今年夏にデビューした新興アイウェアブランド『ALTALIST（アルタリスト）』。
トレンド性の高いデザインと極限まで削ぎ落とされたコストによって、発売してから各モデルの完売が相次ぎ、今も継続して生産体制を強化しているとのこと（端的に言えば「爆売れ」している）。
そんな状況で、間髪入れず新色が投入されることになった。新しい6つのカラーがどのようなものか、詳しく見ていく。
レビュアー
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| Ran（@31_ran_） 基本自転車乗り、時々お医者さんのギャル。FUNRIDEでのコラム連載や、GPSで日本地図を描く#伊能忠敬プロジェクト、自転車の楽しみ方を追求するラジオ「ペダミミ」の運営など自転車に関わる幅広い活動をしている。 |
Tats（@tats_lovecyclist） 編集長。ロードバイクを中心としたスポーツバイク業界を、マーケティング視点を絡めながら紐解くことを好む。同時に海外ブランドと幅広い交友関係を持ち、メディアを通じてさまざまなスタイルの提案を行っている。 |
Review / Ran & Tats [PR]
Photo / Rin
Contents
めっちゃトレンドを押さえてきた。
ALTALISTの現行販売モデルは4種類（SP1、SP2、LS1、LS2）あり、その中でも一番の売れ筋が「SP2」。
そんな販売状況を見てか、今回はSP2に新色が投入されました。
ビッグレンズ型のSP2は、丸みがあって抜け感のあるデザインで、比較的どんな顔立ちにも合わせやすい形状です。
テイストの異なる6色が追加。昨今のウェアやヘルメットのトーンと非常にマッチし、完全にトレンドを押さえている
7月の日本デビューから3ヶ月で、人気モデルにトレンドカラーを投入する動きの早さ。これは「マーケットの動向やユーザーのフィードバックを元にプロダクトの改善を続けていく」と話していたメーカーと代理店（NCD）の連携体制がうまく機能しているからだと考えられます。
KAKU SP2スペック
| レンズ素材 | トリアセテート(TAC) ポリカーボネイト(PC) |
| フレーム素材 | グリルアミドTR-90 |
| 重量 | 29g |
| バリエーション | 8色+新色6色 (調光+VIV20) |
| 税込価格 | ¥9,350 |
そして今回のラインナップは、色のセレクトもそうだけれど、実物の発色がすごく良いと感じます。
初回ラインナップは、（前回のレビューで書いた通り）発色が価格相応と感じる部分がありましたが、新色はその評価を覆す仕上がりにアップデートされていました。
ALTALIST全モデルのレビューはこちら
①スモーキーピンク & ②スモーキーブルー
←KAKU SP2 Smoky Blue Frame/Blue Mirror Lens | KAKU SP2 Smoky Pink Frame/Red Mirror Lens（¥9,350）→
新色の中でも特に推せるモデルが、スモーキーブルーとスモーキーピンク。「スモーキー」という名の通り、彩度が抑えられていて、落ち着きのある色味。目元に色をちょっと入れたいときには、この2つの絶妙なトーンが全体の統一感を生んでくれる。
落ち着いたピンクは、決して女性らしさを全面に押し出すものではなく、華やかなサイクリストの存在をより一層引き立てるもの
ブルーグレー系の色味は大人っぽく、モノトーン系のコーデと相性が良い
調光レンズは角度によって目線が見えたりミラーになったりする。外から見たときに表情が変化するのが面白い
③サンドイエロー & ④オリーブグリーン
←KAKU SP2 Sand Yellow Frame/Gold Mirror | KAKU SP2 Olive Green Frame/Silver Mirror Lens（¥9,350）→
サンドイエローとオリーブグリーンは、マット系の上質な色味が特徴。フレームの色味は似ているものの、レンズはゴールド系とシルバー系が組み合わされているので、どちらを選ぶかで雰囲気はまったく異なる。
ゴールドレンズは温かみのある雰囲気。フレーム含めて暖色系なので、ミラーレンズのアイウェアでも柔らかい雰囲気になる
シルバーレンズとカーキの組み合わせは、クールさと大人っぽさを併せ持つ
この2色は、総じてアースカラーやグラベル系のウェアと相性が良く、目元を含めたトータルコーデを楽しみやすい（ウェアと色を揃えても嫌味にならない）
⑤クリスタルクリア & ⑥クリスタルスモーク
←KAKU SP2 Crystal Clear Frame/Blue Mirror Lens | KAKU SP2 Crystal Smoke Frame/Gold Mirror Lens（¥9,350）→
ここ最近のシーズンで流行しているクリア系フレームも投入するあたり、抜かりない。
クリア系の良いところは、レトロ感とか清涼感とかキラキラ感とか、ほかのカラーにはないアクセントがある点。上の4種が全体を調和させるカラーだとすれば、このクリア2種は目元を立たせるカラーと言える。
クリスタルクリアは、ブルーミラーレンズと組み合わさって清涼感マシマシ。
クリスタルスモークは少し青味がかったクリアフレーム。ゴールドレンズのおかげで存在感がすごい。
クリアフレームのキラキラした感じ、やっぱり良いね
調光レンズの見え方
SP2のレンズは調光レンズ。紫外線量によってレンズの明るさが変わります。日陰と日向で調光がちゃんと機能していることはわかるし、コントラストがはっきりして視界は良いと感じられます。
レンズは青系と赤系に分かれます。
注意してほしいのが、表から見て赤いレンズは視界が青くなり、表が青いレンズは視界が赤くなるということ。そのため、たとえば「Blue Mirror」という表記のあるレンズは、視界は赤味がかかります。
レンズによってこれだけ色味が異なるが、掛けているうちに脳が色彩を補正するので見え方は自然になっていく
どちらの見え方が良いかは好みではあるものの、視界が青い方が、明るく見えるけれどやや目が疲れる印象。
逆に赤いレンズは、自然な見え方で目に負担が少ない印象です。
ただ青系でも、掛けているうちに青い見え方が自然に感じるようになるので（脳が色彩情報を勝手に補正する）、つけ外しをせず長時間着用していれば疲労感は気になりません。
※レンズによる見え方の違い
| フレーム | レンズ | 見え方 |
| スモーキーブルー | Blue Mirror | 赤い |
| クリスタルクリア | ||
| スモーキーピンク | Red Mirror | やや青い |
| オリーブグリーン | Silver Mirror | |
| クリスタルスモーク | Gold Mirror | 青い |
| サンドイエロー |
より高さのあるノーズパッドが開発中
ALTALISTにはすべて交換用ノーズパッドが付属していますが、インナーフレームを使用するユーザーやフレームが頬にあたるユーザーの要望に応えるために、さらに高さを稼げるノーズパッドが開発されています。
11月に発売予定なので、情報入り次第ここにも追記します。
目元をさらりと最新化できるアルタリスト。
ALTALISTがこの価格帯でアイウェアを販売する狙いは、ジャージと同じようにアイウェアを複数持ち、ライドスタイルに合わせて好きな1本を選べるようにすること。新色が追加されたことで、その意味合いがより強いものとなりました。
すでに持っているユーザーは、今まで着けたことがなかった色にトライすることができるし、ALTALISTにまだ手を出していなかったユーザーも、試してみようと思わせる魅力が新色にはある。
ちょうど良い価格のALTALISTを掛ければ、いつものコーデの目元をさらりとアップデートすることができます。
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Amazon | ワイズロード
Review / Ran & Tats [PR]
Photo / Rin
提供 / NCD株式会社
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