夏から秋へ、半袖ジャージとビブショーツだけの季節が終わると、気温に合わせて最適な防寒アイテムを組み合わせるシーズンの始まり。
そこで活躍するのが、アームウォーマーやレッグウォーマーといった「ウォーマー」類。
本格的な冬の訪れを前にした10℃台の気温から利用することで、秋→冬→春の3シーズンを快適に過ごすことができるアイテムです。急な冷え込みに備えておけるように、ウォーマー選びのポイントを紹介します。
1. ウォーマーを使った着回し
気温に応じて調節できるウォーマーは、「アームウォーマー(腕)」「ニーウォーマー(膝)」「レッグウォーマー(脚)」の3種類。これらを使った気温別の着回し例を見ていきます。
※記載の気温は目安であり、個人の体感温度によって最適な組み合わせは変化します。
15〜20℃
少し肌寒く感じる季節は、夏のコーデをベースとしてアームウォーマーやジレを重ねていきます。
足の冷えが気になる方はニーウォーマーをこの段階で着るのもあり。
10〜15℃
冬の訪れを感じる11〜12月になると、脚周りも防寒が必要になります。そんなときにニーウォーマーは最適。使えるシーズンは限られますが、ちょっとした冷えに対応できて便利。
ただしほかのウォーマーに比べると優先度は低いので、買い揃えるのは最後でも構いません。
ちょっと冷えるときに便利なニーウォーマースタイル
5〜10℃
冬の足元は肌の露出をゼロに。レッグウォーマーがあれば、夏用ビブショーツ+レッグウォーマー、冬用ビブショーツ+レッグウォーマーという組み合わせで、微妙な気温の違いに対応できます。
初冬に最適なビブショーツ+レッグウォーマー
2. ウォーマー選びのポイント
素材
- ・アームウォーマー/レッグウォーマーと表記された、裏起毛素材のものを選択。アームカバー/レッグカバーなど紫外線対策アイテムは防寒性能を満たさないので注意。
- ・メリノウール素材は肌触りが良い。
- ・防水性のあるウォーマーもあり、暖かく幅広い気温・天候に対応できる
価格
- ・価格相場はアームウォーマー: ¥4,000〜¥6,000、レッグウォーマー(ニーウォーマー): ¥5,000〜8,000
- ・一度買えば最低2〜3年は使えるので少し高くても充分ペイできる
デザイン
- ・ジャージと同じブランドのウォーマーだと全体の統一感が出るが、ジャージに合わせて何セットも揃えられないのでまずはシンプルなものを選択
- ・色のあるウォーマーを使って着こなしに遊び心を加えるのもあり
3. ウォーマーブランド6選
どのジャージにも合わせられるように、ロゴの主張が少ないウォーマーをセレクト。いずれも品質の確かなブランドです。
dhb(UK)
Wiggleのパフォーマンスブランド「dhb」からは、ベーシックなRegulateシリーズ。低価格ながらウォーマーに必要な機能を充分に備えています。
- ・Regulate Thermal アームウォーマー(¥2,501)
・Regulate Thermal レッグウォーマー(¥3,334)
ほかにもメリノ素材や防水素材など、ラインナップが豊富。
Isolés – イゾレス(デンマーク)
北欧のエレガントなブランド「イゾレス」のウォーマーは、再生ナイロン生地を使用したニットバージョン。柔らかく着脱しやすい生地感で、快適性と保温性が最適化されています。
小さなタグ以外ロゴが入っていないので、どんなブランドのウェアにも合わせられるのも良い。
- ・Paulシームレスアームウォーマー(€32.95)
・Paulシームレスニーウォーマー(€39.95)
・Paulシームレスレッグウォーマー(€39.95)
Pedla – ペドラ(オーストラリア)
オーストラリア「ペドラ」のウォーマーは、イタリアの繊維会社MITIによるルーベ生地を使用。最も過酷なサイクリング条件のために開発されたストレッチフリース地は、保温性と吸湿発散性を備えています。
シンプルなロゴマークなので(ニーウォーマーはドットのみ)、ウェア合わせもしやすい。
- ・Core / アームウォーマー($70 AUD)
・Core / ニーウォーマー($75 AUD)
・Core / レッグウォーマー($90 AUD)
MAAP – マープ(オーストラリア)
マイクロシリコンドットという素材で滑らかに肌にフィットするMAAPのウォーマー。
MAAPロゴはほとんど目立ちません。特にニーウォーマーは合わせやすく便利。
- ・Base アームウォーマー(¥6,500)
・Base ニーウォーマー(¥7,500)
・Base レッグウォーマー(¥8,400)
Black Sheep Cycling – ブラックシープ(オーストラリア)
Black Sheep(=「はみ出しモノ」)のワンポイントデザインが、いつも道の上で唯一の存在であろうと心を奮い立たせてくれるようなウォーマー。ニーウォーマーもあり、5〜20℃対応と幅広く使用可能。
- ・Elements アームウォーマー($55.00 USD)
・Elements ニーウォーマー($55.00 USD)
・Elements レッグウォーマー($65.00 USD)
Arden Bike – アーデンバイク(韓国)
韓国の「アーデン」は、スリムフィット・ストレッチ性・速乾性といった基本的な機能を備えたベーシックなウォーマーを各種展開。流通量が少ないため、在庫切れになる前に早めに入手が必要です。
- ・Thermal アームウォーマー($20)
・Thermal ニーウォーマー($33)
・Thermal レッグウォーマー($44)
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