2023年もたくさんの写真を撮りました…!
今年はフットワークを軽くして、東京近郊よりも遠いエリアに出かけることが増えました。その中からお気に入りの写真をピックアップして、1年を振り返っていきます。
text & photo / Tats(@tats_lovecyclist)
1. 年明け
けんたさんに熊谷のグラベルを案内してもらう。地元民しか知らないような道を繋いだコースがすごく良い。2人の兄さん(2枚目)がとてもイケてる。
RanをモデルにしたKU EYEWEARの撮影。最近は都内で撮ることは減ったけれど、歩道橋を使った高低差のあるカット(2枚目)は好きで、よくこの構図を使っている。Ranの自宅(3枚目)は光の入り方が素敵だった。
グラベルキング限定カラーのPV撮影のために伊豆へ。1日フルに使って西伊豆の色んな場所を巡る。2人のモデルがすごく良かった(写真撮影: Rin)。事前にロケハンをしたが、誰もいない山の中の砂利道をひとりで走ったときの気持ちよさは忘れられない。
2. 春
グラベルを走ることが当たり前になったが、裏尾根幹のように気軽に行ける場所にグラベルがあるのはありがたい。季節も感じられる
Raphaクラブハウスマネージャーの福田氏(1枚目)にアレンジしてもらって実現したRapha Tokyo x Love Cyclistのソーシャルライド(2枚目は福田氏撮影)。異なる背景の人々が交わって、また新しいコミュニティのかたちになっていく。
僕のホームコースで「チームくせつよ」のみなさんを案内するライド。ちょっとグラベルも含めて刺激的。
Takayuki氏に案内してもらった葉山は、海がすごく綺麗だった。春の陽気の中でとても気持ちの良いライド。ちなみに2枚目は撮ってもらったものだが、この直後にしっかりコケた
Universal Coloursの撮影は伊勢原へ。2枚目のピースはとても良いピース。3枚目のようにベタベタな日本的なモチーフを写すと、日本と欧州の文化がミックスされる感じで面白い
今年は初めて大阪を走った。街を離れるとすぐに山がある地形は、関東平野の民としてすごく羨ましかった
Pas Normal Studiosのセールスマネージャーであるアシュレーと東京観光ライド。2枚目はお気に入りのスナップ。右端の禅Tシャツを着ているおっちゃん良いよね…
今年は千葉に行くことが多かった。走りやすくて、海もグラベルもあって、どんどん開拓していきたい(2枚目はNon撮影。めちゃ上手い)
NDLSSの撮影で山中湖に行ったが、このエリアは画のバリエーションが撮りやすくてコスパが良い。3枚目はメキシコからきたお父さんをGakuが温かく牽引している
時坂峠。2枚目の構図は飽きるほど撮っているが、道の流れ方が絶妙。誰でも撮れるのが良い。
横浜ゼブラへカードゲームしにいくライド。赤レンガで第2ラウンドやって、歌いながら帰った。楽しかった記憶しかない。
3. 夏
走りながら撮るのはまぐれ当たりを狙うのに近いのだけれど、知恵と経験によって確度を上げることはできる。これは背景の玉ボケ含めて狙い通りになった
ラブサイメンバーは落ち着いた大人が多くてあまりはしゃいだりしないのだけど、海に行くと誰でも自然とはしゃぐよね。Rokuto(右側)のこの表情は貴重なカット
真夏のIsadore撮影は、涼しいと噂の千葉勝浦に。めちゃ暑かったけれど(笑)、それはそれで絵になる
走ってドボンして、最後にビールを飲んで輪行で帰るという真正エンジョイサマーライド。川でお父さん(↑)が流されそうになったのがハイライト
4. 秋
再び大阪へ。今回はFingerscrossedライドとフォトライド講座で2日間めいっぱい大阪を楽しんだ。Fingerscrossedライドは総勢40名(!)。カメラマンとして同行し、全員撮るためにむちゃくちゃ脚を使った
フォトライド講座は参加者の方々のレベルが高くてとても刺激的。「リアルな場に価値が生まれる」というのを感じたので今後も実践していきたいと思う
前日まで食中毒リバースで中身がない状態のRan。でも撮影に臨んでくれた
秋は明神三国峠に一度は行きたい。快晴で富士山くっきり
ライド後に着替えてゲストハウス併設カフェへ。静かな時間を写真で捉えられると嬉しい
5. 冬
今年は冬の訪れが遅かった。11月の福島でも、半袖でちょうど良い気候。おかげで新しく生まれていく道が心地よかった
やっと冬が来たという感じの寒さ。裏ヤビツの紅葉がすごく綺麗だった。ヤビツは裏からに限る
Café du Cyclisteの私服は素敵で、それだけでコンテンツになると感じたデイキャン企画。気候が良くて途中走りたくなってしまったので(笑)、1日キャンプ+1日ライドが良さそう。来年やろう
千葉のグラベルは、去年走れていた道が崩壊していたのが衝撃だった。こうやって少しずつ人間の手から自然への揺り戻しが起きていくのかもしれない
Ryujiが仕事で東京に来たので、週末一緒に走る。都内でもグラベルバイクに最適な道は結構あるので、今年はかなりグラベルを堪能できたなと感じる
ラブサイ忘年会は今年お世話になったたくさんの人たちと一緒に。Meiが幹事をやってくれて、すごく暖かい時間になった
* * *
振り返ると本当に色んな撮影をしたなーと思います。
カメラを本格的に始めて6年になり、写真を見ていると、ある程度自分の撮り方の「型」のようなものが決まってきたのを感じています。それはそれで良いかもしれませんが、惰性で撮ってもそれなりに撮れてしまうという、なんとなく撮影の楽しさから離れた部分に自分を置いているように感じることがありました。
それだと何のために自転車もラブサイもやっているかわからなくなってしまうので、そう感じたときにやったことは、撮り方とレタッチを大きく変えることでした。
特にレタッチは今年終盤からイチから見直し、これまでのラブサイらしさを受け継ぎながら、より柔らかく明るい雰囲気に仕上がるようなプリセットを時間をかけて作りました。レタッチで写真は大きく変わるので、新しいプリセットで昔の写真を現像し直してみたりすると、また新しい道が開けたように感じます。
たぶん試行錯誤はずっと続くと思いますが、それは時間をかけながら今よりも良い形になっていくことでしょう。
来年も色んなところに出かけて、たくさんの人や景色を撮りながら、さらに先を目指したいと思います。
Thanks! Atsushi, Kenta-san, Non, Mei, Ran, Angus, Fukuda, Rin, Taka, Hase, Masayuki, Yuri, Kazunori, Beki, Takayuki, Karen, Yukari, Naoko, Ashley, Rokuto, Mikiya, Masato, Liu, Gaku, Masanaga, Tategu, Mikami, Michi, Natsuki, Nabetaka, Masao, Hiroki, Karin, Saito, Miki, Miharu, Hiroko, Ryuji, Yokoyan, Kanata, Tsukasa, Mochi, Riku, Ryosuke, Hiroko, Kaho(登場順)
text & photo / Tats(@tats_lovecyclist)