LOVE CYCLIST

Cycling & Fashion Journal for Road Cyclists

すべてのウィークエンドサイクリストに捧ぐ。

太陽の塔

今週末、ついに晴れる。

ここ1ヶ月間の関東の天候は、フリーキックの名手のように正確に週末を雨雲で覆い、僕らウィークエンドサイクリストはこの期間、外でロードバイクに乗れない日々を余儀なくされた。

最近は週末の天気を見るたびに、既読のまま返って来ないメッセージを見つめるような悲しい気持ちになり、月日が経つにつれ、心も脚も油の切れたチェーンのように鈍い音を立てているみたいに感じた。
外を走りたい欲求は、残念ながらインドアトレーニングでは解消できなかった。広大な海を知ってしまった水槽の中の熱帯魚と同じように、部屋の中はあくまで限定的な世界での出来事として捉えていた。

サイクリストになってからこれほど天候の行方に悶えることはなかったのではないかとさえ思う。ただただ、御堂筋を支える石垣くんのように我慢を続けてきた。御堂筋の良心を信じるように、太陽の光が訪れることを祈って。

そして今週末、ついに晴れる。

ここ数日は、過去を決して振り返らない政治家のように未来の天気予報図だけを凝視し、太陽のマークが週末に刻印されていることを、掲示された受験番号を見る高校生のように何度も確認する。
そう、3連休という素晴らしい贈り物に乗っかって、僕らは風を感じながら外で走ることができる。

もしかしたら金曜日は過去の余韻を残して少し雨模様になるかもしれない。
でも3連休の後半は、金曜日が身を挺して雨雲から守ってくれる。まるで時間稼ぎのためにギガブレイクを耐え忍ぶクロコダインのように。ありがとう金曜日。ありがとうクロコダイン。

だから残された土日の2日間は、僕らのサンクチュアリだ。絶対的不可侵領域だ。最終防衛ラインだ。
その日が訪れたとき、僕はブラームス交響曲1番を冒頭から聞き続けて4楽章のテーマが流れ始めたときのような気持ちで走り出すだろう。
そして同じ気持ちで過ごしているすべてのウィークエンドサイクリストの今週末に、大いなる幸あらんことを。

Ride safe!

 

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