ALTALIST『HAYATE R1』『R2』:ラン&ライドに使える、激しい動きに対応した2モデル。

次々に新作を投入する野心的なアイウェアブランド『ALTALIST(アルタリスト)』から、遂にラン用に開発された2つのモデルが登場。走ってもズレないつくりは、もちろんライドにも使える。ライドもランニングも楽しむYukariとNonとともに、それぞれの特徴を見ていく。

モデル

Yukari Non
Yukari@hii_road
Ridleyアンバサダー。ヨーロッパ18カ国をバックパックで回ってきた行動力や、仕事として携わってきたファッションへの感性を活かし、自転車に関わる活動を幅広く行っている。
Non@___nonpic
ショップ仲間やSNSで繋がったサイクリストとよく走る。車の運転が大好きで、車載してドライブを楽しみつつ、現地ではライドを楽しむスタイルを特に好む。

text & photo / Tats@tats_lovecyclist)[PR]

ALTALISTの軌跡

どこのブランド?」「なんでこんなに安いの?
これがALTALISTについての2大よく聞かれる質問だが、まずALTALISTは日本のブランドだ。工場は中国にあるが、プロダクトマネージャーやデザイナーなどの日本人チームが、日本人のためにプロダクトを設計している。

そしてALTALISTはなぜ低価格なのか?ほとんどのモデルは1万円を切り、調光レンズモデルの多くもその中に含まれる。本来は調光レンズは高価格帯の商品だった。この価格が実現されているのは、スポーツ用品の価格高騰で敷居が高くなり、市場が縮小してしまうことへのメーカーの危惧がある。また「アイウェアを複数所有し、気分に応じてその日の1本をセレクトできるようにしたい」という思いもある。だからギリギリの価格設定となっているという(代理店は泣いているという)。

このブランドは2023年に登場して以来、数々の新モデルを野心的に投入してきた。
そろそろ我々もどんなラインナップがあるのか把握しきれなくなっているので、ここで一旦全ラインナップを整理しよう。

ALTALIST全ラインナップ

モデル レンズタイプ 重量 価格(税込) 特徴
KAKU SP1

偏光 27g
¥6,380 レース仕様
調光 ¥8,580
KAKU SP2 ★ VIV20調光 29g ¥9,350 広い視界
KAKU SP4 ★
調光+ミラー
*2枚付属
27g ¥10,450 フレームレス
VIV20ミラー調光 ¥4,620
*レンズのみ販売
KAKU SP5 ZEISSミラー 28g ¥18,920 ZEISSレンズ採用
KISOU CR1 ZEISSミラー 31g ¥18,920 ZEISSレンズ採用
KISOU PXC  調光 29.5g ¥9,350 万能モデル
KISOU PRD VIV20ミラー調光 29g ¥13,530 高級ライン
KISOU ATR ★ VIV20調光 32g ¥9,500 三段階調整機構
HAYATE R1  NEW  ミラー 28g ¥6,380 ランニングモデル
HAYATE R2  NEW 
ZWISSミラー 25g
¥18,920 軽量ランニングモデル
VIV20ミラー調光 ¥9,900
VIV20ミラー ¥7,920
KAKU LS1 偏光x調光 29g ¥6,380 個性的な顔立ち
KAKU LS2 偏光 29g ¥5,280 二眼タイプ
OVERGLASS
偏光 25g ¥5,830 眼鏡の上に掛ける

★:年間販売数BEST3(2025年)

むちゃくちゃ多いのがわかると思う。これだけの数があると、どれが自分に最適なのか判断しづらいかもしれない。★印のついたモデルは2025年売上BEST3の人気モデルなので、迷ったらまずはこのモデルから試してみてほしい。

ALTALISTを購入する
Amazon | ワイズロード

最新モデル『HAYATE R1』『HAYATE R2』

←HAYATE R1 | HAYATE R2→

これまでは主にライド用に設計されてきたモデルだが、すでに一部のランナーはALTALISTを選んでおり、ランニングにも便利だという評価を受けていた。そういった背景から、約1年をかけてランニング向けのラインを開発してきた。そして生まれたのがHAYATE R1HAYATE R2だ。

 

HAYATE R1

HAYATE R1は、フレームレスライクな見た目だが、実際には上部がアーチになったハーフフレーム構造になっている。これは強度と軽量性のバランスを狙ったもの。

デザインは、ラインナップの中で最もスポーツグラスらしい方向性だと感じる。ライド向けモデルと比べると上下幅が抑えられたシャープな形状は、ランに必要十分な視野確保のための造形。ただ競技専用という印象ではなく、普段のランギアにも馴染む。

存在感を抑えたハーフフレームのため、顔周りが軽くも見える

そして掛けたときのちゃんとしたホールド感が際立つ。柔らかいノーズパッドと調整可能なラバーテンプルは、縦揺れでもブレを抑え、過度な締めつけなしに安定させられる。

レンズカテゴリーはCat.3(晴天向き)なので、光量カットは強め。少しだけ色彩のちらつきを感じるが、コントラストの落ち着きがあって、直射光でも路面の明暗差をしっかり認識できる。

3D楕円球レンズの湾曲が大きいため、視界が広く、横方向の歪みも感じない。

軽量実用モデルの『R1』。見た目はR2と比べるとよりランニング向きだと感じるため、ランもライドも両方やるサイクリストに最適なモデルだと思う。価格帯も抑えめで、初めてラン用サングラスを選ぶ方にも手が届きやすい。

Altalist hayate R1
材質
フレーム/TR90+TPE+メタル
レンズ/3D楕円球 PCミラー
付属品
ケース、収納袋、メガネ拭き、
テンプルストラップ、視力矯正レンズ用インナーフレーム
重量(実測値)
28g
カラー 5色
発売 2025年11月
価格
¥6,380(税込)

HAYATE R1を購入する
Amazon | ワイズロード

 

HAYATE R2

HAYATE R2はR1より一段階ハイグレードに位置づけられる、フレームレス構造の本格ランニングモデル。

レンズの面取り加工が美しく、フレームレスながら目元に存在感を与える

R2のデザインは、ライドにもランニングにも両方フィットする。フレームレスの抜け感とビッグレンズの一体感は、クセが少なく、最近のハイエンドサングラスの文脈に近いルックを持つ。

スポーティーながらも現代的で、サイクルウェアにもランウェアにもコーデしやすい。

視界が抜群にクリアなZEISSレンズ

レンズは『ZEISSレンズ』『 VIV20ミラー調光 』『VIV20ミラー』の3種展開。
中でもZEISSレンズは素晴らしく、光学性能の高さと視界のクリアさはさすがとしか言いようがない。色合いが目に優しく、路面の質感や小さな凹凸の認識もしやすい。ランニング時は路面の情報量がパフォーマンスと安全性に直結するため、これはR2の大きな価値となる。

ZEISSレンズの見やすさに近づけたVIV20レンズ

VIV20ミラーやVIV20調光レンズの視界も十分にクリアで、コントラスト増強による“輪郭のシャープさ”が特徴。スピードのある動きでも情報が流れず、捉えやすい。

R1と同じソフトフィットノーズパッド+調整可能テンプルを採用しているが、R2の方がフレームレスゆえの重心の軽さを感じる。

上下の動きが激しいランニングでもズレが少なく、鼻に負担が集中しにくい。大きめのレンズでもバタつきが出ない設計。

光学性能と視界の広さを重視した上位モデルの『R2』。特にZEISSレンズは見え方の質が明確に高く、競技寄りのユーザーや長距離ランに適する。デザインもラグジュアリー感があり、ギアとしての満足度が高い。

Altalist hayate R2

*画像はZEISSレンズモデルラインナップ

材質
フレーム/TR90+TPE+メタル
レンズ/3D楕円球 ZEISS PCミラー
 3D楕円球 PC VIV20 ミラー調光
 3D楕円球 PC VIV20 ミラー
付属品
ケース、収納袋、メガネ拭き、視力矯正レンズ用インナーフレーム
重量(実測値)
25g
カラー レンズ3種×各5色
発売 2025年11月
価格
ZEISSレンズ ¥18,920(税込)
ミラー調光レンズ ¥9.900(税込)
VIV20ミラーレンズ ¥7.920(税込)

HAYATE R2を購入する
Amazon | ワイズロード

 

スポーツの垣根を超えるプロダクト

HAYATE R1とR2は、ALTALISTがランニングカテゴリーへ本格的に踏み込むタイミングで投入した2モデルであり、サイクリングで培われた設計力・価格設定・アジア人向けフィットに加えて、ラン専用設計の機能を乗せている。

ランニング向けとして開発されたモデルだが、フィット感の高さ、視界の広さ、軽さのアプローチはスポーツ共通の要件だ。だからHAYATEシリーズは、ランにとどまらず、サイクリングを含むアクティビティ全般に使える汎用性を持っている。
サイクリストとっても、「気分に応じてその日の1本をセレクトする」ための新たな選択肢がまた生まれた。

ALTALISTを購入する
Amazon | ワイズロード | STEP MALL

Model / Yukari & Non
Text & Photo / Tats 
[PR]提供 / NCD株式会社

既存モデルの詳細はこちら↓