ロードバイク×カメラの魅力 – 2022年をお気に入りの写真で振り返る

2022年もたくさんの写真を撮りました。
撮った写真はいつもGoogleフォトでライドメンバーに共有していて、今年作成したアルバム数は61。毎週のように撮りつつ、お仕事でラブサイ外の撮影をする機会も増え、いろんな方々とお会いできた1年でした。
その中からお気に入りの写真をピックアップして、1年を振り返っていきたいと思います。

text/Tats@tats_lovecyclist

MAAP-100%

1. 年明け

2022年って存在したのか?と思うほど1年の記憶がこぼれ落ちていて、それは日々の忙しなさだったりリモートワークの弊害だったりするかもしれないけれど、写真を見返すことで記憶は拾い上げることができます。

いつも年初のライドは、快晴で真新しい空気に包まれていて、その空気感だけは毎年変わらない。

千葉在住のMasanagaが開拓してくれた舗装路+グラベルのミックスルートのおかげで、千葉方面にいくことが多かった2022年。東京近郊では味わえない道を日帰りでさくっと楽しめるのが素晴らしい。

和室の一角をDIYして、自転車用品が馴染むように仕上げたMikiの部屋。これは多くの人が参考にしたいと思ったはず。

ラブサイメンバーで走るときはスタイリングの調和がとれているので、画の収まりがぐっと良くなるなといつも感じる

この頃からフレームバッグで望遠ズームレンズ(XF50-140mm)を持ち運ぶようになり、画作りの幅が広がっていきます。
グループから抜け出して撮影スポットで待ち構えることを界隈では“フォトアタック”と言いますが、フォトアタックを仕掛けて自転車を停めて手早くレンズ交換してカメラ設定変更して瞬時に撮るという極めて限定的なスキルがこの1年で大きく伸びました。

 

2. 春

虎ノ門の歩道橋から捉えるイケ集団

季節の変わり目は、寒さ耐性によってスタイリングが全然違うのが面白い

春は出会いの季節。緊急事態宣言から始まった2021年と異なり、今年は本格的に日常を取り戻し始めました。
会いたい人たちに気兼ねなく会えるようになったことが本当に嬉しい。

それぞれの素が出る休憩時間のスナップ(by Naoko)。笑顔が自然に出る春先のポカポカした陽気が恋しくなる

写真を撮るときは「こういうポーズをしてほしい」とお願いすることもしばしば。これはその1枚で、NonがクラシックブラックのMAAPと合わせてミステリアスな雰囲気を出してくれました(この写真は周りからもSNS上でもすごく好評)。

BekiのIsadoreレビューでは2つのスタイルでウェアを紹介。
ファッション雑誌のようなイメージで構成したかったので都内の色々な場所を巡りましたが、自然体で撮影にのぞんでくれたし、何よりそれぞれの着こなしが素晴らしい。街乗りスタイル、やっぱり良いよね。

Synapse x Café du Cyclisteの撮影はRinにほぼお任せ。僕とは違う視点での世界の捉え方がとても刺激になります。

裏尾根幹にある人気の切通し。撮影にも何度か使っていて、いつも構図を替えてアレンジしています(ここは虫がめっちゃいるのでいつもモデルさんには苦労かけます…)。

Café du Cyclisteの夏物。けんたさんAtsushiのようなイケてるメンズにぴったりで、そんな“イケ”な雰囲気が出せればなと思って撮りました。

あるときはMeiのお茶会に家族で招待してもらい、子どもたちと一緒に美味しいお茶とお菓子をご馳走に。彼女のお茶を点てる所作が美しく、みんなで見入っていました。

2人が並ぶ写真って、撮ってみると2人が思っているより距離が離れて見えるんです。そこで「もう少し近づいて」とお願い。近すぎてちょっと照れた笑いになった2人の表情が可愛い。

 

3. 夏

MAAPのTransitコレクション。ストリートスナップをやる機会はあまりないので、事前にロケハンをして丁寧にタイムテーブルを組み立てました。

モデルのRanTakaが素晴らしすぎて、ずっと唸っていた

たまにはスポーツ誌っぽい流し撮りも。これを撮ったときはモデルがライターの吉本さんだったこともあって「サイスポっぽい(笑)」ってなりました。右の余白に文字を載せて。

どこを走ってもグラベル天国な北富士演習場。年1回は行きたい

夏の醍醐味ナイトライド。フラッシュ撮影でストリート感を出して。

シャツスタイルは今年頻繁にやった

「シャツライドしながら昆虫食を食べる」という異色の企画(記事はこちら)。昆虫食は学校給食への供給で先日話題になりましたが、未来の食を考える上で大人は一度食べてみることをおすすめします。味は普通に良かった。

日本が好きだというBBUCの中の人たち。混沌とした都心らしい雰囲気を出すため、レタッチで色を強めにしている

カフェで休んでいる仲間のところにあとから合流したタイミングで撮った一枚。リラックスムードが良い。こういうのがみんなが感じる「ラブサイっぽさ」なんじゃないかなと思っています。

めちゃ紳士だったブノワさん

今年は本当にたくさんの方々を撮ってきましたが、ブノワさんと1on1でライドしながらインタビュー&撮影する体験は非常に貴重でした。

 

4. 秋

世界メンタルヘルスデーに合わせて開催したBlack Sheep Cyclingのライドイベント。
今回初めて一般から参加者を募りましたが、はじめましてのメンバーが多い中でもライドリーダーMasayukiの鬼コースのおかげで全員がひとつになり、とても楽しいライドになりました。

NDLSSの限定キットはどれも本当に格好良く、Yukariの雰囲気にもぴったり。シーズンの最後に発売されて着る機会が少なかったので、次の春が待ち遠しい。

11月のしまなみ遠征。東京では撮れない画がたくさん…!

頻繁に撮影していると、東京周辺で良い雰囲気の場所はおおよそ撮り尽くした感もあり、次はどこで撮るか悩むことが多々あります。今年は新鮮な画作りを求めて遠征する機会も増えました。

 

5. 冬

初めて訪れた秋ヶ瀬バイクロア(Shot by Rin

子どもといっぱい遊んでくれた

ライド仲間と一緒に観戦に行った秋ヶ瀬バイクロア。イベント全体が和やかな雰囲気で、家族と一緒にのんびり楽しめる自転車イベントでした。これは毎年行く。

そしてまた厳しい冬。冬の良いところは、太陽の角度が低いので光を使った表現を用いやすいこと。Peloton de Parisの撮影はまさに「どう光を取り込むか」という点を意識しました。

ただ光が綺麗に取り込めるというメリット以外は、冬の撮影で良いことはなにひとつなく、寒い中でも早朝から集まってくれるみんなには感謝しかありません(その分写真にリアリティが出るのはメリットかもしれない)。

* * *

年々撮影機会が増える中で、撮る行為で大切なのは、その瞬間をうまく捉えることだけではなく、撮ったものを使ってその先どんな世界をつくっていくかをイメージしていくことだと考えるようになりました。

だから僕にとっていい写真かどうかを判断するときの基準は、写真を見てもらったときに「上手い」と感じてもらうことではなく、「好き」と感じてもらうことだったりします。
写真が持つ商業的な価値は年々下がっているものの、「好き」をひとつひとつ集めていくことで、写真を通してつながる世界がより良いものになっていくと信じています。
そんなわけで、来年もライフワークとして撮影を絶やさないようにしたいと思います。

Thanks! Yutaka, Kaho, Rin, Masanaga, Mei, Miki, Takuya, Ran, Rokuto, Masayuki, Atsushi, Naoko, Hiroko, Non, Beki, Takeshi, Kenta-san, Danny, Taka, Tsukasa, Taskun, Hiroki, Benoit, Taku, Shosei, Satch, Michi, Yukari, Kazuki, Ryuji(登場順)

Text & Photo/Tats@tats_lovecyclist