車とロードバイク。〈Part2〉

車と自転車が好きだ。

僕らは車が好きだ。自転車が好きだ。アクセルを踏むこと、クランクを回すこと。性質は違うけれど、前へ前へ進むことは同じで、その感触や爽快感が、僕らの情熱を形づくる。道の上で好きなだけ自由を与えてくれる。そしてライフスタイルを豊かにしてくれる。
今回は、ラブサイメンバー8人の愛車を紹介。それぞれのスタイルを参考に、車×自転車を楽しんでいこう。

*Part1はこちら

車とロードバイク。〈Part1〉

Edit & Photo / Tats（@tats_lovecyclist）

TOYOTA RAV4 Adventure “OFFROAD package Il”

もともとSUVの見た目や乗り心地が好きで、いつかSUVを買うことが夢だったNon。
見た目は昔のランドクルーザープラドのクラシックな型が好きで、見学や試乗をしてギリギリまで悩んだけれど、旧車の維持費を考えて新車にすることに。普段街中で見かけるSUVの中ではRAV4の顔が1番好きで、見た目＋後部座席の広さを重視してRAV4の購入を決めた。
とにかく見た目がイカつくてカッコいい！！オフロードパッケージなので、RAV4のモデルの中でもダントツでかっこいい！！と感じている。タイヤはゴツゴツしていて大きく、ところどころオフロード感を出すために塗装や内装が工夫されているところがお気に入り。

運転が大好きで、友人と出かける時も、自転車を中積みして遠征する時も、常に車移動のため、積載量はものすごく重要視していること。RAV4は、後部座席を倒せば自転車を2台バラさずそのまま乗せられる。軽自動車から買い替えたとき、ココが1番幸せポイントだった。バラせば3人3台＋遠征荷物も余裕♪

ナビも最新verで、Apple Car Playを繋いだときに大きくて見やすく、自転車を積んで遠征するときの強い味方。地図も音楽も操作しやすい。旧車をあきらめて新車を買ったことで、最新の技術が取り入れられていて(主に自動運転やブレーキのホールド機能)、普段から車生活のNonにとっては快適でたまらない

なかよしのYukariと一緒に

車は、音楽を聴きながらプライベート空間で快適に移動できるので、ノンストレス。
「自転車×車」「登山×車」「カフェ巡り×車」──車があることで、自分の趣味を最大限に楽しませてくれて、最高な休日にしてくれる。車を維持するために仕事も頑張ろうと思えるので、仕事のモチベーションにもつながっているし、今のRAV4のおかげで、毎日が楽しくて幸せ…！ずっと大事にしたいと思う。

VOLKSWAGEN GOLFⅡ CLI 88年式

スバル フォレスター → ハイエース → フォルクスワーゲンポロと実家の車を使ってきたHirokiが、初めてのマイカーとして迎えたゴルフ2。
軽快で荷物が積めるかっこいい車を探していたところ、ブルーラグのトミーさんがゴルフ2をかっこよく乗っているのをみて憧れた。ゴルフ2の専門店が実家と近いこともあり、旧車へのハードルが下がったため見学に行ったら、ちょうど求めていた「ちょっとレーシーな」ゴルフ2が安く出たため即決した。

車内に消化器を置いている（→）

前オーナーが専門店のメカニックさんだったこともあり、こだわりポイントは書ききれないほど。Hirokiがオーナーになってからは、①デジタル機器を極力減らした ②デッドニング(消音、制振)した ③自分でバフがけしてボディ磨いた、とさらにこだわりが込められている。

キャリア（→）は「THULE square Bar（ベースキャリア）」 と「THULE ProRide591（サイクルキャリア）」を使用し2台積載

この車でレースも走っていて、剛性アップパーツやハイカムとマフラーも入ってる。踏ん張りが効いて、パワーアップされるためレースが楽しくなる。

いつも妻のMeiと一緒

3年以上乗ったので他の車を考えているが、代替案が見つからないほどいい車。旧車の中では丈夫で壊れることも少なく、積載量も多い。淡路島、能登、福島にもこの車とともに旅をして愛着が湧いているので、手放す時は泣くかもしれない…！

F55 Mini Cooper SD

HONDA ODYSSEY → SUBARU LEVORGと実家の車を乗り継いで、車は幾度もレースなどに遠征して自転車に欠かせない存在だった。
昨年春から新社会人となったMiharuは、街中でも目を引くMINI独特の存在感から、初めて購入する車はコレしかないと学生時代から決めていた。求めていたスペックとカラーで良い縁があって、ほぼ即決した。

とにかく可愛い外観と存在感のある目。CooperはMINIの車種の中でも特に全体のバランスが取れていると思う。S「スポーツグレード」とD「ディーゼルエンジン」の組み合わせで、攻めた走りと好燃費を両立できていると感じる。可愛い見た目以上の爽快な走りも魅力。

ルーフキャリアは「INNO INA389」を使って2台積載。車内併用で3人4台も可能。

サイクルキャリアを導入したことで自転車を積みながら、さらに積載可能になった。キャンプ×車×自転車など遊びの幅はぐんと広がった。MINIは英国にルーツのある車なので、いずれは自転車も英国のブランドにしてお揃いにしたいと思っている。

PEUGEOT 2008 GT BlueHDi

おそらく今回紹介したメンバーの中で一番車にそんなに興味のなかったTats。
双子が3歳を超えたあたりから、自家用車の必要性が急浮上してきて、1年前に突然車欲しいモードになった。
ただ自宅の車庫がかなり狭く、車庫スペースぎりぎり入るサイズで4人家族が乗れる車となるとかなり選択肢が限られていたため、自転車遊びできて家族旅行もできるとなると、BセグメントSUVが最適だろうと考えた。
中でもプジョーのエンブレムや顔立ちは、街中で見たときに印象に残っていて、思い立ってディーラーで2008を試乗したら運転が楽しすぎてすぐに契約した。

← パノラミックサンルーフ付きなのでルーフキャリアは付けず車内に積載。2人2台までOK。／ プジョーならではの小径ハンドルや包まれるようなコックピットなど、スポーティな操作感がめちゃ楽しい→

いかつい顔面に一目惚れ。子どもは「ライオンさんの車」と呼んでいる

これまではカーシェアを使ってきたが、自家用車がこれほど利便性が高いとは想像できなかった。カーシェアと違って完全にプライベート空間になるなので、移動中もずっとリラックスできる。大阪のライドイベントまで往復したことで長距離運転の耐性がつき、家族と岐阜の実家までの移動もストレスフリーだった（トータルで新幹線よりスピーディにリーズナブルに移動できた）。
自転車遊びも行き先が広がり、車があると自転車がさらに好きになった。運転楽しい+ライド楽しいとか休日最高すぎるんだわ…！

週末のライドを次のステージへ。

「自転車乗りには車好きが多い」とよく聞く。どちらもスピード感や、自分の意思で移動している感覚がある。別の乗り物だけれど、一緒に出かけると相乗効果を生んでくれる。
そして乗り物をいじる楽しみもある。自転車にこだわりがあるサイクリストは、車にもこだわりがあって、ひとりひとりの思い入れを見るのが楽しい。
走る楽しみ、カスタマイズする楽しみ、そして仲間と出かける楽しみ。すべてが掛け算になって、週末のライド体験は今までにない喜びをもたらしてくれる。車と自転車と一緒に、これからもっといろんな景色を見に行こう。

Part1はこちら

Edit & Photo / Tats（@tats_lovecyclist）