はじめてのサイクルコンピュータ選び方ガイド&価格帯別おすすめモデル6選

はじめてのサイクルコンピュータ選び方ガイド

数値化すると、おもしろみ増殖。

ロードバイクを楽しむ上で欠かせないのがサイクルコンピュータ。 スピードや走行距離の変化が感覚ではなく数値で見られることで、ロードバイクの楽しさを定量的に実感することができます。

ただサイコンは種類が豊富で、はじめて購入するときはどれを選んだら良いのかわかりづらいのが難点。それぞれのモデルが基本的な機能に加えて特徴的なオプションを持っているため、まずは機能を整理した上で、はじめてのサイクルコンピュータに最適なモデルを絞り込んでいきます。

※本記事は2016年の記事を現状に即し大幅に改訂したものです。

1. サイコンの表示項目

サイコンで取得するデータは、走行中に必要なものと、ライド後に振り返りのために見るものに分けられます。
モデルによってかなり多くの項目が取得できますが、基本的には見る項目は限られます。

走行中に見るデータ 振り返るためのデータ
スピード 走行距離
ケイデンス 消費カロリー
心拍 走行ログ*
地図* 獲得標高*
斜度* TSS**
パワー** ペダリング効率**

*要GPSモデル / **要パワーメーター

サイクリストのステージ(と機材)によって重要視する項目は変化していき、最初はスピードだけ見ていたものを、スピード&ケイデンス&心拍まで見るようになり、パワーメーター導入後は3秒間平均パワーのみ見るといった流れで、自分の走り方によって必要なデータを取捨選択するように。

こうやってステージが上がっていくとサイコンや周辺環境もアップデートしていくのが通常の流れですが、最初はスピードだけでもロードバイクは充分楽しめるもの。そこでまずはスピードを見ることをスタートラインとしてサイコンを選んでいきます。

 

2. 機種の絞り込み

まず予算を決める

サイコン選び - 価格帯の違い

最初のサイクルコンピュータとしての予算は¥3,000〜¥5,000あたりが平均的な相場感
もちろんもう少し出せるよという場合もあり、走行ログを残せるGPS機能も視野に入れたMAX1万円台までのモデルが選ばれる傾向にあります。

多くのサイクリストが最初にこの価格帯のエントリーモデルを購入し、最終的にはGarmin EdgeのようなGPS&マップ付きハイエンドサイコンを使うようになります。
Garminを代表とするクラスのモデルは¥30,000〜¥100,000の高価なレンジになってしまうため、まず最初は¥3,000〜1万円台までを目安として機種を絞り込みます。

有線 or ワイヤレス?

サイコン選び - ワイヤレスか有線か

サイコンには有線タイプとワイヤレスタイプがあり、有線の方が安価ですが、ロードバイクであれば車載や輪行時などにホイールの取り外しが手軽にできるように、ワイヤレスタイプを選択します。
ワイヤレスモデルの多くはボタン電池(CR2032)が必要になるので大量に買い溜めしておくと便利。

小型 or 大画面?

サイコン選び - ディスプレイサイズ

サイコン本体の大きさも考慮の範囲。大画面の方が数値が見やすく、小型のほうが軽量で全体的な見た目もすっきり。
グラム単位で軽量化を狙うクライマーはどちらにするか答えが見えていますが、クライマー以外が何を重視するかは好みで。

スピードのみ or ケイデンスも?

サイコン選び - スピードとケイデンス

サイクリングの純粋な楽しさを感じるには、スピードと走行距離だけでも必要充分。
でも自分が“成長”に意識が向いていきそうな性格──もっと速くなりたいと感じるようなタイプであれば、ペダリングスキル改善のために必要な”ケイデンス”も測れる機種を選択します。

長く速く走るためには高めの回転数(脚質によりますが平坦で目安100rpm以上)で回し続けることが不可欠。その感覚を知るためにも、ケイデンスセンサーで計測すると、走行の幅を拡げることができます。

 

3. スタンダードモデルおすすめ

国内でエントリークラスのサイコンはCateye(キャットアイ)が大多数のシェアを占めています。
機能差によるラインナップも豊富なので、予算や求める機能によって自分に合った機種が見つかるはず。
そのためスタンダードモデルはCateyeのラインナップから価格帯別のワイヤレスおすすめモデルを紹介していきます。

Cateyeおすすめモデル(¥3,000〜¥9,000)

¥3,000〜

ベロワイヤレスプラスAmazon

最もベーシックなワイヤレスモデル。
「プラス」と名前のついたこの機種は、スピードや距離など基本的な計測機能に加えバックライトを搭載しているため、夜間走行をするような通勤用途などに最適です。価格も魅力的。

¥4,000〜

ストラーダスリムAmazon

ベロワイヤレスとほぼ機能は変わりありませんが、本体が12gと非常に軽量で、フロントフォークに取り付けるセンサーもほとんど目立たないスリムな形状
ロードバイク全体の見た目をスリム&スマートにしたいときにベストな選択肢となります。

¥5,000〜

パドローネ+Amazon

キャットアイのサイコンの中でも最もディスプレイの大きいパドローネ。
負荷をかけて苦しいときにディスプレイの視認性が高いことはアドバンテージに働きます。バックライトもついているので終日ライドにも最適。

¥9,000〜

ストラーダ デジタルワイヤレス スピード+ケイデンスセットAmazon

ケイデンスを計測できる上に20.3gと軽量。
もし予算があれば、最初にこのモデルを選んでおくとケイデンスの感覚が最初から身につくのでおすすめ(弱ペダに出てくるグラサンの「もう30回転上げろ」という指示が鬼だということもわかる)。

別売りの心拍センサーを買えば心拍計測もできるように。

CATEYEワイヤレス基本モデル比較表

 
モデル ベロワイヤレス
ベロワイヤレス
ベロワイヤレスプラスベロワイヤレス+
 おすすめ 
マイクロワイヤレスマイクロワイヤレス ストラーダスリムストラーダ スリム
 おすすめ 
マイクロワイヤレスパドローネ+
 おすすめ 
ストラーダデジタルワイヤレスケイデンスセットストラーダ
ケイデンスセット
 おすすめ 

パドローネデジタル
型番 CC-VT230W CC-VT235W CC-MC200W CC-RD310W CC-PA110W CC-RD410DW CC-PA400B
価格(目安) ¥3,000-3,500 ¥3,500-4,000 ¥4,000-4,500 ¥4,500-5,000 ¥5,000-5,500 ¥8,000-9,000 ¥8,000-9,000
速度計測
距離計測
走行時間
消費カロリー
ケイデンス
心拍計測
バックライト
重量 26.4g 26.4g 26g 12g 33.3g 20.3g 30g
特徴 バックライト ストップウォッチ 薄型・軽量 大画面 心拍&ケイデンス計測 心拍&ケイデンス計測
購入リンク  Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon

 

> キャットアイのサイコンをすべて見る(Amazon)

 

4. GPSエントリーモデルおすすめ

GPSで走行ログを残してどの道を走ったか記録しておきたい場合、予算が限られているのであればエントリークラスのGPSサイコンがおすすめ。
GPSサイコンは従来GARMIN(ガーミン)がほぼ独占していましたが、2017年頃から競合が多数参入し、以前よりも安価に購入できるようになりました。
その中でもレザインは1万円台をラインナップしているので、GPSサイコンを試してみたい場合はここから入ることができます。

Lezyneおすすめモデル(¥15,000〜¥20,000)

¥15,000〜

Lezyne Micro GPSAmazon

GPS・気圧計・加速度計が内蔵され、同じレザインの下位モデルよりも正確な計測ができる機種。簡易ナビや坂の勾配なども表示できるので、ロードサイクリングの楽しみ方の幅が格段に上がります。
29gと軽量でコンパクトなボディも良い。

¥18,000〜

Lezyne SUPER GPSAmazon

MicroGPSの大型ディスプレイ版で、複数の表示項目が見やすくなります。バッテリー駆動が24時間と非常に長いためロングライダーに最適。
Garmin Edge130と競合するモデルですが、こちらの方が断然安価

LEZYNE GPSモデル比較表

レザインのGPSコンピュータはモデル名が分かりづらいため、こちらの表を参考にしてください。
機能的には②と③の間が分岐点。あとはディスプレイの違い。

 
モデル
MINI GPS

MACRO GPS

MICRO GPS
 おすすめ 

MICRO COLOR GPS

SUPER GPS
 おすすめ 
定価(税抜) ¥12,000 ¥12,000 ¥14,800  ¥18,000  ¥16,800 
基本項目*
ナビ
気圧計
加速度計
勾配
パワー


バッテリー 12時間 22時間 14時間 14時間 24時間
Bluetooth
ANT+
重量 29g 76g 29g 29g 76g
特徴  コンパクト  大画面 正確な計測  ③のカラー版 正確な計測&大画面
購入リンク  Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon

*基本項目:速度・距離・心拍・ケイデンス

※①②は正確な高度・速度を計測できる気圧計や加速度計が搭載されていないので、できれば少し予算を上乗せして③〜⑤モデルの選択がおすすめ。勾配も計測できると坂が楽しくなります:)

> レザインのサイコンをすべて見る(Amazon)

* * *

僕自身、最初Cateyeのストラーダスリムを使っていて、スマートでスリムな外観がとても気に入っていました。
その後ステップアップしていく中でGPSモデルが必要となり、Garmin Edgeに移行(当時はGarmin以外の選択肢が少なかった)。
使用するモデルが変わっても、ずっとサイコンの数値はライドに欠かせないものとなっています。サイコンが不調になるとライドのモチベーションがだだ下がる依存レベルはみんな同じだと思います。

まずは自分に合ったモデルを見つけてくださいね。
GPSモデルを検討している方は↓こちらも参考に。