしたい方は第4章からお読みください。

text/Tats@tats_lovecyclist

BSC-MR2022コレクション

1. アイウェアの形状を選ぶ

レンズ形状

レンズ形状の種類

アイウェアのレンズ形状は2種類に分けられます。

シングルレンズ(一眼)タイプ

カバー範囲が大きく、視野が広いのが特徴。曇りやすいため、多くのモデルはベンチレーションがついています。
ここ数年でレンズが大型化する傾向にありましたが、最近は少し控えめなサイズ感に落ち着いています。

デュアルレンズ(二眼)タイプ

比較的手頃な価格帯の二眼タイプ。シングルレンズと比較すると視野が狭くなるモデルが多いため、フィット感の高いものを選ぶ必要があります。
度入りレンズが必要なときはデュアルレンズが選択されることがほとんど。

フレーム形状

フレーム形状の種類

フレーム形状は「フルフレーム」「ハーフフレーム」「フレームレス」の3つのスタイルがあり、視界の広さ/重量/耐久性などで違いが生じます。
エアロポジションで走り続けるTTスペシャリストやトライアスリートは上部にフレームのない形状を好みますが、ほとんどのサイクリストにとってはデザインやフィット感が重要です。

 

2. レンズを選ぶ

レンズカラーの選び方

レンズは色によって最適なシーンが異なります。
晴天時や昼間など外が明るいほど暗めのレンズ、曇天や夜間など外が暗くなるほど明るめのレンズを選択するのが基本。

レンズカラー

最適なシチュエーション例

  • ・日差しの強い日中:グレー、ブラウン
    ・曇天や夕方:ピンク、オレンジ、イエロー
    ・夜間:クリア

このため天候によってレンズを使い分けることが理想ですが、刻々と変化する天候に合わせてレンズ交換をするのは現実的ではないため、自分が走行することが多い時間帯に合わせたレンズを1本持っておくというのが通常の運用。たとえば夜間走行をほとんどしないのであれば、ブラウン・ピンク・オレンジ系1本で事足ります(後にナイトライド用にクリアレンズを追加購入したりします)。

オプション:特殊レンズを選択する

レンズはカラーによる違いだけでなく、付加機能を持つものも。通常のレンズよりも価格は高くなりますが、天候の変化やロングライドでの対応力が変わります。

特殊レンズ

 プリズムレンズ

オークリー独自のテクノロジーで、ライド時に見えるべきものをはっきり見せるレンズ
信号機の視認性が向上したり、路面のコントラストを高めて障害物の発見を早めたりと、走行時の安全性が高まる設計。

 調光レンズ

紫外線量に応じてレンズ濃淡が変化するレンズ。日中と夜間をまたいで走るようなロングライド時に最適。
またトンネルに入ったときも濃度が変わるので、山中のライドでも安心できます。

 偏光レンズ

光の乱反射を抑えることにより、映り込み・反射光・路面の反射などをカットするレンズ。日差しが強い日に最も効果を発揮し、目が疲れにくいというメリットもあります。

 

3. フィッティングを確認する

アイウェアのフィット

アームがこめかみにぴったりと沿うか

首を上下左右に動かしたときにアイウェアがずれないかを確認。あまりタイトだと疲れるため、適度なホールド感のものを選択します。
多くのアイウェアは、こめかみに当たる部分をラバー系素材にすることで固定力を高めています。

ノーズパッドが適度な高さか

ほとんどのアイウェアには、付け替え可能なノーズパッドが付属するか、アジアンフィット用のノーズパッドが別売されています。鼻が浮いてしまう場合、最適な高さのノーズパッドに変更します。

レンズが頬に当たらないか

頬の形によっては、レンズが頬に当たって浮いてしまう場合があります。
その場合は縦に長いレンズや湾曲が強いレンズは避けるようにします(ノーズパッドで調整可能なことも)。

USフィットとアジアンフィットの違い

顔の形状は千差万別のため、ぴったりフィットするアイウェアを探すのは難しいケースがあります。
特に欧米メーカーのモデルは、典型的なアジア系の顔のかたち(幅広・頬高・鼻低)に合わない場合があり、そのときはアジアンフィットモデルが用意されているメーカーを選択します。

アジアンフィットの特徴は以下の部分。

アジアンフィットの違い

①ノーズパッド:低めの鼻に合わせてノーズパッドに高さがあります。
②テンプルアーム:幅広の顔に合わせてテンプルアームが広めになっています。
③レンズ形状*:頬にレンズが当たらないような形状になっています。

*アジアンフィットとUSフィット(ヨーロピアンフィット)はレンズの互換性がない場合もあるので、替えのレンズを購入するときは注意してください。

 

4. トレンドのアイウェアブランド5選

予算をかけてアイウェアを選ぶときは、スタイリング観点でのフィルタリングも加わります。そういう意味で、ブランドとモデルの選択は重要なポイント。

アイウェアのトレンド

今のアイウェアは、2015年に発売されたJawbreakerブームを発端として、大きなシングルレンズタイプが主流。ここ数年ファッションやデザイン業界のレトロ回帰が進んでいる中で、アイウェアもその流れに入っています。
かつての目尻がせり上がった形状のフレームよりも、上方向にオフセットしたレトロモダンな外観が定番のスタイル。機能性・保護性の観点からもレンズの大型化はさらに進んでいます。

ここではそういったトレンドにマッチする5つのブランドを紹介。いずれも優れたデザインだけでなく、クリアで歪みのない視界を得られるレンズが付属するハイブランドです。

Oakley – オークリー

Oakleyアイウェア
  モデル 価格相場 リンク
Jawbreaker ¥20,000〜 Amazon
シングルレンズの超定番モデル

Radar EV Path ¥16,000〜 Amazon
上部視界エリアを広げた色褪せないモデル

Sutro ¥16,000〜 Amazon
Sutro Lite Amazon
Sutro S Amazon
抜け感あるレトロデザイン(複数モデルあり)

Kato ¥44,550 ワイズロード
全く新しいバイザータイプ

Encoder ¥38,060 ワイズロード
新たなフレームレススポーツモデル

Jawbreakerによって大型レンズの新機軸を切り拓いたオークリーは、ロード用アイウェアのシェアNo.1を占めるブランド。
フィット感・歪みのないレンズ・完成度の高いデザイン──この3つが揃ったブランドはオークリーが随一と言えます。

そのモデルは、もはや着けていないサイクリストを見ない日はないほど広く浸透した「Jawbreaker」や「Radar EV Path」を筆頭に、多様なビックレンズが揃い踏み。
特に、ツールの覇者ベルナルが着用していた「Sutro」と、その派生モデル「Sutro Lite(ハーフリム)」「Sutro S(小型フレーム)」は、そのレトロなスタイルが今のトレンドにぴったり。
Sutro各モデルの特徴は以下の記事を参考にしてください。

また2021年には新たなフレームレスモデルを投入。「Kato(ケイトー)」は鼻を包み込むシングルバイザーレンズを採用し、着用するサイクリストに“ヒーロー感”をもたらす特別なデザイン。
Encoder」はKatoに似ていますが、O-Matter素材のフレームはRadar系に近く、またKatoの名を冠していないことから、どちらかというとRadar EVの後継という位置づけに感じられます。テンプルの高さ調整機構もなく、Katoシリーズと比較して価格が抑えられています。
両モデルともレンズ上部のエッジは風の巻き込みを抑えるための形状。

Oakleyのアイウェア一覧を見る
Amazon | ワイズロード

 

Alba Optics – アルバ オプティクス

AlbaOpticsアイウェア
  モデル 価格相場 リンク
Delta ¥24,200 TOKYO WHEELS
レトロモダンの美しいデザイン
Delta Lei ¥26,400 TOKYO WHEELS
Deltaレンズを小型化した女性向けモデル
Delta Ultra  ¥28,600 TOKYO WHEELS
美しさを追求したアウトドアモデル

Stratos ¥26,400 TOKYO WHEELS
ラウンド形状の鮮烈なビックレンズ
SOLO ¥26,950 TOKYO WHEELS
グラベルにもロードにも使える二眼モデル

アイウェアの新たな潮流を感じる上で、イタリアのAlba Opticsは外せないブランド。スマートで機能的なアイウェアを展開しています。

●Delta(デルタ)独特のテンプルアーム形状が装着しやすくズレにくい構造。1本26gと軽くて掛け心地良く、フレームカラーもレンズも豊富な代表的モデル。
●Delta Lei(デルタ・レイ):Deltaのレンズを小型化し、小顔のサイクリストにフィットさせたモデル。
●Delta Ultra(デルタ・ウルトラ):自転車だけでなく、アクティブなアウトドアシーン全般で活躍できるミラーレンズを採用したDeltaの派生モデル(両端のロゴボタンは装飾)。
●Stratos(ストラトス):ビッグレンズモデルの中でも鮮烈な印象を与える異色のラウンド形状。広い視界によって機能的にも文句なしの逸品。
●SOLO(ソロ):Stratosをベースに二眼化し、花粉やホコリの侵入を抑えるサイドフラップが付属。インパクトあるデザインとオフロードでも使用できる機能が特徴。

またAlba Opticsのモデルには「Optical Clip(¥9,900)」というオプションパーツが利用可能。度入りレンズをノーズパッドの上に取り付けられるようになり、眼鏡のサイクリストにとっても選択しやすいブランドになりました。

Alba Opticsのアイウェア一覧を見る
TOKYO WHEELS

Deltaのレビューはこちら

100% – ワンハンドレッド

100%アイウェア1
  モデル 価格相場 リンク
Speedcraft ¥30,000〜 TOKYO WHEELS
100%の名を広げた王道モデル

S2 ¥30,000〜 TOKYO WHEELS
カーブが浅くハーフフレームのすっきりデザイン

S3 ¥30,000〜 TOKYO WHEELS
SpeedcraftとS2を融合した進化モデル

Hypercraft ¥30,000〜 TOKYO WHEELS
100%最軽量のフレームレスモデル

Glendale ¥28,710 TOKYO WHEELS
ヴィンテージデザインの機能性モデル

サガンを広告モデルとして一躍トレンドのトップに上昇した100%のアイウェア。

そのラインナップは、王道の「Speedcraft」と、そこから派生した「S2」と「S3」の3モデルが定番。
S2はフレーム下部がなく、浅めのカーブで視野の広いモデル。S3は、S2のアッパー形状とSpeedcraftのエアフローシステムを融合させ、よりスマートな仕上がりになっています。
また「Hypercraft」は、100%初のフレームレスで最軽量。S3に近いスマートなレンズ形状に視界の広さが加わった高機能モデルです。

100%アイウェア2
  モデル 価格相場 リンク
Norvik ¥33,000〜 ProBikeKit
サイドシールド付きの二眼モデル

Eastcraft ¥35,970 TOKYO WHEELS
力強いスクエア型の一眼/二眼可変モデル

Westcraft ¥34,330 TOKYO WHEELS
エレガントなラウンド型の一眼/二眼可変モデル

そして100%は他ブランドよりも新作の投入スピードが早く、2021-2022年にかけても3つのスポーツモデルがリリースされました。
豊富な選択肢の中にも「100%らしさ」は変わらず、サガンのようにさまざまなスタイルを楽しむことができます。すべてクリアレンズも付属するのでお得。

100%のアイウェア一覧を見る
TOKYO WHEELS

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POC – ポック

  モデル 価格相場 リンク
Aspire ¥20,000〜 Wiggle
顔立ちを選ばないジェンダーレスデザイン

Aim ¥20,000〜 Wiggle
丸みのあるPOCらしいデザインで視野も広い

Devour ¥23,000〜 Wiggle
ゴーグル並みの巨大レンズで保護力の高いモデル
Elicit ¥27,000〜 Wiggle
ブランド最軽量のフレームレスモデル

新鋭ブランドでありながら、ツールなどのレースで実践投入されているスウェーデンのPOCは、スキー用ゴーグルを開発してきた技術を応用してアイウェアを制作。

Aspire:ジェンダーレスなデザインで最高にクールなアイウェア。トレンドに合う大型レンズで広い視界を確保。
Aim:耐久性が高く軽量なグリルアミド素材を使ったモデル。シャープなシルエットが多いロードアイウェアの中で、湾曲したレンズのラウンドデザインが可愛らしい。
Devour:2021年に登場し、ゴーグルとサングラスの機能を組み合わせた驚愕のビッグレンズが鮮烈。カバー範囲が広いため保護力にも優れている。
Elicit:2022年最新モデル。フレームレスレンズに肉抜きテンプルでブランド最軽量の23gを実現。フレームレスでもPOCのアイデンティティは変わらない。

いずれのモデルも、レンズにはカールツァイス製を使用。視界のクリアさも一級です。白フレームを選択してポップなスタイルを堪能するのも良いし、黒フレームでシックにするのも良い。

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TOKYO WHEELS

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KOO – クー

KOOアイウェア
  モデル 定価 リンク
Demos ¥18,700 Amazon
丸みを帯びたクラシックスタイルのモデル

Spectro ¥22,000 Amazon
アグレッシブな印象を与えるシャープなモデル

ヘルメットブランド「KASK」が手掛けるアイウェアブランド「KOO」。トレック・セガフレードへの供給を通しても広く知られています。2020年にトレンドに合わせた2モデル「Demos」と「Spectro」が投入されたことで、多くのスタイルライダーがKOOを選択するようになりました。

丸みを帯びた「Demos」とシャープな「Spectro」は同等の機能を備え、顔立ちや好みに合わせて選択可能。POCと同様カールツァイス製レンズを使用しており、歪みのない綺麗な視界が約束されています。

いずれのモデルにも、別売のインナーフレーム「Optical Clip」を取り付けることで度入りレンズを装着できます。

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