Universal Colours:深い色彩と、色褪せない普遍性の秋冬ウェア。

英国の『Universal Colours(ユニバーサル・カラーズ)』は、2020年の登場以降、新たな時代を担うブランドの一角として日本国内含めグローバルで大きな存在感を示しています。
今シーズンの「Volume 6」は秋冬の天候に対応し、重ね着ができる機能性を重視したコレクション。緑やオレンジといった新鮮な色合いが特徴的なウェアを重ね着しながらテストしました。

レビュアー

Yukari(@hii_road
スポーツバイク歴5年。Ridleyアンバサダー。ロンドン留学中に見た「弱虫ペダル」にはまり、帰国後すぐロードバイクを購入。ヨーロッパ18カ国をバックパックで回ってきた行動力や、仕事として携わってきたファッションへの感性を活かし、自転車に関わる活動を幅広く行っている。
Tats(@tats_lovecyclist
Love Cyclist編集長。スポーツバイク歴10年。ロードバイクを中心としたスポーツバイク業界を、マーケティング視点を絡めながら論じることが好き。同時に海外のアパレルブランドと幅広い交友関係を持ち、メディアを通じてさまざまなスタイルの提案を行っている。

Review/Tats & Yukari
Photo/Rin

*本レビューのウェアはUniversal Colours提供のものです。

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1. Universal Colours – Volume 6

ここ2〜3年で登場した新興ブランドの中でも、Universal Colours(以下UC)が特に注目を集めているのは、時代性を取り込むブランドコンセプト──ジェンダーニュートラル、デザインの普遍性、製造方法への配慮によるものが大きいと感じられます。

特にジェンダーニュートラルであることを起点に始まったブランドは従来にはほとんどなく、UCは立ち上げ当初からラインナップのウィメンズ/メンズ比が1:1となっていることが特徴です(一部ユニセックスあり)。

「女性用ラインに多くの努力を払っている」とUCが語るように、シルエットはラインが綺麗に出るようになっている

調和の取れた色彩で構成されるデザインはいつまでも色褪せることはないし(だから過去シーズンのウェアも継続して販売されている)、そのウェアは持続可能な方法で製造されています。それでいてパフォーマンスはほかのハイブランドと変わらない。

こうした要素からは、自転車の世界をより良い方向にドライブしたいという思いが感じられます。

ウィメンズコーデ

ジャージ:Spectrum Women’s Long Sleeve Jersey(¥23,000)
ジレ:Chroma Insulated Unisex Gilet(¥24,600)
ビブタイツ:Mono Women’s Bib Tight(¥30,400)
ネックウォーマー:Mono Neck Warmer(¥3,300)

メンズコーデ

ジャージ:Spectrum Men’s Long Sleeve Jersey(¥23,000)
ジレ:Chroma Insulated Unisex Gilet(¥24,600)
ビブタイツ:Chroma Thermal Merino Plus Men’s Bib Tight(¥36,100)

Spectrum ロングスリーブジャージ

Volume 6の中核となるのが、今シーズンから新たにラインナップに加わった『Spectrumロングスリーブジャージ』。
夏が終わると、周りには土の色や深みのあるグリーンが目に付くようになります。そうした秋の色調を反映した2種のデザインは、シックな秋冬のウェアリングを適度に華やかな印象にしてくれます。

UCはカッティングも絶妙だと常に感じる。締め付けすぎないけれど、短めの裾と長めの袖でスタイルが良く見えるシルエット

生地にはDWR(耐久撥水)加工が施されている。小雨程度なら防ぐが、通常の雨天だとレインジャケットとの併用がマスト。

ジャージは昨シーズンレビューした『Monoロングスリーブジャージ』と比較すると、生地により厚みがあって暖かく、カットにも少し余裕があります。
単体で着用したときの対応気温は、Monoが12-15℃あたりで、Spectrumは10-13℃あたりがターゲットゾーンな印象です。ただ風は通す素材なので、10℃以下では基本的にジレやジャケットを組み合わせて着こなします

Chromaインサレーテッドジレ

背面のロゴデザインが可愛いジレ

Chromaインサレーテッドジレ」は断熱素材を用いたジレ。汎用性が高く、秋冬に大活躍しています。

前面に断熱素材が使われているので、走行中に熱を蓄えて、停車中やダウンヒルで放熱するという仕組み
写真のように長袖ジャージの上に羽織っても良いし、それほど厚みはないので、真冬ならジャケットの下に着ることもあります。
ポケット付きなのもうれしい。

Chromaサーマルメリノプラス ビブタイツ

ビブタイツには新色のグリーンやブラウンがあり、Spectrumジャージとの組み合わせが至高
パッドは多くのトップブランドが採用しているエラスティック・インターフェイスのもの。適度な厚みで痛みは発生せず、パットが細めなのでペダリングがスムーズです。
メリノウールとナイロンを組み合わせたよく伸びる生地は、0℃前後であれば十分な保温性があります

 

2. Universal Coloursウェアの選び方

UCのウェアはMono(モノ)/Spectrum(スペクトラム)/Chroma(クローマ)の3カテゴリがあります。それぞれフィット感・生地・デザインに特徴があるため、ウェア選びの参考になるようカテゴリごとの違いを見ていきます。

ロングスリーブジャージ

●Spectrumロングスリーブジャージ(¥23,100):少しだけゆとりのあるナチュラルフィット。厚手の裏起毛リサイクル生地。目を引くスタイリッシュなデザイン

●Monoロングスリーブジャージ(¥23,100):タイトフィット。薄手の裏起毛リサイクル生地。ベーシックなデザイン

ジレ

●Spectrumジレ(¥16,500):パッカブルで軽量な防風・防水素材。玉虫色が美しい。シーズン通して活躍

●Monoジレ(¥16,500):パッカブルで軽量な防風・耐水素材(Spectrumと違って防水ではない)。Vol6限定商品。シーズン通して活躍

●Chromaジレ(¥24,700):前面に防風・断熱素材を使用した暖かいジレ。バックポケット付き。冬季に活躍

ビブタイツ

●Chromaビブタイツ(¥36,500):保温性&耐久性の高いメリノウール+ストレッチナイロン生地。中央部以外は薄いレース向けパッド。サスペンダータイプの肩紐。

●Monoビブタイツ(¥30,500):柔らかく暖かいリサイクルナイロン生地。サポート範囲の広い長距離向けパッド。メッシュ素材の肩紐。

サイズ選び

←Yukari(162cm)
ジャージ:ウィメンズXS、ジレ:ユニセックスXS、ビブショーツ:ウィメンズXS
→Tats(177cm/60kg)
ジャージ:メンズXS、ジレ:ユニセックスXS、ビブショーツ:メンズXS

上記着用サイズ、および商品ページに記載のサイズガイドを参考に選択してください。

 

3. 常にワードローブに入るブランド

ここ1年Universal Coloursのウェアはずっとお気に入りです。
ちょうど良い着心地、天候の変化に強い機能性、どのウェアでも組み合わせやすいカラーパレット、主張しすぎないブランドロゴ。好きな理由はいくつもありますが、一番の理由は、サイクリストを過度に装飾することなくパフォーマンス主導でつくられているため、ウェアに対してニュートラルな気持ちでいられること

山奥に行っても都市部を走っても、一緒に走る仲間がどんなスタイルでも、あらゆるシーンで着ていられるUCは、ワードローブに常に仲間入りすることは間違いありません

Universal Coloursウェア一覧を見る(公式サイト)

※サイズ選びなど疑問点がある場合、当メディアのお問い合わせフォームInstagramのDMまでお問い合わせいただければ適宜回答します。

Review/Tats & Yukari
Photo/Rin