ロードバイク×カメラの魅力 – 2020年をお気に入りの写真で振り返る

text by Tats@tats.cyclist

ライドにいつもカメラを持ち歩くようになったのはここ3年ほど。
今年はコロナ禍によって例年よりもライドの機会は少なかったのですが、撮った枚数は今までで一番多かったように思います。

この1年をお気に入りの写真とともに振り返っていきたいと思います。

Jan – Mar, 2020

今年はほとんど「人」を対象に撮っていました。機材や風景も合間に撮りますが、見返すときにそのときの感情が一番思い起こされるは、やはり一緒にいた人たちの表情。

 

今見返すと、かつての日常が懐かしくなる年初のライド。

 

何枚も撮っていると、それぞれのサイクリストが持つ雰囲気をうまく捉えられることがあります。その中でも「#わたしのライドスタイル」撮影中に撮ったこの3枚は特にお気に入り。

 

Apr – Jun, 2020

世界の空気が変わった今年の春。
国内も4月からの緊急事態宣言により、しばらくはソロでのライドが推奨された時期でした。
マスクを着用しながら混雑を避け、ときどきZoomで仲間とつながる──非日常を工夫しながら過ごそうとしていました。

 

5月末の宣言解除後は、“New Normal=新しい生活様式”という言葉とともに、少しずつ日常を取り戻そうと、ライドも少人数から再開し始めました。
仲間と走ることの喜びがこれ以上なく感じられたときでした。

 

この頃、メインのカメラがCanon EOS RPからFujifilm X-T4に替わりました。

ラブサイ初期はFujifilm X70やX-PRO2で撮影していたこともあり、Fujiが一番自分の撮りたいイメージを再現してくれると再認識しています。X-T4、本当に良い。

 

Jul – Aug, 2020

長い外出制限と梅雨のあと、弾けるようにさまざまな企画に取り組んだ今年の夏。

Black Sheep Cyclingによる限定ウェア『Limited TOKYO』のスチール撮影は、この案件のために集まったチーム(プロデューサー、ディレクター、フォトグラファー、モデル)で取り組みました。
この写真は世界に出回るためかなり緊張感がありましたが(チームメンバーも皆そうだったと思います)、スチール納品後、先方から「素晴らしい」の言葉をもらったときは本当にほっとしたのを覚えています。

 

Ryujiプロデュースで行ったPas Normal Studiosライドは、不意の土砂降りにも見舞われ、今年一番きつかったライドの思い出になっています。その分だけ、PNSのハードな世界観も皆で味わうことができました。

 

いつもレビューの撮影は、ブランドの世界観を表現することを心がけています。
PNSライドの翌週に行ったPeloton de Parisライドは、対象的に和やかな写真。着るものによってライドの緩急が変わるのが面白い。

 

何回も撮っている時坂峠の道中。ワインディングしている道は、絵の中に表情が生まれます。
登っているときにこうしたスポットを探して、下るときに仲間に先行してもらって上から撮ったりしています。

 

Sep – Dec, 2020

信号待ちのひとコマ。よくあるシーンでも、サイクリストの自然な格好良さがうまく撮れた稀な一枚。

iPhoneのカメラ画面にフォーカスを当てた2重構造の構図。今どき感。

 

この頃から、ハンドルバーバッグを使って替えのレンズを持ち運ぶようになりました。広角レンズで今までとは違う構図が作れるようになり、撮影の幅が広がったのがうれしい。

 

今年は社会も僕自身も変化の大きい1年だったので、こうして写真を見返していくと、そのときどきで感じていた思いがありありと蘇ってきます。感情だけじゃなく、温度も空気の匂いも、話していた内容も。

忙しく毎日が過ぎていく今だからこそ、そういった感覚を思い出させてくれる写真は、このラブサイで見せるため以外にも欠かせないものだと思っています。
来年も、ひとつひとつのライドを色々な表現で残していきたいなと思います。

Thanks!  Ryuji, Midori, Takashi, Taka, Mei, Hiroki, Rin, Rokuto, Hiroko, Masanaga, Tae, & Issei(登場順)

使用カメラ・レンズ

Fujifilm X-T4
XF35mm f1.4 R
XF18-55mm f2.8-4 R LM OIS

text by Tats@tats.cyclist

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