【プロダクトレビュー】TOKYO WHEELSウエストウォーマー：腹巻き舐めてた。

年齢を重ねるほど寒さ耐性がなくなり、冬に走るモチベーションが下がっていきます。
それを打開する一助になると思い、今冬からウエストウォーマーを導入。使用する中での良い点／気になる点を率直にレビューします。

review／Tats（@tats_lovecyclist）

1. スペック

TOKYO WHEELSブランドによるウエストウォーマー【Haramaki】。薄手の裏起毛素材を使った筒状のシンプルな形状で、色や素材で好みのものを選べます。

2. 購入の目的

下腹部は防御力が低い

サイクルウェアのトップスは前身頃の丈が短く、おへそから下の腹部はビブ+ベースレイヤーで防寒するしかありませんでした。ただビブは防風ではないものがほとんどで、気温が低いと腹部は冷え、それが体全体を冷やす要因にもなっていました。

それをカバーするためのウエストウォーマー。以前から存在は知っていましたが、日本古来の「腹巻き」のイメージが強く、自分が中年男性であることをわざわざアイテム買って主張しなくても、という誰得なプライドから、これまで見てみないふりをしていました。年々寒さが苦手になっているのに…。

で、TOKYO WHEELSが出しているウエストウォーマーは薄手の生地で“腹巻き感”がなくて、「これなら試せる」というノリで導入しています。

3. Pros/Cons

Pros

あったけぇ…：普通に真冬の寒さ耐性が上がります。腹巻き舐めてた。もっと早く導入すればよかった。
下腹部を温めると血行が良くなると言われていますが、実際に体全体が暖まることを実感できます。布一枚で想像以上の威力。
またジレと合わせれば体幹は完全防寒できるし、極寒のときは貼るカイロと合わせれば最強。

ビブの外側に着けても良いが、内側の方が見た目は良い

着用感：着心地ストレスフリー。これまで走っているうちにベースレイヤーの裾がずり上がってくることもありましたが、腹巻きがぴたっと抑えてくれるのも良いポイント。

薄手の裏起毛素材。肌触りも良い

外観：薄手の生地なのでラインが出ず、着けていることが外からわかりません。またシンプルな生地感で、たとえ腕を上げたときなどにお腹部分が出たとしてもベースレイヤーにしか見えない。

外から着けていることはわからない

Cons

なし：筒状なので脱着が面倒ではあるけれど、そういうものなので本プロダクト自体に特に問題はありません。Isadoreのウエストウォーマーのようにファスナーで簡単に脱着できるものもあるので、もしライド中に調整したければそちらを選ぶのが良さそう。ただ下腹部は余程暑くならない限り、付けっぱなしでもオーバーヒートしません。

筒状なので足から通して着用する

4. 結論

ロゴのタグだけのシンプルなデザインも良い

￥3,850で費用対効果はばっちり。お腹の冷えだけじゃなく体全体が暖かくなるので、中年男性以外にもおすすめです。
ジレとどっちがいいの？と迷うかもしれませんが、ジレはどちらかというと胸部に当たる風を防ぎ、体温を下げない目的で使います。対してウエストウォーマーは腹部を内側から温める性質のもの。それぞれ用途が違うため、併用することで冬耐性が高まっていることを実感しています。

ウエストウォーマーを購入する（TOKYO WHEELS）

レビュアー

Tats Shimizu（@tats_lovecyclist） 編集長。スポーツバイク歴10年。ロードバイクを中心としたスポーツバイク業界を、マーケティング視点を絡めながら紐解くことを好む。同時に海外ブランドと幅広い交友関係を持ち、メディアを通じてさまざまなスタイルの提案を行っている。メインバイクはFactor O2（ロード）とLS（グラベル）。