Starring/Taka, Hiroko, & Mei
text & photo/Tats(@tats_lovecyclist)
もうウェアリングに迷わない。
短い夏が終わり、気まぐれな気温の季節になりました。
天気予報の気温を眺めながら、去年はこの時期何を着ていたのだろうか、と毎年のように思い返します。厚着して後悔することも、薄着して後悔することもあるのがこのシーズン。
そんな悩みに応えるように、オーストラリアのブランドMAAP(マープ)から、季節の変わり目を純粋に楽しめるウェア“Echo Pro Base LSジャージ”が登場。
ライド仲間のTaka、Hiroko、Meiとともに同じMAAPのウェアを着て、秋の空を駆けていきました。
*本レビューで着用するウェアはCYCLISM提供のものです。
MAAP – Echo Pro Base LSジャージ
Echo Pro Base LS Jersey(メンズ | ウィメンズ)- ¥23,000
“Echo Pro Base LSジャージ”は、夏にリリースされた半袖の“Echo Pro Baseジャージ”を長袖仕様にしたもの。袖にはハニカム構造のメッシュ生地が使われているのが特徴です。
Echo Pro Baseシリーズはもともと夏を快適に過ごすための軽量ジャージですが、その長袖バージョンが登場したことで、より気温の変化に対応できるようになっています。
Meiが着ているのは通常のEcho Pro Paseジャージ(¥22,000)。ボディ部分は長袖と同じデザイン。
新しいメッシュの袖口
新設計の長袖部分はスタイリングの幅を広げます。
着回しのしやすさ
メッシュ生地の長袖ジャージは、組み合わせるもので調整しやすいウェア。気温が高いときは半袖インナー、涼しいときは長袖インナーに変えたりジャケットを上に羽織ったり。
組み合わせ次第で晩夏〜秋にかけて、そして春先にも着用でき、これ1枚あることで季節の変わり目の対応力が高まります。
絶妙な機能&スタイル
袖まわりは柔らかく伸縮性抜群。袖の長さがちょうど良く、特定の欧州ブランドのように極端に余ることがありません。
SPF 50+の日焼け防止加工が施されているので、夏に使用してももちろんOK。半袖+アームカバーの組み合わせより、機能面でもデザイン面でも快適にライドできます。
「特に女性なら紫外線の強い時期にも良いですね。私服にブラウスを着ることを考えると、半袖焼けしないのでいい」
大胆なデザイン
Echoシリーズの特徴的なデザインが、バックポケットからはみ出るようにあしらわれた“A”。ブランドロゴを強調しすぎていないにも関わらず、これだけでMAAPだと認知させるデザイン性はさすがとしか言いようがない。
背面から見たときの格好良さは、一度見たら忘れられません。
プリント部分はすべて反射プリントになっており、夕暮れ以降の存在感を高めてくれる
コンペティティブな走りに対応
多くの競技志向のサイクリストから支持を得ているMAAPのウェア。“Echo Pro Base”シリーズも、基本的には強度を上げて走ったときに快適になるような設計になっています。
少し肌寒い季節であっても、どうしても汗をかくシリアスライダーにとっては、メッシュの長袖は稀有な存在。腕に風を直接受けないので半袖のように冷え過ぎないし、軽量な生地は動きをほとんど妨げない。
逆に低強度だと対応できる季節は限られてしまうかもしれませんが、それだけEcho Pro Baseがコンペティティブ寄りのウェアということの証です。
美しいジャージのシルエット
エアロなフィット感は絶妙で、着心地が素晴らしいの一言。体のラインが綺麗に出ることで、鍛えられたサイクリストを美しく見せるシルエットです。タイトなウェアはストレスになりがちですが、柔らかい生地によってそれを感じさせません。
この生地はBluesign(ブルーサイン)という認証を受けた素材。持続可能なサプライチェーンを経た製品にだけ付与されるもので、ウェア開発において労働者と環境への配慮まで行き届いている証。世界クラスの品質はこういった細部から生まれてきます。
着心地・スタイル・クオリティ、すべてが両立。
低い丸襟も首元をすっきり見せてくれる
高さのあるバックポケットは収容力抜群
最もパフォーマンス志向のビブショーツ「Pro Bib Short」
MAAP Pro Bib Short Black(¥32,000)
3人が履いているのは「Pro Bib Short」。MAAPの中で最もパフォーマンス寄りのビブショーツで、“4D編み”という軽量でコンプレッション性の高い生地が用いられています。
着心地は、幅広で肩周りへのストレスを与えない肩紐と、サポート力が高く長時間走れるオリジナル設計のパッドが素晴らしい。
深い前傾姿勢に最適化され、あらゆるビブの中でも最高クラスのパフォーマンスを発揮します。
パフォーマンスが高くても、休憩時はストレスフリーな伸縮性
サイズ選択について
Echo Pro Baseはかなりタイトなつくりですが、各メンバーはサイズガイド通りのものを着用しており、綺麗なシルエットが出ています。
ただ1サイズ上げても問題ない設計なので、もし少しだけ緩やかに着こなしたいときは1サイズアップします(サイズアップしたとしてもシルエットは損なわれません)。
力強く、変化を楽しむMAAPERになる。
MAAPのコンペティティブな着心地は、ゆったりペダルを回すのはもったいないとさえ思い、グループのスピードは自然と上がっていきます。
Echo Pro Baseの生地がもたらす快適さは、力強く走る楽しみを損なうことがありません。
サイクリストを前へ前へと駆り立てる力を持つウェア。僕たちはMAAPERになって新しい季節を楽しんでいきます。
Highs
- ・ロングシーズン対応できる長袖メッシュ
・強度を上げたときに最適化されている
・体に馴染む美しいシルエット
・ブランドを強調しすぎない絶妙なデザイン
Lows
- ・特になし
Starring/Taka, Hiroko, & Mei
text & photo/Tats(@tats_lovecyclist)